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魔王的大陸篇 二百七十五話 打敗魔王的結界和地底世界

作者:SPT草包│2019-04-14 15:13:35│巴幣:8│人氣:586
四度目は嫌な死属性魔術師
討厭第四次的死屬性魔術師
作者:デンスケ
第十二章 魔王の大陸編 二百七十五話 魔王を打ちのめす結界と地底世界
第十二章 魔王的大陸篇 二百七十五話 打敗魔王的結界和地底世界
原文連結

 猛毒の海中を、クワトロ号は進む。周囲の海水をヴァンダルーの【消毒】で有毒な成分を消しながら。
 庫娃特蘿號前進於猛毒之海中。將周圍的海水用范達魯的【消毒】消去有毒的成分。
「このまま……真っ直ぐ……うっ、ううっ……もうちょっと下に潜って……そう、そのまま」
「就像這樣……筆直的…唔、唔唔……再稍微潛下去點……對,就像這樣」
 そして水深千メートル以下の深海なので分かり難いが、震えながら道案内をしているのは、人魚の女性だ。
 然後在水深一千公尺以下的深海雖很難懂,但一邊顫抖著一邊帶路的是人魚的女性。

 ピンクブロンドとでも評すのか、この世界でも珍しいピンク色の髪を腰より長く伸ばし、下半身は日光が届けば虹色の光沢を放っただろう鱗に覆われている。
 甚至可評論為粉紅金髮嗎,讓在這個世界也很稀奇的粉紅色的頭髮長到比腰還長,下半身被覆蓋著陽光照到的話會釋放彩虹色的光澤的鱗片。
 勿論容姿も美しく、彼女に声をかけられたらどんな船乗りでも惑わされてしまうだろう。更に、本来なら気品や威厳も漂わせていそうなのだが……。
 當然姿蓉也很美麗,被她打招呼的話無論是怎樣的船員都會被迷惑吧。並且,本來的話氣度和威嚴雖然也飄散著……。

「大丈夫? 休んでいてもいいんだよ?」
「要不要緊? 要休息也可以喔?」
 今はプリベルの触腕に抱き止められ、宥められているので威厳も何もない。
 現在因被普莉貝爾的觸腕緊抱不放、被安慰著威嚴什麼都沒了。
「こ、心遣いは感謝する。だが、妾は人魚の長、ドーラネーザ! 我が一族の名誉にかけてっ、我が神の使命をっ、やり遂げ、必ずやり遂げてみせる!」
「感、感謝關心。但是,妾身是人魚之長,朵菈涅薩! 賭上吾之一族的名譽,將吾神的使命、完成,必定完成給妳看!」

 ドーラネーザが何故怯えながら道案内をしているのかと言うと……彼女は驚くべき事に、魔王の大陸に住む人魚の長だと名乗った。正確には魔王の大陸に昔から住んでいたのではなく、数年前にバーンガイア大陸で、とある冒険者が指揮を執った大掛かりな討伐隊に住みかを追われ、生き残った一族の者達を纏め、更に同盟関係にあった魔人族の一族と共に移住してきたそうだ。
 要說朵菈涅薩為何會一邊害怕一邊在帶著路的話……她該讓人吃驚的是、自報姓名為住在魔王的大陸上的人魚之長。正確來說並非是從以前就居住在魔王的大陸,似乎是數年前在邦蓋亞大陸,被某冒險者執行指揮大規模的討伐隊追到住處,聚集倖存一族的人們,並且與存在同盟關係的魔人族一族一起移居過來。

 バーンガイア大陸から遠く離れた魔王の大陸まで、神に導かれての壮大な旅のエピソードはドーラネーザに「長いから」と省略されてしまったが、つい数日前彼女達の一族が奉じている『紅南海の正悪神』マリスジャファーという神から、彼女は神託を受けた。
 從邦蓋亞大陸遠離到魔王的大陸,被神引導的雄壯旅行插曲雖被朵菈涅薩以「因為很長」省略了,但不知不覺數日前她從她們一族所侍奉著名為『紅南海的正惡神』馬利斯嘉法的神那,接到了神諭。

 その神託によって一族が代々守り、今は彼女が体内に宿している【魔王の欠片】を使って、ヴァンダルー達を猛毒の海で待っていたのだ。彼らを自分達の住まいに案内するために。
 根據那個神諭她使用了一族所世代守護、現在寄宿在體內的【魔王的碎片】,讓范達魯他們待在猛毒的大海。為了帶領他們到她們自己的住所。
 だが、はるか上空で体長百メートルを超える真なる巨人を始めとする亜神とクワトロ号の戦いが始まってしまった。
 但是,在遙遠的上空以身長超過一百公尺的真正的巨人為首,亞神與庫娃特蘿號的戰鬥開始了。

 海中にまで届く爆発音に、亜神達の咆哮や怒号、そして落ちてくる巨体。このままでは自分の上にも巨体が降ってくるかもしれないので、深く潜ろうとした時にクワトロ号が突っ込んできて、それを追って轟雷や巨大な岩等、様々な攻撃が海に叩きつけられた。
 傳達到海中的爆炸聲加上、亞神們的咆哮及怒吼,還有掉落下來的巨大身體。在因就這樣巨大的身體也會掉到自己上方來也說不定,而打算深深潛入的時候庫娃特蘿號衝了進來,追著那個的轟雷及巨大岩石等,各種攻擊被砸到海上。

 ドーラネーザの脳裏にこれまでの人生が走馬灯のように走ったが、彼女がクワトロ号にぶつかる前にヴァンダルーが伸ばした舌に絡めとられ、甲板に引っ張り上げられて助かった。
 雖在朵菈涅薩的腦海裡至今為止的人生如同跑馬燈般跑著,但她在庫娃特蘿號撞到之前被范達魯伸出的舌頭綁住,被拉到甲板上得救了。

 しかし、クワトロ号は高位のアンデッドだらけ。それも、撤退したばかりで戦意や殺気を放ち、気も立っている者ばかりだ。ドーラネーザがそうした、並の騎士なら恐怖のあまり意識を失いかねない強烈な気配に震え上がってしまったのである。
 可是,庫娃特蘿號盡是高位的不死族。而且,盡是因才剛撤退釋放著戰意或殺氣、情緒激昂著的人。朵菈涅薩就這樣,對若是普通的騎士有可能會過於恐怖而失去意識的強烈氣息戰慄不已。

 それでも使命感から震える口調で簡単な自己紹介を済ませ、道案内を行っていたのだ。流石一族の長といったところだろうか。
 儘管如此也因為使命感用顫抖的語氣完成簡單的自我介紹,進行著帶路。畢竟是所謂的一族之長吧。
「うんうん、頑張ったね。ドーラちゃん、偉いよ」
「嗯嗯。努力了呢。朵菈醬,了不起喔」
 そのドーラネーザを、アンデッドではない、水中で呼吸と発声が可能なプリベルが宥めて、元気づけていたのである。
 並非不死族,在水中也可以呼息和發聲的普莉貝爾安慰、鼓勵著那位朵菈涅薩。

 ……口調と語った過去から、既に成人している一集団の長を幼児のようにあやすのは無礼ではないかと思うが……ドーラネーザ本人は全く気にしていないようだ。実は恐怖のあまり幼児退行しているのか、もしかしたら気さくな性格の持ち主なのかもしれない。
 ……從語氣和訴說的過去來看,雖認為把已經是成年人的一集團之長像幼兒般哄著是不是很不禮貌……但朵菈涅薩本人似乎完全不介意。其實是過於恐怖而幼兒退化了或、說不定是直爽性格的擁有者也說不定。

「ううっ……もう良い。お蔭で落ち着いた。ところで、あの者は何をしているのじゃ?」
「嗚嗚……已經可以了。幸虧有妳冷靜了。話說回來,那個人在做什麼啊?」
「鰓呼吸の練習と、尋問だって」
「問過了,說是鰓呼吸的練習」
 ドーラネーザが指したあの者、ヴァンダルーはクワトロ号のマストに【魔王の吸盤】で張り付き、【魔王の鰓】で呼吸していた。魚のように口を開けて鰓に海水を当てるとしょっぱくてしかたがないので、鰓をヒレのように体表に露出させ、流れる海水に当てて新鮮な酸素を吸収している。
 朵菈涅薩所指的人、范達魯用【魔王的吸盤】吸附在庫娃特蘿號的船桅上,用【魔王的鰓】呼吸著。因像魚一樣開口讓海水打在鰓上會鹹得不得了,讓鰓像鱗片般露出體表,暴露於流動的海水裡吸收著新鮮的氧氣。

 ちなみに先程の戦いの結果、ヴァンダルーは【怨狂士】ジョブのレベルがカンストしていた。ドーラネーザの【魔王の欠片】にも気がついている。
 順帶一提剛才戰鬥的結果,范達魯【怨狂士】職業的等級封頂了。也注意到了朵菈涅薩的【魔王的碎片】。
 しかしジョブチェンジや欠片の摘出を彼女に打診するのは、クワトロ号が安全な場所に着いてからにするつもりだ。
 可是職業變更及跟她打聽碎片的摘出,是庫娃特蘿號到了安全的地方之後要做的打算。

 万が一、ジョブチェンジ中や欠片の摘出中に襲われたら危ないし、ドーラネーザの【魔王侵食度】のレベルは低く抑えられているそうなので、一刻を争うと言う程深刻ではないと判断したからだからだ。
 因為萬一、職業變更中或碎片的摘出中被襲擊的話會很危險,因朵菈涅薩的【魔王侵蝕度】等級似乎被壓制的很低,判斷為並非是所謂分秒必爭程度的嚴重。

 その結果行っているラダテルやズヴォルド、レポビリスの霊を対象にする尋問である。
 將實行了那個結果的拉達泰爾及茲沃魯多、雷珀畢利斯的靈當對像盤問著。
『……中々上手くいきませんね』
『……無法相當順利呢』
 亜神の霊だけあって、どの霊も格が高く、生前に【神喰らい】や【魂喰らい】で攻撃していなかったら、最後の力を振り絞って悪足掻きをしていたかもしれない。
 只有亞神的靈在,哪個靈的格都很高,在生前沒有用【神噬】或【魂噬】攻擊的話,會竭盡最後之力做著垂死掙扎也說不定。

 亜神は肉体をもつため、地上で活動する際に受ける制約は、神よりもずっと少なくてすむ。だが、肉体が在る事は亜神にとって、弱点でもあるのだ。
 亞神因為擁有肉體,在地上活種之際所受到的制約,比神還少得多就結束了。但是,有肉體對亞神來說,也有著弱點。
 神なら魂を砕かれなければ、どれだけ深い傷を負ったとしてもいつか復活する事が出来る。しかし、亜神は人間と同じように、肉体が一定以上傷つけば死ぬ。
 神的話若不是被碎魂,就算身負多麼重的傷遲早也能復活。可是,亞神與神類一樣,肉體受到一定以上的傷就會死。

 だが普通の生き物と違い、亜神は死んでも時々物品に宿ったり、最後の力で呪ったり、霊だけで実体化して最後の悪足掻きをする場合がある。
 但是與普通的生物不同,亞神有著即便死了也時常又是寄宿到物品上,又是以最後之力念咒,做出只有靈實體化的最後垂死掙扎的情況。
 勿論、そんな事が出来るのは亜神の中でも一定以上の力を持つ者だけだが。
 當然,能做到那種事的在亞神之中也只有擁有一定以上力量的人。

 ラダテル達にはそれ程の力はないが、ヴァンダルーに情報を渡さないために、消滅前提で数秒だけ実体化する事を選んでいたかもしれない。
 拉達泰爾他們雖沒有那種程度的力量,但為了不把情報交給范達魯,在以消滅為前提的僅僅數秒只能選擇實體化了。
『貴様に惑わされんぞ、魔王! お袋の仇の味方など、誰がするか!』
『才不會被你小子誘惑勒,魔王! 娘親仇人的同夥之類的,誰會做啊!』
 このように、ラダテルは霊になってもヴァンダルーの【死属性魅了】、それから覚醒した【誘引】に抵抗していた。
 就像這樣,拉達泰爾就算成為了靈也抵抗著范達魯的【死屬性魅惑】、從那覺醒了的【引誘】。

 同じ亜神でも原種吸血鬼のグーバモンやテーネシアとは大きな違いだが、グーバモン達は正気を失った状態で死んだのに対して、ラダテルは正気を保っていたうえにヴァンダルーに対して強い憎しみを抱いていた事が影響しているのかもしれない。
 雖然即便同是亞神也與原種吸血鬼的古巴蒙和蒂妮西亞大大不同,但相對古巴蒙他們是在失去神智的狀態下死去,拉達泰爾是有著在保持神智之下抱持著對范達魯的強烈憎惡的影響也說不定。

『何度も言いますが、俺はお前の母親を殺したグドゥラニスとは別人です』
『雖說了好幾次,但我與殺了你母親的古都拉尼斯是不同人』
 そんな憎しみを減らせないかと説得を試みるヴァンダルーだが、効果は無かった。
 雖然范達魯試著說服是否能減少那樣的憎惡,但沒有效果。
『黙れ! 【魔王の欠片】を集めておきながら、いけしゃあしゃあと! そんなふざけた格好で儂が気を抜くと思ったか!』
『閉嘴! 一邊收集著【魔王的碎片】,一邊如此厚顏無恥! 是想以那種開玩笑的姿態讓我鬆懈嗎!』
 どうやら、ラダテルの中では【魔王の欠片】を持つ存在は、全てグドゥラニスと同罪であるらしい。恐らく、彼の父親であるブラテオも同じ考えでヴァンダルーに憎しみや恨みをぶつけて来たのだろう。
 看來,在拉達泰爾心中擁有【魔王的碎片】的存在,似乎全部都與古都拉尼斯同罪。恐怕,身為他父親的布拉泰歐也以同樣的思考將憎惡及仇恨砸了過來吧。

 確かに【魔王の欠片】はグドゥラニスの一部で、寄生した宿主を侵食し乗っ取ろうとするから、完全に間違っているとも言えない。しかし、ヴァンダルーにとっては「坊主(魔王)憎けりゃ袈裟(欠片)まで憎い! 袈裟(欠片)を着ている貴様も憎い!」と言われているようで、理不尽にしか思えなかった。
 確實【魔王的碎片】是古都拉尼斯的一部份,且因為打算侵蝕奪取寄生的宿主,也不能說完全搞錯了。可是,對范達魯來說就像被說了「和尚(魔王)可憎到連袈裟(碎片)也可很憎! 穿著袈裟(碎片)的你小子也很可憎!」,只能認為太不講理了。

 もしかしたら、時間をかければラダテルも魅了出来るかもしれない。数日から数ヶ月もあれば。
 或許,花時間的話拉達泰爾也能魅惑也說不定。有數天到數個月的話。

『じゃあ、お前はもういいです』
『那麼,你已經沒用了』
 だが、そこまでの価値と魅力をラダテルには感じなかった。
 但是,感覺不出拉達泰爾有到那程度的價值與魅力。
『っ!? ギャアアアアアア!』
『!? 嘎啊啊啊啊啊啊!』
 ヴァンダルーは尋問を諦め、ラダテルの魂を喰らった。解放すると危険かもしれないからだ。
 范達魯放棄盤問,吃了拉達泰爾的靈魂。因為解放會很危險也說不定。

 亜神が死んだ後、その魂が何処へ行くのかは分からない。ロドコルテの元とは思えないため、神の魂が死後に行きつく場所が何処かに在るのかもしれない。もしくは、世界を循環するエネルギー的なものに還元され、その一部になるのかもしれない。
 亞神死了之後,不知道那個靈魂會去往何處。因為不認為是羅多可魯帖的身邊,神的靈魂在死後會去到的地方存在於某處也說不定。或是,被還原成循環世界的能量性的東西,成為那一部分也說不定。

 しかし、ラダテルの霊を解放していたらその前にブラテオの元に戻り、ヴァンダルー達が何処に向かっているのか……ドーラネーザ達人魚の存在を教えるかもしれない。
 可是,解放拉達泰爾的靈的話在那之前會回到布拉泰歐的身邊,告知范達魯他們的正朝向哪裡或……朵菈涅薩她們人魚的存在也說不定。
 亜神であるラダテルは、神と違って死んだら通常の生物と同じようにそのまま復活する事はない。そして、魂を喰らって消滅させたい程の恨みや憎しみはない。
 身為亞神的拉達泰爾,與神不同死了的話就與通常的生物一樣不會就那樣復活。而且,沒有想要噬魂使其消滅掉程度的仇恨及憎惡。

 だが、ドーラネーザと彼女の一族やまだ見ぬヴィダの新種族達を危険に晒してまで、情けをかけ、惜しむ存在ではない。
 但是,也不是甚至讓朵菈涅薩和她一族及還未見過的維達新種族們暴露在危險裡,也需要同情、婉惜的存在。
『……味はまあまあ』
『……味道普普』
 ラダテルの魂はちょっと硬めの赤身肉と言う感じで、噛めば噛むほど旨味を感じる。
 拉達泰爾的靈魂說是有點硬的紅肉的感覺,越咬越能感到美味。

 食い応えがあり、御使いや英霊ではなく、やはり神なのだなと思わされる。ただ、能力値の上昇やスキルの獲得はないようだ。
 被認為很有嚼勁,並非是御使或英靈,果然是神啊。只是,似乎沒有獲得能力值的上升或技能。
『それはともかく、お前達は俺に話す事はありますか?』
『那個姑且不論,你們有話對我說嗎?』
 視線を向けたのは、ズヴォルドとレポビリスの霊だ。
 將視線朝向的是,茲沃魯多和雷珀畢利斯的靈。

『うぬぅぅぅっ!』
『唔呶!』
『ギィィィィ♪』
『嘰♪』
 ズヴォルドはラダテルと同じように抵抗しているが、苦しげに唸りながら悶えているので、その内堕ちそうだ。
 茲沃魯多雖與拉達泰爾一樣在抵抗著,但由於一邊痛苦地呻吟一邊煩惱著,似乎不久就會墮落。
 レポビリスは、もう堕ちている。ただ、霊の損傷が大きいので情報源としての信用度は微妙だが。
 雷珀畢利斯,已經墮落了。只是,由於靈的損傷很大作為情報源的信用度很微妙就是了。

 そうして尋問をしていると、時折深海の魔物の姿が見えるが、ヴァンダルーが視線を向けるとすぐに逃げていった。恐らく、亜神達の霊の存在感と、それを追い詰める彼に恐れをなしたのだろう。だが、何故か逆に近づいて来て、懐いてしまう魔物が時々いる。
 就這樣做出盤問後,雖有時能看到深海魔物的身影,但范達魯將視線朝向後就馬上逃跑了。恐怕,是對亞神們的存在和、將那個逼到絕境的他造成了畏懼了吧。但是,不知為何時常有反過來靠近過來、親近的魔物。

『坊主、その卵は?』
『小子,那個卵是?』
 尋問が一段落したらしいと見て取ったボークスがヴァンダルーに近づき、彼の頭にくっついている球体を指差して訊ねた。
 看穿盤問似乎告一段落的波庫斯用手指著詢問靠近范達魯、緊靠著他的頭的球體。
『さっき流れて来たこのタコのような、イカのような魔物に産み付けられまして。どうやら託されたようです』
『被產在剛才流過來像這個章魚般、烏賊般的魔物上。看來好像被託付了』
 ちなみに親は力尽きて死んだので、咄嗟にアンデッド化させた。産卵を終えると寿命を迎える生態なのか、それともただ力尽きただけだったのかは、分からない。
 順帶一提由於雙親力盡而亡,瞬間被不死族化。不知道是,結束產卵後迎來命終的生態嗎、還是說僅僅只是用盡力氣了呢。

 今はアンデッドリトルクラーケンとなって、ヴァンダルーの頭にくっつけた卵に新鮮な海水を吹きかけている。
 現在成了不死族小克拉肯,正在將新鮮的海水猛吹向貼在范達魯頭上的卵。

『ところで、追っ手はどうですか?』
『話說回來,追趕者怎樣了?』
 勿論、追っ手に対する警戒も怠っていない。相手は人間ではなく、強靭な肉体を持つ亜神達だ。水深一千メートルの深海でも、猛毒の海水で満ちている海域や、渦が森のように乱立する海域でも、潜って追いかけてくる可能性がある。
 當然,對於追趕者的警戒也沒有懈怠。對手並非人類,是擁有強韌肉體的亞神們。即便是水深一千公尺的深海,還是用猛毒的海水充滿著的海域或、漩渦像森林般亂立的海域,都有潛入追趕過來的可能性。

 特に水属性に親しい龍や巨人は、魚以上に水中を自由自在に泳ぐ事が出来る。クワトロ号はドーラネーザの案内のお蔭で安全な航行が可能になっているが、龍や真なる巨人なら多少の渦や猛毒は強引に突破する事で、案内がなくても追う事が出来るだろう。
 特別是親近水屬性的龍及巨人,能在魚之上自由自在地優游於水中。庫娃特蘿號雖是因托朵菈涅薩帶領的福變成可以安全的航行,但若是龍及真正的巨人多少漩渦或猛毒都會強行突破,就算沒有嚮導也能追上。
 だが、追っ手は今のところいないようだ。
 但是,追趕者此刻似乎不在。

 海に潜って暫くの間は投岩や落雷等が続いたが、今では海面上からの攻撃はないようだ。落雷だけなら深海まで届いていないだけかもしれないが、岩も落ちて来ないので、恐らくそうだろう。
 潛入海裡的片刻之間投岩及落雷等雖持續著,但現在似乎沒有來自海面上的攻擊。只有落雷的話雖只是無法傳到深海裡也說不定,但由於岩石也沒有掉落下來,恐怕就是如此吧。

『姿は見えねぇから、こっそりついて来ているって事はねぇだろう。上から一気にここまで潜って来るって事も考えられるから、警戒は続けるが……奴等も警戒してるんじゃねぇか?
『因為沒看到身影,也沒有悄悄跟過來吧。因為也要考慮從上面一口氣潛入到這裡來,警戒雖持續……但那些傢伙們是否也在警戒呢?
 深追いしたら、また坊主の大技を喰らうんじゃないかって』
 像深追的話,會不會又吃到小子的大技呢』

『それに、奴らも無傷ではありません。ヒトデは討ち取り、貝も最低でも重傷。他の巨人や龍もほとんどが傷を負っているでしょう。
『而且,那些傢伙們也不是無傷。海星討伐了,貝至少也是重傷。其他的巨人或龍大部分也都附傷了吧。
 逃げるのなら、逃げて欲しいというのが奴らの今の心境かもしれません、ヂュオォォ』
 是說若能逃、很想要逃是那些傢伙們現在的心境也說不定,啾喔』

 会話に入って来た骨人がそう発言する。
 加進對話裡來的骨人如此發言。
 確かにと、ヴァンダルーは逃げ出す前のゴーン達の様子を思い出して頷いた。あの時は、【界穿滅虚砲】を敵が多い場所に向かって一薙ぎした。その結果、直撃した敵は少ない。骨人が止めを刺した『ヒトデの獣王』レポビリスぐらいだ。
 確實,范達魯回想起逃出去之前的貢他們的樣子點點頭。那個時候,將【界穿滅虛砲】朝敵人很多的地方一掃。那個結果,直擊的敵人很少。骨人好像斷送了『海星的獸王』雷珀畢利斯。

 しかし手足に余波を受けて傷を負い、得物が損傷してしまった者は数多い。それに、ヴァンダルーは三柱の亜神、『雷の巨人』ラダテル、そして『大渦龍神』ズヴォルドとヒトデの獣王レポビリスの霊を捕えていた。
 可是手腳遭受餘波受了傷、武器損傷了的人數量很多。而且,范達魯抓住了三柱亞神,『雷之巨人』拉達泰爾、還有『大渦龍神』茲沃魯多和海星的獸王雷珀畢利斯的靈。

 あの集団の中では中心的な立場にあったとは思えない三柱だが、敵の総数が三十柱以上だと想定しても、約一割の戦力減、重傷者が戦えない状態ならそれ以上に戦力は下がる。
 雖然不認為是在那個集團之中立於中心立場的三柱,但敵人的總數就算預估是三十柱以上,也是約一成的戰力減少,若是重傷者無法戰鬥的狀態是在這之上的戰力下降。
 それに深い傷を負った亜神達では、思うように動けないはずだ。
 而且受了重傷的亞神們,應該無法如同所想般的行動。

『なるほど。連中は俺達を待ち伏せしていましたし……俺達が逃げたと見せかけて、自分達と同じように待ち伏せているのではないかと警戒しているのかもしれませんね』
『原來如此。一夥人埋伏了我們……而正在警戒著我們是否假裝逃跑、與他們自己一樣在埋伏著也說不定呢』
 自分達が行った作戦を、そのままそっくり返される。ゴーン達にとって、それは警戒に値する展開のはずだ。
 將他們自己執行的作戰,就那樣一模一樣的奉還。對貢他們來說,那應該是值得警戒的展開。

 それにゴーンが率いていた亜神達の中には、海の中が苦手な存在も多かった。『岩の巨人』であるゴーン本人は勿論、天候を司る巨人のブラテオ、そしてボークスが重傷を与えた金色の鎧を着た巨人等は、海での戦いは避けたいだろう。
 而且在貢所率領著的亞神們裡面,海中很不擅長的存在也很多。身為『岩之巨人』的貢本人不說,司掌天候的巨人布拉泰歐、還有波庫斯給予了重傷穿著金色鎧甲的巨人等,在海上的戰鬥會想要避開吧。

『だが、油断は禁物かと。先ほど数柱の神も降臨していましたから』
『但是,要說切記疏忽嗎。因為剛才數柱的神也降臨了』
『遠くに見えた援軍の連中は無傷だろうしな。それに、中には頭に血が上って突っ込んでくる奴もいるかもしれねぇ。
『在遠方看到的援軍一夥人是無傷的吧。而且,在裡面有腦充血衝進來的傢伙也說不定呢。
 真なる巨人にはおおらかな奴も多いが、短気な単細胞も多いって神話で聞いたしな』
 在真正的巨人裡豁達的傢伙雖也很多,但性急的單細胞也很多是神話裡聽來的呢』

『ああ、ボークスの言う通りだ』
『啊啊,如同波庫斯所言』
 巨人種のゾンビであるボークスは、そう言いながら暗い深海の海を見つめて言う。ミハエルも、そう同意する。『……おい、ミハエルよ。ふと思ったんだが、ジーナやザンディアの嬢ちゃんは殿ってつけるのに、何で俺は呼び捨てなんだ?』
 身為巨人種殭屍的波庫斯,一邊如此說一邊凝視黑暗深海的海洋說著。米亥爾也、如此同意。『……喂,米亥爾喔。雖是突然想到的,但明明吉娜及贊蒂亞小姑娘有加上殿,為何我卻是直呼其名的呀?』
『忘れたのか? お前が呼び捨てで呼べと言ったんだぞ』
『忘記了嗎? 是你說要直呼其名的喔』

『ああ? そうだったか?』
『啊啊? 是那樣嗎?』
『そうだ。それに、仕えている主君の婚約者を呼び捨てで呼ぶのは、抵抗がある。正直、『殿』でも馴れ馴れし過ぎるのではないかと思っているぐらいだ』
『是呀。而且,直呼其名稱呼所侍奉的主君的婚約者,是有所抵抗的。老實說,我甚至認為用『殿』是否太過親暱了呢』

『……堅物だな、お前。俺と同じ冒険者だったはずだろうが』
『……真古板啊、你。應該與我一樣是冒險者的吧』
『生前は貴族との取引も多く、礼儀作法も学んだ。ボークス、人間社会はタロスヘイムのように無骨物に寛容ではなかったんだ』
『生前與貴族的交易很多,禮儀也學了。波庫斯,人類社會是不會像塔洛斯海姆般對粗魯物寬容的』

『それはともかく、ジーナやザンディアの呼び方は当人同士が納得していれば、別に何でもいいと思いますよ』
『那個姑且不論,吉娜及贊蒂亞的稱呼方式我認為當事人們同意的話,不就怎樣都好了』
 皇帝の婚約者を呼び捨てで呼ぶ。国が国なら不敬罪だが、ヴィダル魔帝国では今更である。国家元首のヴァンダルー自身も、呼び捨てや愛称で呼ばれる事も多いのだし。
 直呼其名稱呼皇帝的婚約者。雖然國若為國乃不敬之罪,但在維達魯魔帝國卻是事已至此了。國家元首的范達魯自身,也很多是用直呼其名或愛稱來稱呼。
 ボークスやこの場に居ないザディリスなんて、坊主、坊やと今でも呼んでいる。
 波庫斯及不在場的札蒂莉絲之類的,現在也是用小子、小傢伙稱呼著。

『ボス! 人魚のお姫さんの言っていた、デカい渓谷が見えてきましたぜ!』
『老大! 人魚的公主說了,能看到巨大的溪谷了!』
 船首で進路を見ていた『死海四船長』が声を上げる。
 在船首看著前進方向的『死海四船長』發出了聲音。
「妾は姫ではないのだが……せめて名前で呼んでくれぬか? もう成人しているのだ」
「雖然妾身並非公主……但至少不能用名字來稱呼嗎? 都已經成年了」
『そりゃすまねぇ』
『是嗎抱歉』
 アンデッドにも慣れて来たのか、それともボークス達の殺気が消えたからか、ドーラネーザがそう抗議した。
 是習慣了不死族嗎,還是說因為波庫斯他們的殺氣消失了呢,朵菈涅薩如此抗議著。

「そうだよね、もう成人してるよね」
「也是呢。已經成年了呢」
「ん? どうした、プリベル、様子がおかしいようだが?」
「嗯? 怎麼了,普莉貝爾,雖然樣子好像很奇怪?」
「何でもないよ、本当に何でもないんだよ。たださ、ボク、気がついたら姫になっちゃってて、どうしたら姫ではなくなるのかなって」
「什麼都沒有喔,真的什麼都沒有喔。只是呢,我,注意到的話就當上公主了,要怎麼做才當不成公主呢」

「えっ? 何の話じゃ?」
「咦? 這是什麼意思?」
「ドーラちゃんは何か知ってる? スキルの名前はもう仕方ないにしても、まだランクアップ出来るはずだから、種族名はどうにかしたいんだよね」
「朵菈醬知道什麼嗎? 因為就算技能的名字已經沒辦法了,應該也還能晉階,種族名總能想點辦法吧」
「ぷ、プリベル、落ち着け、目が据わってきているぞ」
「普、普莉貝爾,冷靜點,雙眼發直了喔」
 そうしているうちに、クワトロ号が入る事が出来る程広い海底渓谷が姿を現した。
 在那樣做的期間,庫娃特蘿號能進入左右的寬廣海底溪谷現身了。

「この渓谷の底を進めば、我が神によって、人……ヴィダの新種族にしか見えないよう、結界が張られている洞窟がある。その洞窟を進んだ先が、妾の第二の故郷じゃ」
「沿著這個溪谷底部前進的話,有著經由吾之神,張開了人……只有維達的新種族看得見的結界的洞窟。沿著那個洞窟前進的前方……是妾身的第二個故鄉」
『念のために聞きますが、進んだ先に空気はありますか?』
『雖是為了慎重起見才問的,但在進去的前方有空氣嗎?』

『勿論ある。その地で暮らすのは、妾達人魚だけではないからな』
『當然有。因為在那個地上生活著的,並非只有妾身我們人魚呢』



 洞窟の入り口は見つかったが、ヴァンダルーに大きな傷を残した。
 洞窟的入口雖找到了,但給范達魯留下大大的傷痕。
 洞窟の入り口は、案内人のドーラネーザとプリベルがすぐ見つけた。結界で隠されていなければ、それだけ大きく目立つ洞窟だったのである。
 洞窟的入口,帶領者朵菈涅薩和普莉貝爾馬上就發現了。是如果沒用結界隱藏,就是那樣大大的醒目的洞窟。

『見えましたよ、本当に見えたんです。ただ、すごく薄っすらと、見間違いかなって思う程薄くですけれど』
『看得到喔,真的看到了。只是,非常稀薄,會認為是否看錯了的程度的稀薄就是了』
 ただ、ヴァンダルーの目にはほとんど映らなかったのだが。この出来事は、自分は人間(ヴィダの新種族)であると言う彼の自負に、大きな影を落とした。
 只是,在范達魯的眼裡幾乎沒顯現就是了。這件事,給說了自己是人類(維達的新種族)的他的自負,蒙上大大的陰影。

『気にする必要ないよ、陛下君! 私なんて全く見えなかったから!』
『沒有必要介意喔,陛下君! 因為我也完全看不見!』
『ええ、全く見えませんでした!』
『對,完全看不見!』
『プリベルには見えたのにねー。やっぱり元スキュラじゃダメかー』
『明明普莉貝爾能看到呢。果然原斯庫拉不行嗎』
『元巨人種もね。でも、神様の結界ってすごいよ。魔術の気配も感じなかったよ』
『原巨人種也是呢。但是,神明大人的結界好厲害喔。魔術的氣息也感覺不到喔』

 そして元巨人種のジーナ達巨人種ゾンビや、レビア王女達属性ゴーストにも、洞窟の入り口は見えなかった。どうやら、生前が何であれ現在アンデッドだと見えないらしい。
 然後原巨人種的吉娜她們巨人種殭屍及、蕾碧亞公主她們屬性幽靈也是,看不到洞窟的入口。看來,生前是什麼現在是不死族的似乎都看不到。

『おお、俺にも全く見えなかったぜ』
『喔喔,我也完全看不到喔』
『当然ですが、私にも見えませんでした』
『雖是當然的,但我也看不到』
『ヂュオォ……』
『啾喔……』
 そしてボークスと、当然生前人間だったり、ネズミの霊だったりするミハエルや骨人も見えなかった。他のアンデッドも同様である。
 然後波庫斯和、當然生前又是人類、又是老鼠靈的米亥爾及骨人也看不見。其他的不死族也是一樣。
チプラス達も見えなかったそうなので、アイラが居ても見えなかっただろう。
由於奇普拉斯他們似乎也看不見,就算愛菈在也看不見吧。

『……まあ、そうですね。気にしても仕方がないですよね。ありがとう、皆』
『……算了,也是呢。就算在意也沒有辦法呢。謝謝,各位』
 皆に慰められて、ヴァンダルーは何とか立ち直った。
 被眾人安慰,范達魯想辦法恢復了。
 こうなると新しいヴィダの新種族……カオスエルフや冥系人種、ドヴェルグや冥獣人種は見る事が出来るのか気になるところだと彼は思った。
 他想著這樣的話新的維達新種族……混沌精靈及冥系人種、暗黑矮人及冥獸人種能看到嗎的在意點。

「これは我が神、マリスジャファーが妾に案内をするよう遣わす訳じゃな」
「這是吾之神、馬利斯嘉法派遣妾身去帶領的理由」
「そうだね。ボクが乗り合わせていたのは偶々だし」
「也是呢。我偶然同乘是碰巧」
 ドーラネーザの言う通り、もし彼女達が奉じている神がヴァンダルー達に直接コンタクトを取ったとしても、これでは洞窟の入り口に気がつかなかったかもしれない。
 如同朵菈涅薩所說,就算假如她們所侍奉的神採取直接接觸范達魯他們,也會就這樣沒注意到洞窟的入口也說不定。

 恐らく、魔物やアルダ勢力の亜神を警戒して張られた結界なのだろうが……ドーラネーザと合流できず、プリベルも居なかったら、洞窟の場所だけを教えられても気がつかなかっただろう。
 恐怕,雖是警戒著魔物及阿魯達勢力的亞神而被張開的結界吧……但不能與朵菈涅薩匯合,普莉貝爾也不再的話,就算被告知了洞窟的場所也不會注意到吧。

『まあ、それはともかく。どれくらいで着きますか?』
『算了,那個姑且不提。還有多久會到呢?』
「妾が普通に泳いで約三時間だが、この船は妾より早い。もうすぐのはずじゃ」
「雖然妾身普通地游泳大約要三小時,但這艘船比妾身還快。應該快到了」
 洞窟に入ってから、変化の乏しい丸い筒状の内部を曲がったり潜ったりしながら進んでいる。既に方向感覚は効かなくなってきている。
 進入洞窟之後,一邊又是轉彎又是潛入缺乏變化的圓形筒狀內部一邊前進著。方向感已經變得不起作用了。

 ドーラネーザが応えてからしばらくした頃、前方に上から明るい光が差し込む空間があるのに気がついた。
 朵菈涅薩回應之後過一會的時候,注意到在前方有明亮的光芒從上方照射下來的空間。
「あれじゃ。あれが洞窟の出口じゃ。そのまま前進して、海面に浮上すると良い」
「就是那個。那是洞窟的出口。就這樣前進,可以浮出海面」
『了解! 野郎共、浮上の準備をしておけ!』
『了解! 混小子們,準備上浮!』
 それまで暗く、時折目の無い魚や透明な海老を見かける程度だった海が、光に近づくにつれてにぎやかになる。
 那麼樣黑暗、有時能看見無眼魚或透明的蝦子程度的大海,雖著接近光芒而變得熱鬧。

 そして洞窟の出口から出ると、そこは普通の……いや、生態系が豊かな海のように見えた。
 然後從洞窟的出口出來後,能看到那裡是普通的……不,生態系很豐富的大海。
 大小様々な魚が群れをなして泳ぎ、海底には美しいサンゴ礁や、大型の海藻の森がある。
 大大小小各種的魚成群結隊優游,在海裡有美麗的珊瑚礁及、大型的海藻森林。
『ぎぃぃぃ?』
『嘰?』
 だが、海面から浮上したクワトロ号は戸惑うような声をあげた。この海は、正確にはこの場所にはこれまでクワトロ号が航行してきた場所とは、大きく異なる事が分かったからである。
 但是,從海面浮出的庫娃特蘿號發出困惑般的聲音。是因為能明白這片大海,正確來說是這地方所謂至今庫娃特蘿號所航行著的地方,大大的不同。

 上を見上げると、雲がある。しかし、青い空ではなく硬そうな鉱物の天井があった。太陽だと思っていたのは、宙に浮かぶ光輝く球体である。そして周囲には壁があり、地下水が滝となって海に降り注いでいる。
 仰望上面的話,有雲。可是,並非是藍天而是有堅硬似的礦物的天花板。認為是太陽的是,漂浮在空中光芒閃耀的球體。然後在周圍有牆壁,地下水化為瀑布傾注於大海。

「かひゅぅぅ……『地球』の映画や、小学校の図書室で読んだ冒険小説に在りましたね。こんなの」
「喀咻……存在於『地球』的電影或、在小學圖書室裡讀過的冒險小說裡呢。這種的」
 それまで止めていた肺呼吸を再開し、鰓を仕舞いながらヴァンダルーは地底世界を見回して言った。
 重新開始就那麼樣停止了的肺呼吸,范達魯一邊收起鰓一邊環視地底世界說了。



「どう思いますか、グファドガーン?」
「妳怎麼看,古法德岡?」
「……申し訳ありません、私の知識に、この地下空間に関する事は何一つありません。確実に言えるのは、十万年前にはここは存在しなかったはずだという事だけです」
「……非常抱歉,在我的知識裡,有關這個地下空間的事一個都沒有。正確來說,只有所謂在十萬年前這裡應該不存在」
 エルフの美少女に擬態している寄り代は、水中で呼吸する事が出来ないという事で潜水中は亜空間の中に籠っていたグファドガーンは、驚いたように周囲を見回しながら答えた。
 擬態成精靈美少女的憑依,因所謂無法在水中呼吸而潛水中是指待在亞空間裡面的古法德岡,一邊像吃驚般環顧四周一邊回答。

「グドゥラニスが倒された後、地下に残党が潜んでいないかも徹底的に調べたので、確実です。当時の魔王の大陸の地下に、これ程広大な地下空間はありませんでした」
「古都拉尼斯被打倒之後,由於殘黨或許會不會潛入地下而徹底調查了,但確實。在當時的魔王的大陸地下,沒有這種程度的廣大地下空間」
「なるほど。やはり、地球の冒険小説とは違いますね」
「原來如此。果然,與地球的冒險小說不同呢」

 『地球』の地底奥深くに、巨大な空洞があり、そこには太陽の代わりになる光源と空気、水が存在する。
 在『地球』的地底深處,有巨大的空洞,在那裡存在化為代替太陽的光源和空氣、水。
 冒険家の一行は、洞窟探検に挑戦する内にそんな地底世界に足を踏み入れてしまう。そこには地上では見た事もない生物や絶滅してしまった生物、それに古代文明の痕跡やら原始人がいたりする。
 冒險家一行人,在挑戰洞窟探險的時候踏足了地底世界。在那裡的是在地上沒見過的生物及滅絕了的生物,在那裡存在著古代文明的痕跡及原始人。
 冒険家の一行はそんな地底世界から地上へ脱出する事を目指し、冒険を重ねる。
 冒險者一行人以從那樣的地底世界往地上逃出為目標,重複著冒險。

 細かいところは忘れてしまったり、別の作品と混ざったりして判別できないが、そんな内容だった気がするとヴァンダルーは思った。
 雖無法判別是忘記了細節的地方、還是與別的作品混雜了,但范達魯認為感覺是那樣的內容。

「ですが、恐竜や奇怪な生き物が存在するこの世界では、いまいち地底世界の凄さが分かりませんね」
「但是,在恐龍或奇怪的生物存在的這個世界,不明白略遜一籌的地底世界的厲害呢」
「ピュイィ!」
「噼嗚咿!」
「いや、異世界の物語と比べられても……いやいや、汝は本当に異世界から転生してきたのか? いやいやいや、それよりもその少女は……いやいやいやいや! その変なイカだかタコだかわからん、微妙な生き物は何じゃ!?」
「不,就算與異世界的故事比較……不不,汝真的是從世界是轉生過來的嗎? 不不不,比起那個那位少女……不不不不! 不知道那個奇怪的烏賊還是章魚,那微妙的生物是什麼!?」

 突っ込みどころが多すぎて半ば混乱しているドーラネーザに訊ねられたヴァンダルーは、どう答えたものか首を傾げた。
 被吐槽點太多半混亂著的朵菈涅薩詢問的范達魯,該怎麼回答好的歪頭不解。
「異世界から転生してきた事をどう証明したらいいのでしょうか? 今まで疑われた事がないので、最近は何も考えていませんでした」
「要如何證明是從異世界轉生過來才好對吧? 由於至今沒有被懷疑過,最近什麼都沒考慮過」

「異世界からやって来たと言う話を、何故疑われない事が前提になっている!?」
「為何所謂從異世界過來的話題、會變成沒被懷疑是前提!?」
 ドーラネーザは思わずそう聞き返すが、今までヴァンダルーが打ち明けた相手は……ヴィダル魔帝国の国民は特に疑うことなく信じたので、何故と言われても答えようがない。
 朵菈涅薩雖不由得如此反問了,但至今范達魯明白說出的對象……由於維達魯魔帝國的國民沒特意去懷疑的相信著,就算被說了為何也答不上來。

「だって、ヴァン君がそう打ち明けてくれる前から、彼は異世界から来たとしか思えない程不思議だったし、色々作っていたし」
「因為,從范君如此明白說出之前,是只能認為他是從異世界來的程度的不可思議,做了各式各樣的」
 正確には、プリベルが言ったように告白する前に「自分が異世界から転生してきた存在である」と言う証明を済ませていたから、誰も深く疑わなかったのだ。ヴァンダルーは無自覚だったが、順序が逆だったのである。
 正確來說,因為就像普莉貝爾所說般在坦白之前就完成了所謂「自己是從異世界轉生過來的存在」的證明,誰都沒有深深懷疑過。范達魯雖沒有自覺,但順序是相反的。

「味噌や醤油を出せば信じて貰えます?」
「拿出味噌或醬油就能相信了嗎?」
「ミソやショーユ? そう言えば、ザッカートが遂に作り出す事が出来なかったと言う勇者の世界の調味料があると、伝説に残されていた。ショーユか。
「為稱或匠由? 說起來,有過名為札卡特最後沒能做出來的勇者世界的調味料,被留在傳說裡。匠由嗎。
 それを持っているなら、確かに。じゃが、お主の言うショーユが魚から作る物であるなら認めぬぞ」
 如果擁有著那個,確實。那麼,汝所說的醬油若是經由魚所製做的東西是不會承認的喔」

 どうやら、この世界で異世界から転生者である事を証明するには、醤油を作れば良いらしい。
 看來,在這個世界要證明是來自異世界的轉生者,似乎製做醬油就行了。
『魚醤はダメなのか? 美味いぜ?』
『魚露不行嗎? 很美味喔?』
「魚から作る物は、妾達人魚や海辺に暮らすヴィダの新種族も作っていた。偶々作り方を先祖が発見してな。人間達の漁村でも魚の酢、ウオズやギョズと呼んで作っているところもあったそうだ」
「經由魚所製做的東西,妾身我們人魚及生活在海邊的維達新種族也在做著。祖先偶然發現了作法呢。在人類們的漁村裡似乎也有稱為魚之醋、魚津或魚廚而在做著的地方。」

 実は魚醤に似た物が、この世界でも作られていたらしい。ただ、海辺だけに限られているようだ。
 其實與魚露相似的東西,在這個世界裡好像也被製做著。只是,似乎只限定在海邊。
 製造方法に問題があるのか、痛みやすいのか、流通の問題か、流行ってはいないらしい。
 是在製造方法上有問題嗎,容易腐敗嗎,流通的問題嗎,好像沒有流行。

「それで、そのクラーケンの幼生はなんじゃ? 魔物を連れ込むのは、あまり……いや、今更言う事ではないか」
「因此,那個克拉肯的幼體是什麼? 把魔物帶進來,太……不,是事到如今該說的事嗎」
 ドーラネーザは、ヴァンダルーとプリベル以外全員が魔物である事を思い出して溜め息を吐いた。この状況ならクラーケンの幼生の一匹や二匹増えても、誤差でしかないだろうと諦めたようだ。
 朵菈涅薩,回想起范達魯和普莉貝爾以外全員都是魔物而嘆了一口氣。若是這個狀況就算克拉肯的幼體增加一隻或兩隻,也就只是誤差吧而似乎放棄了。

「ちょっと前に産み付けられた卵が孵化しまして。玉のようなのでタマと……なんて名づけましょうか?」
「在稍早之前被產下的卵孵化了。要取像球般的塔瑪……之類的名字嗎?」
 二匹のクラーケンの幼生は、透き通った白い身体をしており、頭部……正確には腹部なのかもしれないが……の形はタコやイカに在るようなヒレがあり、脚は十本だった。
 兩隻克拉肯幼體,有著通透的白色身體,頭部……正確來說是腹部也說不定……的形狀有著像存在於章魚或烏賊上的鰭,腳有十隻。
 大きさは占い師が使う水晶球に十本の脚が生えた程度。これが大きくなると船より大きなクラーケンになるとは、信じられない大きさだ。
 大小是在占卜師所使用的水晶球上長著十隻腳的程度。就這個長大後會變成比船還大的克拉肯而言,是無法相信的大小。

「じゃあ、ギョクでどう? スフィアだと将来イカっぽくなった時に困るし」
「那麼,喬克如何? 史菲亞在將來變成烏賊般的時候會很困擾」
「そうですね。ではタマとギョクにしましょう」
「說得也是呢。那麼就用塔瑪和喬克吧」
「「キュイィ~!」」
「「啾咿~!」」

 新たに誕生した生命に名を与えて慈しんでいると、地下空間の海……厳密には地底湖と言うべきなのかもしれないが……そこを進むと陸地が見えてきた。
 給新誕生的生命名字憐愛著後,地下空間的大海……嚴格來說應該叫地底湖也說不定……沿著那裡前進後看到了陸地。
『ここは随分広いんだね。本物の海みたいだよ』
『這裡十分寬敞呢。好像真正的大海喔』

「流石にそこまでではないが、大きな湾が幾つか入るぐらいの広さがあるぞ。海の恵みも豊かじゃ。妾達が初めてここに来た時、新参者を排斥するどころか是非住んでくれと歓迎されたぐらいだからの。
「畢竟雖沒到那個程度,但有著可涵蓋幾個大海灣般的寬廣喔。大海的恩惠也很豐富。因為妾身我們初次來到這裡的時候,別說是排斥新來的人還被務必住下來的歡迎了。
 ただ、陸地の方が広いらしいが」
 只是,陸地那邊好像更寬敞」
 同じヴィダの新種族である事以外、縁もない余所者を歓迎する。たとえドーラネーザ達が数十人に満たない小集団だったとしても、余裕がなければ出来ない事だ。
 歡迎著除了同是維達新種族以外、沒有關係的局外人。即便就算朵菈涅薩她們是不滿數十人的小集團,沒有餘裕也做不到。

 そして陸地が近づいてくると、港が見えてきた。そこには大勢の人々が集まっていた。
 然後靠近陸地後,看得到港口。在那裡聚集著眾多的人們。
 白い体毛の生えた巨人種に、一見するとケンタウロスのように見える種族に、蟲の下半身を持つ種族、それに一人だけだが魔人族の姿も見える。他にも人種や獣人種、エルフもいるようだ。
 長著白色體毛的巨人種加上、乍一看看起來像半人馬般的種族加上、擁有蟲的下半身的種族,而且雖然只有一人但也能看到魔人族的身影。其他似乎也有人種及獸人種、精靈。

 彼らは戸惑った様子でざわめきながら、クワトロ号を眺めている。
 他們一邊用困惑的樣子吵鬧著,一邊眺望著庫娃特蘿號。
「あれが此処の人達ですか?」
「那是這裡的人們嗎?」
「うむ、各種族の長が神の神託に寄り招かれた汝らを出迎えに集まったのじゃろうが……様子がおかしい?」
「恩,各種族之長雖集合起來迎接靠神的神諭被招待的汝眾……但樣子很奇怪?」

 ヴァンダルー達も地底世界の住人達の反応に戸惑っていると、クワトロ号の近くの海面から人魚達が顔を出した。
 范達魯他們也對地底世界的居民們的反應困惑著時,人魚們從庫娃特蘿號的附近海面探出頭來。

「貴船に、ドーラネーザ様は乗船しておられますか!?」
「貴船上,朵菈涅薩大人可有乘船嗎!?」
 人魚達の先頭にいる、額から頬にかけて傷跡がある壮年の男の人魚が声を張り上げた。
 在人魚們的前頭,從額頭到臉頰有著傷痕的壯年男性人魚大聲喊叫著。
「おお、バスティアン! ここだ! 妾は帰ったぞ!」
「喔喔,巴斯提安! 在這裡! 妾身回來了喔!」
 どうやら彼はドーラネーザの腹心らしく、彼女は駆け寄……る事は下半身の形状の問題で出来ないので、プリベルに運んでもらって顔を覗かせる。
 看來他好像是朵菈涅薩的心腹,她由於下半身的形狀的問題……無法跑過去,對普莉貝爾露出把我運過去的臉。

「おお、ご無事でのご帰還、何よりでございます! ところで、皆が使命は成功したのかどうか、不安がっております!」
「喔喔,平安無事的回歸,比什麼都好! 話說回來,大家都很不安,使命是不是有成功呢!」
「何故!? 見ての通り、妾はちゃんとこの者達を案内して来たぞ!」
「為何!? 如你所見,妾身好好地帶領了這些人們過來了喔!」
 聞き返すドーラネーザに、バスティアンは答えた。
 對反問的朵菈涅薩,巴斯提安回答了。

「神託には天を翔ける船とありましたが、この巨大な船は飛んでおりません!」
「在神諭裡雖是有翱翔天際的船,但這艘巨大的船沒有在飛!」
「はっ、確かに!」
「哈,的確!」
 どうやら、港に集まった人々は、クワトロ号が神託と違い天を駆けていなかったので、神託の成否が分からず困惑していたようだ。
 看來,聚集在港口的人們,似乎是由於庫娃特蘿號與神諭不同沒有奔馳於天空,不知道神諭的成敗而困惑著。

「そこまで急いでいませんでしたからね。海も平和ですし」
「因為沒有那麼緊急了呢。大海也很和平」
『陛下君、もう港が見えてるけど……ちょっとだけ飛ぶ?』
『陛下君,雖然已經看到港口了……但要不稍微飛一下?』
「そうですね。クワトロ号、ちょっとだけ飛んでください」
「說得也是呢。庫娃特蘿號,請稍微飛一下」
『へ、へい。クワトロ号、ちょっとだけ浮上! その後ゆ~っくり、航行!』
『嘿、嘿。庫娃特蘿號,稍微上浮一點! 那之後慢~慢的,航行!』

『ぎいぃ……』
『嘰……』
 微妙な声を上げ、クワトロ号が海面から十メートルぐらい浮上し、ゆっくり港に入って行く。
 發出微妙的聲音,庫娃特蘿號從海面上浮十公尺左右,緩緩地進入了港口
 それによって、やっと神託が達成されたと理解した地底世界の人々は歓声をあげたのだった。
 經由那個,終於理解了神諭被達成的地底世界的人們發出了歡呼聲。



・魔物解説:リトルクラーケン
・魔物解說:小克拉肯

 クラーケンの子供ではなく、小型なクラーケンである事を表していると考えられている。体長は3メートルから4メートル程で、ランクは4。小型な分クラーケンよりも弱いが、動きが素早い。更に、小型であるがため浅い近海に出没する事があり、リトルクラーケンの方が一般人には身近な脅威となっている。
 並非是克拉肯的小孩子,而是被考慮為表示著小型的克拉肯。身長從3公尺到4公尺左右,位階4。小型之故雖比克拉肯還弱,但行動很迅速。並且,因為是小型有能在淺淺的近海出沒,小克拉肯對一般人更能成為切身的威脅。

 ただ、やはり基本的には遠洋の深海を住処としており、その生態は謎に包まれている。
 只是,果然基本上把遠洋的深海當作住處,那個生態被謎團包圍著。
 一説には、リトルクラーケンの成体が成長し続けると、大型帆船をも沈めるクラーケンになるとも唱えられているが、定かではない。
 有一說,雖被主張小克拉肯的成體繼續成長的話,也會變成能把大型帆船弄沉的克拉肯,但並不清楚。

 ちなみに、貝やヒトデ、魚や鮫、海生哺乳類の獣王は存在するが、一部の虫や頭足類の獣王の存在を確認できる文献は存在しない。
 順帶一提,貝及海星、魚及鯊魚,海生哺乳類的獸王雖存在著,但不存在能確認一部分的蟲或頭足類的獸王的存在的文獻。
 遥か昔に死んだため現在に記録が残っていないのか、それとも……。
 因為在遙遠的往昔死了紀錄有沒有殘存到現在呢,還是說……。

 この事からイカやタコを「魔の魚」と呼び、この世界に現れた邪悪な神々が作り出した魔物が退化したのが、ランクを持たないイカやタコだと主張する学者も存在する。
 這事之後雖把烏賊或章魚稱呼為「魔之魚」,是出現在這個世界裡的邪惡眾神所製造出來的魔物退化的,但主張是沒擁有位階的烏賊或章魚的學者也存在。
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留言共 5 篇留言

Fuckmylife
這個小說沒有專屬的哈拉區嗎

04-14 20:17

Fuckmylife
台灣為什麼不翻譯啊

04-14 20:18

SPT草包
這你就要去問各大出版社為何沒有意願出資買下版權了。04-14 20:31
KL
總覺得班達魯的身邊正在量產公主......

05-20 01:25

SPT草包
是魔法少女才對XD。05-20 07:24
KL
這倒也是 魔法少女與公主似乎息息相關哪

05-20 09:29

KL
不過普莉貝爾抗拒的原因似乎並非年齡,而是希望能被當成大人?

07-07 12:59

SPT草包
應該是種族名冠上姬感覺很丟臉吧?07-07 14:11
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