魔王的大陸篇　二百七十七話　原魔王軍好辛苦喔

四度目は嫌な死属性魔術師
討厭第四次的死屬性魔術師
作者：デンスケ
第十二章　魔王の大陸編　二百七十七話　元魔王軍は辛いよ
第十二章　魔王的大陸篇　二百七十七話　原魔王軍好辛苦喔
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　魔王軍で冷遇されていた邪悪な神に、勇者ザッカートは声をかけた。魔王グドゥラニスを裏切り、我々の側に付くなら受け入れると。
　勇者札卡特對被魔王軍冷落的邪惡神打招呼。如果背叛魔王古都拉尼斯、跟隨我們這一側會接受的。
　その言葉に幾柱もの邪悪な神が従った。そして触手神の中でも力を持っていた、メレベベイルといった神々が魔王を裏切った事で、ザッカートが声をかけていなかった神も数柱続いた。
　有幾柱邪惡神遵從了那個話語。然後即便是在觸手神之中也擁有著力量、名叫梅雷貝貝伊魯的眾神背叛了魔王，且沒被札卡特打招呼的神也有幾柱跟著。

　この時魔王軍から離反した神々が、後にヴィダ派と呼ばれる神々の一員となる。しかし、後に地底世界ガルトランドの神々となる者達は、この時はまだ魔王軍の一員だった。
　這個時候從魔王軍叛離的眾神，之後成為被稱為維達派的眾神的一員。可是，後來成為地底世界加爾特蘭多的眾神的人們，這個時候還是魔王軍的一員。
　ザッカートも、全ての邪悪な神に声をかける事は出来なかったのだ。それに、それなりの地位にいたが、魔王グドゥラニスのやり方に内心疑問や反発を覚えている神と、そうでない神を見分ける事は、流石の勇者でも出来なかったのだ。
　札卡特也沒能向全部的邪惡神打招呼。而且，辨別雖在相應的地位、但內心對魔王古都拉尼斯的做法感到疑問及排斥的神和並非那樣的神，就連勇者也做不到。

　当時の魔王軍はお互いの関係が良好ではなかったので、メレベベイル達も彼等を紹介する事は出来なかった。そしてガルトランドの神々が、自主的に魔王軍から離反しメレベベイル達に続く事も出来なかった。
　由於當時的魔王軍彼此的關係並不良好，梅雷貝貝伊魯他們也無法介紹他們。然後加爾特蘭多的眾神也沒能接著自主性地從魔王軍叛離的梅雷貝貝伊魯他們。
　同類の裏切りに驚き、困惑している間に機を逸し、気がついた時には魔王グドゥラニスによる組織の引き締めが行われたからだ。更に、後にアルダ勢力と呼ばれる神々が、メレベベイル達を敵視している事を知ったからだ。
　對同類的背叛吃驚、困惑著的期間錯失時機，因為注意到的時候經由魔王古都拉尼斯的組織縮編被實行。並且，後來因為知道了被稱為阿魯達勢力的眾神，敵視著梅雷貝貝伊魯他們。

　裏切り者をこれ以上出さないようにと、苛烈な引き締めが行われている最中にそんな事が判明したのだ。グドゥラニスに気がつかれ、魂を砕かれても構わないから離反しよう。そんな覚悟は固まりきる前に萎えてしまった。
　在名為為了在這之後不會再出現背叛者，激烈的縮編被實行的當下那樣的事明確了。因為就算被古都拉尼斯注意到、被碎魂也沒關係而打算叛離。在那樣的覺悟完全穩固之前就萎靡了。
　そして勇者軍と魔王軍の戦いは、ザッカート達生産系勇者が魔王に滅ぼされた事で激しさを増していく。その戦いには海を主戦場とする戦いも含まれた。
　然後勇者軍和魔王軍的戰鬥，因札卡特他們生產系與者被魔王消滅而讓激烈逐漸增加。在那場戰鬥裡也包含把大海當做主戰場的戰鬥。

　『水と知識の神』ペリアの従属神や海を得意とする亜神達は、ベルウッド達も苦手とする深海に潜んでいた水棲の邪神悪神と戦った。
　『水與知識的女神』佩麗亞的從屬神及擅長大海的亞神們，與潛藏在貝路武多他們也不擅長的深海裡的水棲邪神惡神戰鬥了。
　そして逞しい体つきの男の姿を持つ『南海の神』マリウスは、双頭の鮫の姿を持つ『紅海の悪神』ジャファーと戦った。そしてマリウスの銛がジャファーの首の根元にあった心臓を貫いた時、同時にジャファーの牙がマリウスの胴を大きく抉った。相打ちだ。このままでは二柱とも力を失い、数万年にもわたる長き眠りにつくしかない。
　然後擁有健壯體格男人姿態的『南海之神』馬利烏斯，與擁有雙頭鮫姿態的『紅海的惡神』嘉法戰鬥了。然後馬力斯烏魚叉打中脖子的根部貫穿心臟的時候，嘉法的牙齒同時大大的挖掉馬利烏斯的軀幹。不分勝負。這樣下去兩柱都會失去力量，也只會陷入持續數萬年的長眠。

　その時、ジャファーはマリウスにこんな提案をした。『我の全てを渡す故、我と一つにならないか』と。
　那個時候，嘉法對馬利烏斯做了這樣的建議。說『把我的一切都交付之故、要不與我合而為一』。
　実はジャファーは魔王軍を離反する事を考えていた神の一柱であり、死闘を繰り広げる内にマリウスに対して、彼と一つになれるなら、それ以外の全てがどうでもいいと言う病的なまでの執着を抱いてしまったのだ。
　其實嘉法是考慮著要判離魔王軍的神中一柱，在展開死鬥期間對馬利烏斯懷抱著，如果與他合而為一、甚至連所謂除此之外的一切怎樣都好的病態執著。
　ジャファーの提案に頷いたマリウスは、ジャファーの全てを受け取り、『紅南海の正悪神』マリスジャファーとなった。
　對嘉法的提議點頭的馬利烏斯，接受了嘉法的一切，成為了『紅南海的正惡神』馬利斯嘉法。

　しかし、瀕死の二柱の神が合体しただけではダメージを全快させる事は敵わなかった。また『炎と破壊の戦神』ザンタークと違い、お互いに望んでの融合だったとはいえ、完全に一つの存在になるためには時間が必要だった。そのためマリスジャファーは千年程の眠りについた。
　可是，瀕死的兩柱神只是合體也感不上讓損傷痊癒。再者和『炎與破壞的戰神』贊塔克不同，雖說是彼此因期望的融合，但為了成為完全單一的存在需要時間。因此馬利斯嘉法陷入一千年左右的沉眠。

　マリスジャファーが眠っている間も戦いは進み、最終的にグドゥラニスは勇者ベルウッドによって倒された。
　馬利斯嘉法沉眠著的期間戰鬥也在進行，最終古都拉尼斯經由勇者貝路武多被打倒了。
　幸運にも生き延びた魔王軍の邪悪な神々は、ベルウッド達の残党狩りを恐れて世界中に散った。後のガルトランドの神となる者達も、今更降伏しても封印されるだけだと考え、魔境やダンジョンの奥深くで隠れ潜んだ。
　也幸運存活的魔王軍邪惡眾神，害怕貝路武多他們殘黨的狩獵散落於全世界。之後成為加爾特蘭多之神的人們，思考著事到如今就算投降也只是被封印，而隱藏在魔境或迷宮的深處。
　だが、彼らもまさか魔王を倒した約百年後にヴィダとアルダが争い、ヴィダが封印されるとは思わなかった。
　但是，他們也沒想到怎麼會在打倒魔王大約百年後維達和阿魯達會爭執、維達會被封印。

　魔王を倒して平和になった……少なくとも差し迫った大きな脅威が無くなったのに、何故この世界の神同士で争うのか。彼等には意味が分からなかった。だが、勝ったのがアルダ勢力だったのは彼等にとって致命的である事は理解できた。
　明明打倒魔王變得和平了……至少迫近的大大威脅沒了，可謂和這世界的神同胞要爭持呢。他們無法明白其意義。但是，贏了的是阿魯達勢力能理解對他們來說是致命的。
　まだヴィダなら、伏して降伏すれば受け入れられる可能性を見出す事が出来た。だが、共に魔王と戦ったはずのヴィダを、そして元魔王軍の邪神悪神を敵とし幾柱も封印したアルダに、彼らの降伏が受け入れられる可能性は無い。
　如果還是維達，投降的話就能找出被接受的可能性。但是，對於把應該一起與魔王戰鬥的維達、然後是把原魔王軍的邪神惡神當作敵人封印了幾柱的阿魯達，他們的投降沒有被接受的可能性。

　何かの罠と見なされて攻撃されるのがせいぜいだろう。
　最多也是被看作有什麼圈套被攻擊吧。
　『悦命の邪神』ヒヒリュシュカカや『解放の悪神』ラヴォヴィファードのように、享楽に耽る事を選ばなかったガルトランドの神々は、何とか神として生き残る道を探した。
　就像『悅命的邪神』希希琉修卡卡及『解放的惡神』拉沃維法多，沒有選擇沉溺於享樂的加爾特蘭多的眾神，想辦法尋找著作為神的生存之道。

　眠りから目覚めたマリスジャファーも、大いに困惑した。だがアルダが今の自分を受け入れるはずがなく、魔王軍残党として扱うだろう事は、すぐ理解した。そのため彼は境界山脈内部に逃げそこない、海を彷徨っていた人魚達に接触し、彼女達の守護神となる事を選んだ。
　從沉眠中醒來的馬利斯嘉法也大大地困惑著。但是馬上理解阿魯達應該不會接受現在的自己，會作為魔王軍殘黨對待吧。因此他沒有逃到境界山脈內部，選擇了接觸徬徨於大海的人魚們，成為她們的守護神。
　それがドーラネーザの祖先達である。
　那就是朵菈涅薩的祖先們。

　一方、後にガルトランドの神々となる者達は希望を発見した。故郷を追われ滅びに瀕したヴィダの新種族、ケンタウロスとアラクネの一族を見つけたのだ。
　另一方面，後來成為加爾特蘭多眾神的人們發現了希望。發現了被故鄉流放瀕臨滅亡的維達新種族、半人馬和阿剌克涅一族。
『あのヴィダの新種族達を助け、ヴィダが復活するまで守護すれば、その功績で我々も受け入れられるのではないか？』
『幫助那個維達新種族，直到維達復活為止守護著的話，我們能不能也以那份功績被接受呢？』
『それしかない。だがどうする？　ただ守護しただけでは、その内アルダの手先達が嗅ぎつけて来るぞ』
『只有那個。但該怎麼做？　僅僅只是保護的話，不久間阿魯達的手下們會嗅過來喔』
『アルダも気がつかない場所に、彼女達の新天地を創るのだ。まずは骨牙の、それに淫皮のが守護しろ。我と肉堕ので、新天地を創る』
『在阿魯達也注意不到的地方，創造她們的新天地。首先是骨牙的、再加上淫皮的保護起來。用我和肉墮的、創造新天地』

『臓腑の、我等四柱だけでそんな事が出来るのか？』
『臟腑的，就只有我們四柱能做到那種事嗎？』
『出来る出来ないの問題ではない。やるしかないのだ』
『並不是做不做得到的問題。是只能幹了』
　『臓腑の邪神』ポヴァズは、『骨牙の悪神』ロージェフィフィと『淫皮の邪神』ヴォネナカルアが見つけたヴィダの新種族を守っている間、『肉堕の悪神』ヂェリュブファンと共に彼女達の為の新天地を探した。
　『臟腑的邪神』粕瓦茲保護著『骨牙的惡神』洛杰非非和『淫皮的邪神』沃內拿卡路亞發現的維達新種族的期間，與『肉墮的惡神』切琉布法恩一起尋找為了她們的新天地。

　彼らが目を付けたのは、魔王の大陸だった。未だに無人で、アルダ勢力の注意はボティンの封印にしか向けられていない、やっと草木が生えるようになった荒野だけの土地だ。
　他們著眼的是、魔王的大陸。尚無人煙且、阿魯達勢力的注意只被朝向了波婷的封印，只是好不容易變成了像是草木生長般的荒野的土地。
　だが、そんな土地では幾らヴィダの新種族が人間より強靭でも生きていけない。それに隠れる場所も無いので、アルダ勢力の神々が気紛れか何かで注意深く大陸を観察したら、気がつかれてしまう。
　但是，在那樣的土地上無論維達新種族比人類還強韌也活不下去。而且由於沒有隱藏的地方，阿魯達勢力的眾神因反覆無常什麼的仔細觀察了大陸的話，就會被注意到。

　それでは意味がない。だからポヴァズは地下に目を付けた。地底深くにヴィダの新種族の為の居住空間を作り、そこで彼女達を匿うのだ。
　那就沒有意義了。所以粕瓦茲著眼在地下。在地底深處製做為了維達新種族的居住空間，在那裡藏匿她們。
『でも地下の生活にヴィダの新種族は耐えられるでしょうか？　特にケンタウロスはきついのでは？』
『但是在地下的生活能被維達新種族忍受嗎？　特別是半人馬會很嚴苛吧？』
『むうぅ……やはり魔物の飼育より難しいな。とりあえず、できるだけ広い空間を創ろう』
『唔……果然比飼養魔物還難呢。總之，盡可能創造寬敞的空間吧』

　そしてポヴァズ達は広い地下空間を創り上げた。途中、ロージェフィフィとヴォネナカルアと交代しながら、大陸の地下約一万メートルに、魔王の大陸の三分の一以下の広さだが十分すぎる居住空間を創り上げた。
　然後粕瓦茲他們創造出了寬廣的地下空間。途中，洛杰非非和沃內拿卡路亞一邊交替、一邊在大陸地下約一萬公尺，創造出雖是魔王的大陸三分之一以下的寬廣但充分過頭的居住空間。

　そして生命属性を司る邪神悪神であるポヴァズ達四柱の力で、太陽の代わりになる光熱球を創り、地上と変わらない環境を用意した。
　然後用身為司長生命屬性的邪神惡神的粕瓦茲他們四柱的力量，創造成為代替大洋的光熱球，準備了與地上不變的環境
　ここでは地下だと言うのに太陽の恵みがあり、雨が降り、森や草原、砂漠、雪山など様々な環境がある。食料は設置したダンジョンで取る事が出来、生活用水は地下水脈から湧き出る真水を利用し、海と洞窟を繋いで海水を容れ海産物や塩を取る事が出来る、地底塩水湖を用意した。
　這裡明明說是地下卻有太陽的恩惠，有會下雨、森林及草原、沙漠、雪山等各種環境。食品能在設置的迷宮裡取得，生活用水是利用從地下水脈湧出來的淡水，因把大海和洞窟連接能取得包含海產物及鹽的海水，準備了地底鹽水湖。

　そして骨と肉、臓腑と皮で出来た船でアラクネとケンタウロスを運び、ここに住まわせた。
　然後以骨和肉、臟腑和皮用做出的船般運阿剌克涅和半人馬，使其居住在這。
　アラクネとケンタウロスたちはポヴァズ達に感謝し、この地底世界をガルトランドと名付けて神殿を建立し、彼等をヴィダ派の神として信仰した。
　阿剌克涅和半人馬們感謝粕瓦茲他們，把這個地底世界命名為加爾特蘭多建立神殿，把他們作為維達派的神來信仰。
　これで将来ヴィダが復権した時、我々を受け入れてくれるに違いない。そう安堵した四柱の神だったが、その内に想定外の事が幾つも起きた。
　至此將來維達復權了的時候，肯定會來接受我們。如此安心了的四柱神，不久發生了幾個意料之外的事。

　そのうち一つが、『魔雪山の巨人』ゾーザセイバがコンタクトを取って来た事だ。彼は偶然ガルトランドの存在に気がつき、自身が守る巨人種達の保護を求めて来たのだ。
　其中一個是，『魔雪山的巨人』佐札舍跋來取得了接觸的事。他偶然注意到加爾特蘭多的存在，來尋求自己所保護的巨人種們的保護。
　ゾーザセイバはヴィダ派の亜神ではなく、他の真なる巨人を裏切って魔王軍に降った巨人だった。だが、魔王が敗れたことで行き場を失い、同じく行き場を失っていた巨人種の一族を見つけて彼らの守護神となっていた。
　佐扎舍跋並非是維達派的亞神，他是背叛了真正的巨人向魔王軍投降的巨人。但是，因魔王敗北而失去去處，發現同樣失去了去處的巨人種一族成為了他們的守護神。

　しかし、いよいよアルダ信者の人間達に追い詰められ、このままでは遠からず保護した巨人種達も自分も狩られてしまう。だから助けてくれとポヴァズ達に助けを求めたのだ。
　可是，終於被阿魯達信徒的人類們逼到決定，這樣下去最近保護起來的巨人種們和自己都會被狩獵。所以要去幫助和向粕瓦茲他們尋求幫助。
　だがポヴァズ達はゾーザセイバと巨人種達に手を差し伸べるか、それとも見捨てるのか、悩んだ。
　但是粕瓦茲他們很煩惱是要對佐札舍跋和巨人種們伸出手、還是要棄之不顧。
　一度は同じ陣営に属したとはいえ、邪神悪神同士は仲が良い訳ではない。手柄の取り合いから殺し合いに発展する事等日常茶飯事だった。
　雖說屬於同樣的陣營一次，但邪神惡神同袍關係並不是很好。從互相爭奪功勞發展成互相殺戮等是家常便飯。

　お互いに協力し合っているポヴァズ達四神の方が、魔王軍では異端だったのだ。
　彼此互相合作著的粕瓦茲他們四神那邊，在魔王軍裡是異端。
『どうする？　ゾーザセイバは『あの時はどうかしていた。改心した、今は反省している』と言っているが、信じるか？』
『怎麼辦？　佐札舍跋雖說了『那個時候是怎麼了。改過自新了，現在在反省了』，但能信嗎？』
『信じる根拠はないが、疑う根拠もないな。そもそも、我々は未だにこの世界の神の精神構造を理解していない』
『雖沒有相信的根據，但也沒有懷疑的根據呢。說起來，我們還未理解這個世界的神的精神構造』
『確かに。アルダやベルウッド達が何を考えているのか、未だに理解できないわ……今の信者達の祈りの内容にも時々困惑するし』
『的確。阿魯達及貝路武多他們在考慮些什麼呢，還未能理解喔……也時常對現在的信徒們的祈禱內容困惑』

『悩ましいな。どうだろう、この際だからゾーザセイバが改心したかどうかは考えず、彼と巨人種達を助けるべきか見捨てるべきかだけ考えるのは？』
『真苦惱呢。這樣如何呢，正因為是這種情況別考慮佐札舍跋是否改過自新，只要考慮應該幫助他和巨人種們或應該棄之不顧？』
『『『異議なし』』』
『『『沒有異議』』』
　同族と世界を裏切って魔王に降った存在が、本当に改心したかどうかは考えない。人間社会ではかなり重要な事のはずだが、ポヴァズ達にはあまり重要な事ではなかった。
　不考慮背叛了同族和世界對魔王投降了的存在，是否真的要改過自新。雖然在人類社會是相當重要的事，但對粕瓦茲他們來說並不是太過重要的事。

　何せ、彼等は「改心した」訳でも、「正義の心に目覚めた」訳でもない。単に、生き残りたいから、取れる選択肢を取ったに過ぎない。
　不管怎麼說，他們既不是「改過自新」、也不是「覺醒了正義之心」。只是，因為想要生存，只不過是採用了取得的選項。
　勿論、信仰されて悪い気はしないのでヴィダの新種族達に彼らなりの愛着は抱いているが、それと善悪とは別の問題である。
　當然，由於不覺得被信仰不好且雖對維達新種族抱持和他們相應的留戀，但那與善惡是另個問題。

『ゾーザセイバから、このガルトランドの存在がアルダ達に知られる可能性がある。よって助けて囲い込むべきだろう』
『這個加爾特蘭多的存在有從佐札舍跋那，被阿魯達他們知道的可能像。因此應該幫忙圈近來吧』
『奴が守護する巨人種を助ければ、我々も巨人種達の信仰対象に含まれるようになるのではないか？』
『幫助那傢伙所守護的巨人種的話，我們是否也會成為巨人種他們信仰的對象呢？』

『最近アラクネ達が連れていた人種やドワーフ、獣人種の数が減っている。混血がすすみ、アラクネとケンタウロスが産まれる割合が多くなったせいよ。男の数を維持するためにも、巨人種を迎え入れるのは有用だわ』
『最近阿剌克涅她們帶過來的人種及矮人、獸人種的數量減少了。混血進行，阿剌克涅和半人馬生產的比例變多的緣故喔。也是為了維持男人的數量，迎入巨人種是有用的喔』
『何より、巨人種はヴィダの新種族の一種。ゾーザセイバはともかく、巨人種を見捨ててヴィダの印象が悪くなったら都合が悪い』
『更何況，巨人種是維達新種族的一種。佐札舍跋姑且不論，把巨人種棄之不顧維達的印象變壞的話會不方便』

　結果、満場一致で助けるべきだとなった。
　結果，變成了全場一致應該幫忙。
　そして『魔雪山の巨人』ゾーザセイバは、巨人種と一緒に暮らしていた数名のエルフを乗せる氷の箱舟を作り、四神が彼等をガルトランドへ導いた。
　然後『魔雪山的巨人』佐札舍跋，製作乘載與巨人種一起生活著的數名精靈的冰方舟，四神引導他們往加爾特蘭多。

　そして、次の想定外の事態が起きたのは数万年後だった。保護していたヴィダの新種族が変化したのだ。
　然後，下個意料之外的事態發生是數萬年後。保護著的維達新種族變化了。
　蜘蛛の下半身を持つ種族であるアラクネは砂漠で暮らし、『骨牙の悪神』ロージェフィフィが最初に保護したためか、褐色の肌にサソリの下半身を持つアンドロスコーピオンに。
　身為擁有蜘蛛下半身種族的阿剌克涅在沙漠裡生活，是因為『骨牙的惡神』洛杰非非在最初保護起來了嗎，成了擁有褐色肌膚加上蠍子下半身的蠍人。
　ケンタウロスは主に平原で暮らしていたが、徐々にガルトランドの壁にも進出するようになり、最初に保護したのが『淫皮の邪神』ヴォネナカルアだったからか、灰褐色の肌と山羊の下半身を持つグラシュティグに。
　半人馬雖主要在平原裡生活著，但緩緩地變成加爾特蘭多的牆壁也能進出般，是因為在最初保護起來的是『淫皮的邪神』沃內拿卡路亞嗎，變成擁有灰褐色肌膚和山羊下半身的半人羊。

　そして巨人種達は肌が白くなって体毛が濃くなり、更に大柄になって種族名は氷雪系巨人種となった。これもやはり、ゾーザセイバが守護神となり、雪山で暮らしていたからだろう。
　然後巨人種們肌膚變白了體毛變濃、變得更加魁武種族變名成了冰雪系巨人種。這也果然是因為佐札舍跋變成守護神，在雪山裡生活著吧。

　種族が変化した事態は、ガルトランドの守護神たちにとっては些細な事だった。しかし、その生態が問題だった。
　種族變化的的事態，對加爾特蘭多的守護神們來說是枝微末節的事。可是，那個生態是個問題。
『いかん、このままでは将来的にガルトランドのヴィダの新種族は少子化で……男不足で滅んでしまう！』
『不好，這樣下去的話將來加爾特蘭多的維達新種族會因少子化……因男性不足而滅亡了！』
　アンドロスコーピオンはアラクネから変化したので、やはり女しか存在しない。そしてグラシュティグもケンタウロスだった頃と変わって、女性だけの種族になった。
　由於蠍人是從阿剌克涅變化來的，果然只有女人存在。然後半人羊也是半人馬的時候變化了的，變成了只有女性的種族。

　氷雪系巨人種からだけは男も産まれたが……流石に他の二種族の分も種を撒けるほど多く生まれる訳じゃない。
　雖只有來自冰雪系巨人種也會生男人……但畢竟不是其他兩種族的分也播種般生了很多。

　このままのペースで混血が進めば、ガルトランドは女だけの世界になって子孫が残せず滅んでしまう。
　混血以這樣下去的步調進行的話，加爾特蘭多會成為了只有女人的世界不留子孫的滅亡了。
　ヴィダが復活するまで、まだ数万年以上かかるだろうと考えていたガルトランドの神々は、その前にヴィダの新種族が滅びないよう、どうにかしなければならなかった。
　考慮著直到維達復活為止，還要花上數萬年以上的加爾特蘭多的眾神，為了在那之前維達新種族不會滅亡，必須要作些什麼。

　また新たに地上から連れて来るか、それとも氷雪系巨人種の男達にヴォネナカルアの加護を与えて、精力絶倫にするか、それとも……。
　在從新的地上帶過來嗎，還是說給予冰雪系巨人種的男人們沃內拿卡路亞的加護、弄為精力絕倫嗎，還是說……。
　そう悩んでいた時、ヂェリュブファンが思いついた。
　如此煩惱之時，切琉布法恩想到了。

『新たに地上から探して連れて来るのは危険だし、どうせ将来混血が進めばまた同じ問題に直面する事になる。どうせなら、我々で必要な数の男を創れば良い』
『從新的地上尋找帶過來是很危險的，反正將來混血進行的話又會變成要面臨同樣的問題。既然都是如此，那我們來創造必要數量的男人就好了』
『なるほど。しかし、我々に人間が創れるだろうか？　我々は魔物しか創った事がないのだが』
『原來如此。可是，讓我們創造人類嗎？　雖然我們只創造過魔物』

『臓腑に骨、肉と皮膚がそろっているのだから、何とかなるだろう。儂も手伝おう』
『因為要湊齊臟腑加上骨、肉和皮膚，總會有辦法的吧。老夫也會來幫忙』
　ヂェリュブファンの提案を受け入れ、ゾーザセイバも手伝い人造人間……ホムンクルスの創造が始まった。
　接受切琉布法恩的提議，佐札舍跋也會幫忙的人造人類……荷姆克魯斯的創造開始了。
　最初は亜人型の魔物や人間の胎児のような存在しかできなかったが、試行錯誤の果てに外見は人間そっくりのホムンクルスを創れるようになった。
　最初雖只是亞人型的魔物或人類胎兒般的存在，但錯誤嘗試的結果創造了外表像極了人類的荷姆克魯斯。

　ホムンクルスはヂェリュブファン達の目的通り、ヴィダの新種族と交配する事が可能で、それにジョブに就く事もできた。更にホムンクルスは魔物に分類されるためか、世代を重ねてもヴィダの新種族の親から生まれ続け、数を少ししか減らさなかった。
　荷姆克魯斯如同切琉布法恩他們的目的，因可能和維達新種族交配，而且也能就職職業。並且荷姆克魯斯因為被分類為魔物嗎，就算世代重疊也從維達新種族的父母那持續誕生，只減少少少的數量。

　余談だが、このホムンクルスの作成術は、ポヴァズ達と波長の合う人間に夢や閃きの形で伝えられ、バーンガイア大陸の錬金術師が文献に記し、アルダ信者に邪悪として禁術に指定される事になる。
　雖是題外談，但這個荷姆克魯斯的作成術，變成以夢及閃現的形式被傳給與粕瓦茲他們波長相合的人類，邦蓋亞大陸的鍊金術師紀錄在文獻上，被阿魯達信徒指定成作為邪惡的禁術。

　これでヴィダが復活するまで、ガルトランドを維持できる。そう思った神々を、最後に襲った変化が、魔王の大陸の変化だった。
　就這樣直到為妲復活為止，都能維持加爾特蘭多。最後襲擊了如此認為的眾神的變化是，魔王的大陸的變化。
　魔素を魔王の大陸に集中させると言うナインロードの施策によって、加速した汚染が地底にも達し、ガルトランドにも影響を与えたのだ。
　經由說了讓魔素集中到魔王的大陸的娜茵蘿德的對策，加速了的汙染也到達地底，也給予了加爾特蘭多影響。

　ガルトランドの天井や壁から見慣れない魔物が出現し、狩猟や鉱物資源の採集を目的に作ったダンジョンの難易度が勝手に上がり、魔境が出現してしまった。
　從加爾特蘭多的天花板出現陌生的魔物，把狩獵及礦物資源的採集當成目的製做的迷宮的難易度擅自上升，魔物出現了。
　だがこれはポヴァズ達が何かする前に、ヴィダの新種族達が過酷になった環境に適応した。
　但是這個在粕瓦茲他們做什麼之前，維達新種族們就適應了變得嚴酷的環境了。

　グラシュティグやアンドロスコーピオンが壁を駆け上がって魔物を倒し、氷雪系巨人種達が難易度の上がったダンジョンを制覇し、ホムンクルス達が様々な魔術を開発して助けた。
　半人羊及蠍子人跑上了牆壁打倒魔物，冰雪系巨人種們稱霸了難易度上升的迷宮，荷姆克魯斯們開發了各種魔術幫助了。
　そのため、神々はアルダ勢力の動きを警戒する事に集中できた。
　因此，眾神能集中在警戒阿魯達勢力的行動上。

『異常なほどの魔素をこの大陸に集めたのは、どう言う事だ？　地上には奴らの仲間であるはずのボティンやその従属神達も封印されていると言うのに』
『把異常程度的魔素聚集到這個大陸上，是怎麼一回事？　明明說在地上被封印著應該身為那些傢伙的同伴的波婷及其從屬神們』
『まさか我々を、このガルトランドをどうにかする為か？　人間の輪廻転生を司る神……確かロドコルテと言ったな。奴がアルダ達に我々の存在を伝えたのかもしれん！』
『難道是為了把我們、把這個加爾特蘭多怎麼樣嗎？　司掌人類輪迴轉生的神……確實是叫羅多可魯帖呢。那傢伙或許把我們的存在傳達給阿魯達他們了！』

『それはないわ。もしそうだったら、今頃ここにベルウッドが飛びこんで来るはず』
『沒那事吧。如果是那樣的話，這時貝路武多應該會跳進這裡來』
『恐らく、魔素を集めても封印や、封印されたボティン達に影響は出ないと判断したのだろう。実際、グドゥラニスが施した封印が、グドゥラニスの意思以外の要因でどうにかなるとは考えづらい』
『恐怕，是判斷就算聚集魔素對封印或、被封印的波婷她們都不會有影響吧。實際上，古都拉尼斯所施加的封印，很難想像因古都拉尼斯的意思以外的主因而有辦法的』
『封印を堅牢な城壁に例えるなら、魔素を集めるのは周りに肥やしを撒くようなものだ。幾ら雑草が茂っても、城壁とその内部は揺るぎもしないだろう』
『如果把封印比喻為牢固的城牆，聚集魔素就像在周圍灑肥料般。就算雜草多少很茂密，城牆和那內部也不會動搖吧』

　元々魔王の配下だった神々は、グドゥラニスが施す封印がどれほど強固なのか知っていた。
　原本是魔王部下的眾神，知道了古都拉尼斯所施加的封印是多麼堅固。
　そして、彼等はどんな神か知らない『輪廻転生の神』ロドコルテが、アルダ達に情報を提供していないと最終的には判断した。もし情報を提供していたら、アラクネ達と共にいた人種やドワーフ達を保護した直後に、このガルトランドにアルダ達が攻め込んでいるだろうからだ。
　然後，他們最終判斷為哪個神都不知道的『輪迴轉生之神』羅多可魯帖，是不會提供情報給阿魯達他們。因為如果提供了情報的話，在保護了與阿剌克涅她們在一起的人種及矮人們後不久，阿魯達他們會攻進來這個加爾特蘭多吧。

　実際、当時のロドコルテはヴィダの新種族を滅ぼす事はアルダ達、『ラムダ』世界の神々の仕事で、自分が干渉する事ではないと考えていた。自身とそのシステムにとって脅威となる魔王が封印された後、彼は『ラムダ』世界に対する興味を数万年以上もの間失っていたのである。
　實際上，當時的羅多可魯帖考慮著消滅維達新種族是阿魯達他們、『拉姆達』世界的眾神的工作，並非自己要干涉的事。對自己和那個系統來說成為威脅的魔王被封印之後，他對於『拉姆達』世界失去了數萬年以上期間的興趣。

　ロドコルテが『ラムダ』に関心を向けるのは、魔王が封印されて約十万年後。『地球』からヴァンダルーを含めた転生者を送り込む、ほんの少し前だ。
　羅多可魯帖把關心朝向『拉姆達』是，魔王被封印大約十萬年以後。把包含范達魯來自『地球』的轉生者送進去，是不久之前。

『なるほど……だが、安心は出来ん。丁度良く奴らが魔素を送り込んでくれたのだから、それを利用して大陸の周りに番人となる魔物を設置しよう。あまり強すぎなければ、奴らも自分達が魔素を大陸に集めたからだと思いこむはず』
『原來如此……但是，不能放心。因為剛好那些傢伙把魔素給送進來了，利用那個把成為看守的魔物設置在大陸的周圍吧。若不是太強過頭，那些傢伙應該也會深信因為是他們自己把魔素聚集到大陸的』

『いい考えだ、ポヴァズ。後、出入り口の洞窟に結界を張ろう。魔物は勿論、神や亜神には洞窟が見えず、人間……ヴィダの新種族だけには見えるように』
『好想法，粕瓦茲。之後，在出入口的洞窟張設結界吧。魔物不用說，神及亞神看不到洞窟，人類……只有維達新種族看得見般』

『ロージェフィフィ、ヴィダの新種族だけに見える結界と言っても、吸血鬼はどうするの？　ヒヒリュシュカカや他の邪神悪神を奉じる連中にここがばれたら、きっと碌な事にならない』
『洛杰非非，就算說了只有維達新種族看得見的結界，吸血鬼怎麼辦？　這裡暴露給侍奉希希琉修卡卡及其他邪神惡神的傢伙們的話，一定成不了正事』
『とりあえず吸血鬼にも見えるようにしよう、ヴォネナカルア。原種吸血鬼は亜神に含まれるのでどうせ見えない。並の貴種程度なら対応できる。そもそも、吸血鬼が深さ一千メートル以上の深海に潜るとは考えにくいけれど』
『總之讓吸血鬼也看見吧，沃內拿卡路亞。由於原種吸血鬼被包含在亞神裡反正看不見。若是普通的貴種程度能對應。說到底，難以考慮吸血鬼會潛到深度一千公尺以上的深海就是了』

『番人となる魔物はリトルクラーケンでいいか？　それなら儂にも創れる。ついでに、空も飛べるようにしておこう』
『成為看守的魔物用小克拉肯可以嗎？　那樣的話我也能創造。順便，做成天空也能飛的吧』
『『『『クラーケンが飛ぶの(か)？』』』』
『『『『克拉肯會飛(嗎)？』』』』
『知らんのか？　イカはトビウオのように飛ぶのだぞ』
『不知道嗎？　烏賊會像飛魚般飛的喔』

　そして番人となる魔物が創られ、洞窟には結界が張られた。この時ゾーザセイバによって創られたリトルフライングクラーケンの子孫の一部が、ヴァンダルー達が遭遇したフライングクラーケンである。
　然後成為看守的魔物被創造，在洞窟上結界被張設了。這個時候經由佐札舍跋被創造的小飛行克拉肯的一部分子孫，就是范達魯他們遭遇了的飛行克拉肯。

　そうしてガルトランドは発展してきた。近年になり、ゾーザセイバの時のようにマリスジャファー、そして魔人族に信仰されていた『邪毒茸神』ペリャゼイルが、信者である人魚と魔人族と共に加わった。
　於是加爾特蘭多發展起來了。到了近年，就像佐札舍跋那時一樣馬利斯嘉法、還有被魔人族信仰的『邪毒菌神』沛犽杰伊魯，與身為信徒的人魚和魔人族一起加入了。

　人魚達のお蔭で地底湖の内部に発生した魔境の魔物を間引くのが楽になり、更にバーンガイア大陸で起きている事の情報も手に入れた。
　多虧了人魚們疏苗在地底湖的內部發生的魔境的魔物變得很輕鬆，並且在邦蓋亞大陸發生的事的情報也到手了。
　その情報にはヴァンダルーや境界山脈内部のヴィダ派の事はなかったが、これから十年以内に大きな事が起きるのではないか？　そう神々に思わせるには十分だった。
　在那情報裡雖沒有范達魯及境界山脈內部的維達派的事，但足夠讓眾神今後十年以內不會發生大事件嗎？　如此認為了。

　そして魔王の大陸に突然アルダ派の亜神達が集まるようになり、何事かと様子を伺っていた神々はフライングクラーケンの目を通して、大陸に近づく空飛ぶ幽霊船クワトロ号と、それに乗る強大なアンデッド。そしてヴァンダルーに気がついた。
　然後變成阿魯達派的亞神們突然聚集到魔王的大陸上，打探有什麼事和情況的眾神透過飛行克拉肯的眼睛，靠近大陸的飛空幽靈船庫娃特蘿號和、搭乘上那個的強大不死族。然後注意到范達魯。

　マリスジャファー達はそれが自分達の助けになる存在だと直感し、ガルトランドに招くようドーラネーザに神託を下したのだった。
　馬利斯嘉法他們直覺到那是會成為幫助他們自己的存在，為了招待到加爾特蘭多對朵菈涅薩下達了神諭。



　ガルトランドの神々から話を聞いたヴァンダルーは、『なるほど』と重々しく頷いた。そして、改めて訊ねた。
　從加爾特蘭多的眾神那聽到故事的范達魯，嚴肅地點頭『原來如此』。然後，重新詢問。
『つまり、結界で洞窟が見えなかったのは皆さんが施したセキュリティ、結界が何を人間と見なすのかの設定から俺が外れていただけで、俺が人間ではない訳ではないのですね？』
『也就是說，因結界而看不到洞窟是各位施加的防範措施，因為結界把什麼看做人類的設定只有我被排除，並不是我並非是人類吧？』
『まず気になるのはそこなのか！？』
『最先在意的是那裡嗎！？』
　ヴァンダルーの質問に、マリスジャファー達が思わず聞き返した。
　對於范達魯的提問，馬利斯嘉法他們不由得反問了。

　ヴィダ派ではなく、魔王軍残党……アルダ勢力がそう分類するだろうから、そう名乗っているだけのマリスジャファーはともかく、ポヴァズやヴォネナカルアは、十万年以上前は魔王軍の一員として、乗り気ではなかったがこの世界の神々や勇者と戦っている。更に『魔雪山の巨人』ゾーザセイバは、魔王軍に降った裏切り者で、確実に当時の『ラムダ』世界に損害を与えている。
　因為並非是維達派、而是魔王軍殘黨……阿魯達勢力如此分類吧，只能如此自報姓名的馬利斯嘉法姑且不論，粕瓦茲及沃內拿卡路亞，超過十萬年以前作為魔王軍的一員，雖並不感興趣但和這個世界的眾神及勇者戰鬥了。並且『魔雪山的巨人』佐札舍跋，因是投降魔王軍的背叛者，確實地給予了當時的『拉姆達』世界損害。

　自分達の来歴に関して、ヴァンダルーから何かあるだろうと思い、覚悟を決めていたらこれである。驚いても無理はないだろう。
　有關他們自己的來歷，認為會有來自范達魯的什麼吧，下定了覺悟的話就是這個。就算吃驚也不會硬逼吧。

　しかし、それはヴァンダルーをヴィダ派の神々の代表と彼等が誤解しているからだ。
　可是，那是因為把范達魯當維達派眾神的代表的他們誤解了。
『そう言われましても……今が良ければ過去はどうでもいいとまでは言いませんが、流石に十万年も前の事は知りませんし』
『就算被那樣說……雖然不會說現在很好的話過去怎樣都無所謂，但畢竟不知道十萬年前的事』
　ヴァンダルーはザッカート達勇者の魂の欠片から作られた魂を持つ、亜神の域に踏み込んだ存在だ。しかし、彼自身は自分を人間と定義している。
　范達魯是擁有來自札卡特他們勇者的靈魂碎片被製造的靈魂，踏進了亞神領域的存在。可是，他本人把自己定義為人類。

　ヴァンダルーは三度の人生を合計しても百年も生きていないし、ザッカート達だった時の記憶はない。十万年前の事は遥か太古の出来事である。
　就算范達魯總計三次的人生也活沒一百年，沒有札卡特他們當時的記憶。十萬年前的事是遙遠太古的事情。
　これが数百年、数千年前の人々なら当時の事を思い浮かべ、悪感情を覚える者もいるかもしれない。だが、流石に十万年は無理だろう。
　這若是數百年、數千年前的人們會有想起當時的事情、感到惡意的人也說不定。但是，畢竟十萬年很勉強吧。
　何より、ヴァンダルーは彼等から被害を受けていない。彼自身も、彼の仲間達も。だから、恨む理由がないのだ。
　更何況，范達魯沒有受到來自他們的被害。不論是他本身，還是他的同伴們。所以，沒有怨恨的理由。

　神域に魂を飛ばす事ができ、神々と言葉を交わす事も可能だが、ヴァンダルーはあくまでも人間なのである。
　雖然能讓靈魂飛到神域，也可以與眾神交談，范達魯始終是個人類。
　だから十万年以上前、ポヴァズやヴォネナカルア達が魔王軍だった頃の行いよりも、ヴィダの新種族を十万年以上保護し続けていた事を、評価するべきではないだろうかとヴァンダルーは考える。
　所以范達魯考慮的是比起超過十萬年前，波瓦茲及沃內拿卡路亞他們還是魔王軍的時候的行為，不是更應該評價持續保護維達新種族超過十萬年的事嗎。
　ゾーザセイバや、デディリア達が信仰している『邪毒茸神』ペリャゼイルに対しても、同様だ。
　就算對佐札舍跋及、蝶荻莉亞她們所信仰著的『邪毒菌神』沛犽杰伊魯，也是一樣。

　だから『雷の巨人』ラダテルと違い、魂を喰らう必要性を感じなかったのだ。
　所以與『雷之巨人』拉達泰爾不同，感覺不到噬魂的必要性。

『まあ、ヴィダ達には言いたい事があるかもしれませんが……多分、大丈夫ではないでしょうか？　ゾーザセイバはタロスやディアナから何かあるかもしれませんけど』
『不過，維達她們雖有想說的事也說不定……但大概，並不是不要緊吧？　佐札舍跋會有來自塔洛斯及蒂安娜的什麼也說不定就是了』
　だが、十万年以上前の戦いに参加していた神々には、他の意見があるかもしれない。だが、それも大丈夫だろうとヴァンダルーは楽観していた。
　但是，參加了超過十萬年前的戰鬥的眾神，有其他的意見也說不定。但是，范達魯很樂觀那也不要緊吧。

　元々ヴィダ派は元魔王軍の神々を受け入れている。メレベベイルにしろフィディルグにしろ、魔王軍だった頃はそれなりに『ラムダ』の神々や人間に損害を与えているはずだ。それを受け入れる寛容さがあるのだから、それをポヴァズ達は勿論、ゾーザセイバにも発揮するはずだ。
　維達派原本就接受了原魔王軍的眾神。無論是梅雷貝貝伊魯還是飛帝路古，是魔王軍的時候應該都相應地給予了『拉姆達』的眾神及人類損害。正因為有接受那個的寬容，粕瓦茲他們不用說，佐札舍跋應該也會發揮那個的。
　……ゾーザセイバはケジメを付ける意味で、タロスやディアナから鉄拳をくらうかもしれないが。
　……佐札舍跋是以加以區別的意義，吃下來自塔洛斯及蒂安娜的鐵拳也說不定就是。

　ちなみに、マリスジャファーは最初から魔王軍残党と見なされないだろう。何せ、主人格は『南海の神』マリウスで、ジャファーの部分は殆ど残っていないのだから。変わったのは姿と、神としての性質ぐらいだ。
　順帶一提，馬利斯嘉法從最初就不被看做是魔王軍殘黨吧。畢竟，因為主人格是『南海之神』馬利烏斯，嘉法的部分幾乎不殘留了。改變了的是姿態和、作為神的性質吧。

『それに、ここの神殿でヴィダも信仰しているのでしょう？　ヴィダも、ガルトランドについては詳しくは知らず、魔王の大陸にヴィダの新種族がいる事に気がついただけでしたが』
『而且，在這個神殿也信仰著維達吧？　維達也是，不知道關於加爾特蘭多的詳細，只是注意到在魔王的大陸有維達新種族就是』
　ヴァンダルーの言葉に、繰り返し頷く……形状的に見分けづらい神もいるが、頷いているらしい。
　對范達魯的話語，重複點頭……難以辨別形狀的神雖也在，但似乎在點著頭。

『ええ、ヴィダの新種族達が元々信仰していたので、神像を建立したようです』
『對，由於維達新種族們原本就信仰著，修建了神像』
『我々も呼びかけてみましたが、境界山脈の結界の影響か、それとも地上の魔素の重篤な汚染の悪影響か、通じませんでした』
『我們雖也試著呼喊了，但是境界山脈結界的影響嗎，還是說地上的魔素嚴重汙染的不良影響呢，沒有反應』

『安心した……』
『放心了……』
『もしかしたら、ラダテルのように喰われるのではないかと』
『或許、並不會像拉達泰爾般被吃掉嗎』
　ヴァンダルーの言葉に、ほっと胸を撫で下ろすガルトランドの神々。彼等は何故そこまで緊張するのかとヴァンダルーは思ったが、答えは背後からやって来た。
　加爾特蘭多眾神對范達魯的話語，放心地鬆了一口氣。范達魯雖想著他們為何如此緊張呢，但答案從背後過來了。

『偉大なるヴァンダルーよ、それはこれまで御身が魔王軍残党の神を、『暴邪龍神』ルヴェズフォル以外ことごとく喰らってきたからではないでしょうか？　魂の形状にそれが現れています』
『偉大的范達魯喔，那個是不是因為至今您除了『暴邪龍神』魯威茲佛路以外一個不剩的把魔王軍殘黨的神都吃掉了呢？　那個出現在靈魂的形狀上』
『グファドガーン！？』
『古法德岡！？』
『何時の間に！？　まさか最初からヴァンダルー殿の背後にいたのか！？』
『什麼時候！？　難道從最初就在范達魯殿下的背後嗎！？』

　突然発言した背後邪神に驚愕するマリスジャファー達はともかく、ヴァンダルーは『なるほど』と頷いた。
　對突然發言了的背後邪神驚愕的馬利斯嘉法他們姑且不論，范達魯『原來如此』地點頭。
　指摘されて初めて意識したが、確かにルヴェズフォル……現在ワイバーンにされて、彼の妹的な存在のパウヴィナのパーティーメンバーにされている彼以外の魔王軍残党の魂を、ヴァンダルーはことごとく喰らってきた。
　雖被指出才第一次意識到，但的確范達魯把除了魯威茲佛路……現在被當成飛龍、被當成是他妹妹存在的帕烏薇娜的隊伍成員的他以外的魔王軍殘黨的靈魂，一個不剩的吃光了。

　それは遭遇する魔王軍残党が敵ばかりだった事や、ヴィダ派に降るぐらいなら魂を賭けて逃走する事を選ぶ連中だったからだ。
　那是因為遭遇到的魔王軍殘黨盡是敵人及，如果要向維達派投降不如賭上靈魂選擇逃跑的傢伙們。
　逆に、何故ルヴェズフォルを……十万年前に神々を裏切り、ヴィダ派の悪神である『五悪龍神』フィディルグを封印した彼の魂を喰わないのか、自分でも不思議だ。
　反過來，為何沒有吃掉魯維茲佛路……在十萬年前背叛眾神，封印了身為維達派惡神的『五惡龍神』飛帝路古的他呢，連自己也覺得不可思議。

『まあ、巡り合わせってものでしょう』
『算了，是機緣吧』
　幾つかある理由を……初めて遭遇した時、ルヴェズフォルが神域に籠ったまま出て来ず、ヴァンダルーも招かれていない神域に入る術がなかった事等を一言で済ませると、ガルトランドの神々がヴィダ派に加わる橋渡しと、もしもの時は仲裁する事を約束した。
　把有幾個理由……初次遭遇的時候，魯威茲佛路依然窩在神域裡沒有出來，范達魯也沒有不被招待就進入神域的手段等用一句話來結束後，約定了當加爾特蘭多的眾神加入維達派的中間人和，有個萬一的時候要調停。

『最近、こうして仲裁する事が多いですね』
『最近，很多像這樣要調停的事呢』
『それもやはり、偉大なるヴァンダルーの力によるものかと』
『那果然也是，由於偉大的范達魯的力量嗎』
　つまり、ヴァンダルーのフットワークが軽く、ガルトランドのような前人未到の地に到達できる機動力と戦力を持っているから、接触しやすいのだろう。
　也就是說，因為范達魯的步法很輕，擁有著能到達像加爾特蘭多般前人未到之地的機動力和戰力，很容易接觸吧。



　神殿でのガルトランドの神々と会談を終えたヴァンダルーは、ガルトランドの町にあるジョブチェンジ部屋に入った。
　結束與在神殿的加爾特蘭多眾神的會談的范達魯，進入了位在加爾特蘭多鎮上的職業變更房間。
　ガルトランドには冒険者ギルドのような半ば独立した組織はなく、ダンジョンや魔境での狩りを行う者達は単純にハンターと呼ばれているらしい。町の町長と各種族の代表者の会議で、ハンターの腕前毎に五級から一級まで等級を審査し、それで入るダンジョンや魔境を決めるらしい。
　在加爾特蘭多沒有像冒險者公會般半獨立的組織，執行在迷宮或魔境的狩獵的人們似乎單純地被稱呼為獵人。似乎會在鎮的鎮長和各種族代表者的會議上，審查每個獵人的本事從五級到一級為止的等級，來決定因此要進入的迷宮級魔境。

　しかし、ジョブチェンジ部屋は必要なので町や、各種族の集落にも幾つか設置されている。
　可是，由於需要職業變更房間在城鎮及、各種族的部落都被設置了幾個。

　既に、ヴィダル魔帝国やアルクレムに居るダルシア達には魔王の大陸とガルトランドで起きた事は報告している。
　已經對維達魯魔帝國及待在阿魯庫雷姆的妲露希亞她們報告了，在魔王的大陸和加爾特蘭多發生的事。
　その時、どちらかに帰ってジョブチェンジ部屋を利用しても良かったのだが、記念に利用する事にした。
　那個時候，雖然就算回到哪邊去利用職業變更房間也可以，但決定利用來做紀念。

「まあ、ジョブチェンジ部屋は何処でも同じなのですが」
「不過，職業變更房間在哪裡都一樣就是了」
　そう言いながら、水晶球に触れる。
　一邊如此說，一邊碰觸水晶球。



《選択可能ジョブ　【冥王魔術師】　【堕武者】　【蟲忍】　【滅導士】　【ダンジョンマスター】　　【混導士】　【虚王魔術師】　【蝕呪士】　【デーモンルーラー】　【創造主】　【ペイルライダー】　【タルタロス】　【荒御魂】　【冥群砲士】　【魔杖創造者】　【魂格闘士】　【神滅者】　【クリフォト】　【冥獣使い】　【整霊師】　【匠：変身装具】　【虚影士】　【バロール】　【アポリオン】　【デモゴルゴン】【魂喰士】　【神喰者】　【ネルガル】　【羅刹王】　【シャイターン】　【蚩尤】　【神霊魔術師】　【ウロボロス】　【ルドラ】　【血統者】　【魔電士】》
《選擇可能職業　【冥王魔術師】　【墮武者】　【蟲忍】　【滅導士】　【迷宮主人】　【混導士】　【虛王魔術師】　【蝕咒士】　【惡魔統治者】　【創造主】　【蒼白騎士】　【塔耳塔羅斯】　【荒御魂】　【冥群砲士】　【魔杖創造者】　【魂格鬥士】　【神滅者】　【逆卡拉巴樹】　【冥獸使】　【整靈師】　【匠：變身裝具】　【虛影士】　【巴羅爾】　【亞巴頓】　【古神話魔王】　【噬魂士】　【噬神者】　【內爾伽勒】　【羅剎王】　【撒旦】　【蚩尤】　【神靈魔術師】　【銜尾蛇】　【樓陀羅】　【血統者】　【魔電士】》



「また増えましたね」
「又增加了呢」
　【ルドラ】は……なんだろうか？　聞き覚えはあるのだが。【血統者】は、【業血】から覚醒した【統血】スキルに関係するジョブだろう。【魔電士】は……よく分からない。まさか、ラダテルの魂を喰ったから出たとも思えないが。
　【樓陀羅】……是什麼呢？　雖然有聽過。【血統者】是、涉及到從【業血】覺醒的【統血】技能的職業吧。【魔電士】……不是很明白。也不認為難道是因為吃了拉達泰爾的靈魂才出現就是了。

　とりあえず、【ルドラ】に関しては次の機会までにまた『地球』に行く機会があったら、その時『地球の神』に聞いてみよう。
　總之，有關【樓陀羅】直到下個機會有再去到『地球』的機會的話，那個時候試著問問『地球的神』吧。
「では、【滅導士】を選択」
「那麼，選擇【滅導士】」



《【滅導士】にジョブチェンジしました！》
《職業變更為【滅導士】了！》
《【自己再生：共食い】、【能力値増強：共食い】、【魂纏時能力値強化】、【欠片限界超越】、【魂魄限界突破】スキルのレベルが上がりました！》
《【自我再生：共食】、【能力值增強：共食】、【魂纏時能力值強化】、【碎片極限超越】、【魂魄極限突破】技能的等級上升了！》
《【導き：滅道】、【滅道誘引】スキルを獲得しました！》
《獲得了【引導：滅道】、【滅道引誘】技能！》
《【導き：滅道】が【導き：冥魔創夢道】に統合され、【導き：冥魔創滅夢道】に変化しました！》
《【引導：滅道】被統合進【引導：冥魔創夢道】，變化成【引導：冥魔創滅夢道】了！》
《【滅道誘引】が【冥魔創夢道誘引】と統合され、【冥魔創滅夢道誘引】に変化しました！》
《【滅道引誘】被統合進【冥魔創夢道引誘】，變化成【冥魔創滅夢道引誘】了！》



・名前：ヴァンダルー・ザッカート
・名字：范達魯．札卡特
・種族：ダンピール(女神)
・種族：半吸血鬼(女神)
・年齢：１１歳
・二つ名：【グールエンペラー】　【蝕帝】　【開拓地の守護者】　【ヴィダの御子】　【鱗帝】　【触帝】　【勇者】　【魔王】　【鬼帝】　【試練の攻略者】　【侵犯者】　【黒血帝】　【龍帝】　【屋台王】　【天才テイマー】　【歓楽街の真の支配者】　【変身装具の守護聖人】
・別名：【食屍鬼帝王】　【蝕帝】　【開拓地的守護者】　【維達的御子】　【鱗帝】　【觸帝】　【勇者】　【魔王】　【鬼帝】　【試煉的攻略者】　【侵犯者】　【黑血帝】　【龍帝】　【攤販王】　【天才馴獸師】　【歡樂街的真正支配者】　【變身裝具的守護聖人】
・ジョブ：滅導士
・職業：滅導士
・レベル：０
・等級：０
・ジョブ履歴：死属性魔術師、ゴーレム錬成士、アンデッドテイマー、魂滅士、毒手使い、蟲使い、樹術士、魔導士、大敵、ゾンビメイカー、ゴーレム創成師、屍鬼官、魔王使い、冥導士、迷宮創造者、創導士、冥医、病魔、魔砲士、霊闘士、付与片士、夢導士、魔王、デミウルゴス、鞭舌禍、神敵、死霊魔術師、弦術士、大魔王、怨狂士
．職業履歷：死屬性魔術師、哥雷姆鍊成士、不死族馴獸師、魂滅士、毒手使、蟲使、樹術士、魔導士、大敵、殭屍製造者、哥雷姆創成師、屍鬼官、魔王使、冥導士、迷宮創造者、創導士、冥醫、病魔、魔砲士、靈鬥士、賦予片士、夢導士、魔王、造物主、鞭舌禍、神敵、死靈魔術師、弦術士、大魔王、怨狂士

・能力値
生命力：５７７,７５２　(２,０６１ＵＰ！)
魔力　：８,９４０,４７８,２３０＋(８,０４６,４３０,４０７)　(合計８０８,９００,４１１ＵＰ！)
力　　：５９,６３１　(７４９ＵＰ！)
敏捷　：５２,９６８　(２１７ＵＰ！)
体力　：６３,４３０　(９５０ＵＰ！)
知力　：６８,１７１　(６７８ＵＰ！)
智力　：６８,１７１　(６７８ＵＰ！)



・パッシブスキル
・被動技能
剛力：６Ｌｖ
超速再生：４Ｌｖ(ＵＰ！)
冥王魔術：９Ｌｖ(ＵＰ！)
状態異常無効
魔術耐性：９Ｌｖ
闇視
冥魔創滅夢道誘引：９Ｌｖ(【滅道誘引】と統合！)
冥魔創滅夢到引誘：９Ｌｖ(和【滅道引誘】統合！)
詠唱破棄：９Ｌｖ
導き：冥魔創滅夢道：９Ｌｖ(【導き：滅道】と統合！)
引導：冥魔創滅夢道：９Ｌｖ(和【引導：滅道】統合！)
魔力常時回復：２Ｌｖ
従群超強化：３Ｌｖ
猛毒分泌：牙爪舌：４Ｌｖ
敏捷強化：９Ｌｖ
身体伸縮(舌)：１０Ｌｖ
無手時攻撃力増強：小
身体強化(髪爪舌牙)：１０Ｌｖ
魔糸精製：１Ｌｖ
魔力増大：９Ｌｖ
魔力回復速度上昇：９Ｌｖ
魔砲発動時攻撃力強化：極大
生命力増強：２Ｌｖ
能力値強化：君臨：６Ｌｖ
能力値強化：被信仰：３Ｌｖ
能力値強化：ヴィダル魔帝国：１Ｌｖ
能力值強化：維達魯魔帝國：１Ｌｖ
自己再生：共食い：３Ｌｖ(ＵＰ！)
自我再生：共食：３Ｌｖ(ＵＰ！)
能力値増強：共食い：３Ｌｖ(ＵＰ！)
能力值增強：共食：３Ｌｖ(ＵＰ！)
魂纏時能力値強化：中(ＵＰ！)

・アクティブスキル
・主動技能
統血：１Ｌｖ
限界超越：８Ｌｖ
極限超越：８Ｌｖ
ゴーレム創成：７Ｌｖ
哥雷姆創成：７Ｌｖ
虚王魔術：６Ｌｖ
魔術精密制御：３Ｌｖ(ＵＰ！)
魔術精密控制：３Ｌｖ(ＵＰ！)
料理：８Ｌｖ
錬神術：１Ｌｖ(錬金術から覚醒！)
鍊神術：１Ｌｖ(從鍊金術覺醒！)
魂格滅闘術：５Ｌｖ
同時多発動：４Ｌｖ
手術：８Ｌｖ
具現化：４Ｌｖ
連携：１０Ｌｖ
超速思考：６Ｌｖ
指揮：１０Ｌｖ
操糸術：８Ｌｖ
投擲術：１０Ｌｖ
叫喚：８Ｌｖ(ＵＰ！)
神霊魔術：２Ｌｖ
魔王砲術：５Ｌv(ＵＰ！)
鎧術：１０Ｌｖ
盾術：１０Ｌｖ
装影群術：７Ｌｖ
欠片限界超越：２Ｌｖ(ＵＰ！)
碎片極限超越：２Ｌｖ(ＵＰ！)
整霊：１Ｌｖ
鞭術：３Ｌｖ
霊体変化：雷
杖術：２Ｌｖ
高速飛行：１Ｌｖ


・ユニークスキル
・獨特技能
神喰らい：８Ｌｖ
噬神：８Ｌｖ
異貌多重魂魄
精神侵食：９Ｌｖ
迷宮創造：５Ｌｖ
大魔王
深淵：１０Ｌｖ
神敵
魂喰らい：９Ｌｖ
噬魂：９Ｌｖ
ヴィダの加護
維達的加護
地球の神の加護
地球之神的加護
群体思考：７Ｌｖ
ザンタークの加護
贊塔克的加護
群体操作：７Ｌｖ
魂魄体：４Ｌｖ
魔王の魔眼
魔王的魔眼
オリジンの神の加護
歐利金之神的加護
リクレントの加護
里庫連特的加護
ズルワーンの加護
茲魯旺的加護
完全記録術
魂魄限界突破：２Ｌｖ(ＵＰ！)
魂魄極限突破：２Ｌｖ(ＵＰ！)
変異誘発
魔王の肉体
魔王的肉體
亜神

・呪い
．詛咒
　前世経験値持越し不能
　不能繼承前世經驗值
　既存ジョブ不能
　不能取得已有職業
　経験値自力取得不能
　不能自力獲取經驗值



　この後控えている戦いは、激戦と言えそうなので、能力値が上がり易そうな導士ジョブの内、先に出ていた【滅導士】をヴァンダルーは選んだ。
　由於這之後等候的戰鬥，能說是激戰，范達魯選擇了能力值上升容易的導士職業之中、先前出現的【滅導士】。
「もう冒険者登録も済ませましたから、ステータスを気にする必要もないですからね。しかし……レベルが上がったのは、【共食い】や【欠片限界超越】とか、身を削るスキルばかりですね」
「因為冒險者登錄也已經結束了，因為沒有介意狀態的必要了呢。可是……等級上升的，盡是【共食】或【碎片極限超越】之類，不要命的技能呢」

　滅導士の影響なのだろうが、文字通りの不吉さだ。
　雖是滅導士的影響吧，但如同字面所示的不吉利。
「まあ、いいか」
「算了，也好」
　そう言って気を取り直したヴァンダルーは、ジョブチェンジ部屋を後にした。
　如此說了重振精神的范達魯，離開了職業變更房間。

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○二つ名解説：黒血帝
○別名解說：黑血帝

　黒き血を持つ皇帝である事を表す二つ名。ブラッドポーションの生産や、生物を血によって変異させる時、自身の血を変化させる時に補正を得る事が出来る。
　表示身為擁有黑血的皇帝的別名。在生產血回復藥及、經由血讓生物變異的時候、讓自身的血變化的時候能獲得補正。
　この二つ名を獲得したのは歴史上ヴァンダルーのみであり、ほぼ彼専用の二つ名である。
　獲得這個別名的歷史上唯獨范達魯，大致是他專用的別名。



○二つ名解説：龍帝
○別名解說：龍帝

　龍の皇帝である事を表す二つ名。普通は自称しようが、神にそう称えられようが獲得する事は出来ない。
　表示身為龍之皇帝的別名。通常雖會自稱，但不會獲得被神如此稱呼。
　出来るとすれば、龍の中でも有力な存在に認められ、名を贈られた時ぐらいである。
　可能的話，即便在龍之中也會被承認是有力的存在，是在被贈予名字的時候。
　そのため、ティアマトに二つ名を贈られたヴァンダルー専用の二つ名と言える。
　因此，可以說是被媞雅瑪特贈予別名的范達魯專用別名。

　この二つ名を持つ者に敵対するという事は、ティアマトやその配下の龍達と敵対する事と同じだと覚悟しなければならない。
　必須要覺悟到所謂敵對擁有這個別名的人這件事，等同於和媞雅瑪特及其部下的龍們敵對這件事。



○ジョブ解説：怨狂士
○職業解說：怨狂士

　【叫喚】スキルを獲得し、ある程度レベルを上げた者が就く事が出来るジョブ。【叫喚】スキルに補正が在り、また【歌唱】等のスキルを獲得しやすくなる。ヴァンダルーの場合は補正があっても、それでは補えない程彼には歌の才能がなかった。ただ、効果音を出すのは上手くなった。
　獲得【叫喚】技能，某程度提高等級的人能就職的職業。對【叫喚】技能有補正，並且獲得【歌唱】等技能變得容易。范達魯的情況就算有補正，對有那樣也彌補不了的程度的他來說也沒有唱歌的才能。只是，發出的效果音變得很好了。

　声を出す力や体力が上がり易く、敏捷は上がり難い。ジョブ単体として考えると、中々微妙である。
　發出聲音的力量及體力容易上升，敏捷難以上升。作為單體職業考慮的話，相當微妙。
　上位ジョブに【ルドラ】が存在するが、亜神の域(人間なら上位のＡ級、若しくはＳ級冒険者以上)にならないと、就く事は出来ない。
　在上位職業裡雖存在【樓陀羅】，但不成為亞神的領域(人類的話是上位的Ａ級，或是Ｓ級冒險者以上)，就無法就職。