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魔物討伐部隊~討伐紫色二角獸後的飲酒會(妲外)

作者:SPT草包│2022-07-04 15:58:47│巴幣:40│人氣:490
魔物討伐部隊~紫の二角獣討伐後の飲み会
魔物討伐部隊~討伐紫色二角獸後的飲酒會
原文連結

本編「紫の二角獣」(https://ncode.syosetu.com/n7787eq/104/)後の飲み会のお話です。
本編「紫色二角獸」之後的飲酒會的故事。
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 紫の二角獣(バイコーン)の討伐を終えた魔物討伐部隊員三十名は、水場の近くにある馬止めに移動した。
 結束討伐紫色二角獸的魔物討伐部隊員三十人,移動到在水場附近的拴馬處。
 平らで少し開けた場所で、馬も置いておける。野営に最適な場所である。
 馬也先放置在在平坦且有點開闊的地方。是最適合露營的地方。

 馬を早駆けさせれば夜には王都に戻れる距離だが、本日はここで泊まり、明日早朝に帰ることとなった。
 雖是讓馬快跑就能在晚上回到王都的距離,但今天要住在這裡,明天早上才要回去。
 その理由は、隊員達の精神的ダメージである。
 那個理由是隊員們精神上的創傷。

「二角獣(バイコーン)の大馬鹿野郎ーっ!」
「二角獸那個大混帳—!」
「滅べ、紫っ!」
「滅亡吧,紫色!」
「おのれ、魔物の分際で……」
「你個區區魔物……」
「本当に、未練がましいことよ……」
「真的依依不捨呀……」

 防水布に座る隊員達の顔色はさえない。
 坐在防水布上的隊員們的臉色很黯淡。
 討伐後、これから疲れを癒やす飲み会のはずなのに、あちこちで怒りと怨みと嘆きが入り交じって聞こえてくる。
 討伐後,這之後明明應該是療癒疲憊的飲酒會,卻聽得見到處混雜的憤怒與怨恨與哀嘆。

「これは、仕方がありませんね」
「這是沒有辦法的呢」
「はい、紫の二角獣(バイコーン)ですので」
「是的,因為是紫色二角獸」

 副隊長のグリゼルダのため息に、壮年の騎士が革袋のワインを渡しつつ答えた。
 對於副隊長古利澤爾達的嘆息,壯年騎士一面交給皮袋葡萄酒一面回答。

 紫の二角獣(バイコーン)は変異種であり、戦闘力は通常の黒い二角獣(バイコーン)と変わらない。しかし、その性質がすこぶる悪質である。
 紫色二角獸是變異種,戰鬥力與通常的黑色二角獸一樣。可是,其性質是非常惡劣的。

 相手の大切な者の幻覚を己と重ねる――
 將對手重要的人的幻覺與自己重疊——
 よって、二角獣(バイコーン)の姿は、各自の妻子や家族、恋人などに見えることが多い。
 因此,二角獸的身影很多會看成各自的妻子及家人、戀人等等。

 その上、紫の二角獣(バイコーン)は魔法防御が高く、遠距離魔法が効きづらい。
 再者,紫色二角獸魔法防禦力很高,遠距離魔法很難有效。
 結果、接近戦中心となるのだが、剣で斬る、あるいは弓で射るのは、愛しい、あるいは大切な者の姿で――精神に大変悪い。
 結果,雖然以接近戰為中心,但用劍砍、或是用弓射的是有著深愛、或是重視的人的身影——而對精神相當不好。

 よって紫の二角獣(バイコーン)の討伐は、魔物討伐部隊員に蛇蝎(だかつ)の如く嫌われている。
 因此討伐紫色二角獸,宛如蛇蠍般被魔物討伐部隊員討厭著。

「本日の紫の二角獣(バイコーン)の討伐、お疲れ様でした」
「今天討伐紫色二角獸辛苦了」
「明日は帰るだけだ、持って来た酒は全部飲んでかまわん。いろいろと思うところがあるなら、ここで吐き出して忘れろ! 今日言ったことは互いに他言無用、持ち帰り厳禁だ! 以上、乾杯!」
「明天只剩回去了,帶來的酒全部喝掉沒關係。如果有各種思緒,就在這裡傾吐忘掉吧! 今天說的話彼此要守口如瓶,嚴禁帶回去! 以上,乾杯!」
「「「乾杯!」」」

 討伐の成功も明日の幸運も祝わぬ乾杯に、各自がワイン入りの革袋を持ち上げる。
 對於不是祝賀討伐的成功與明天的幸運的乾杯,各自舉起裝葡萄酒的皮袋。
 そこにいつもの任務完了の明るさはない。
 在那裡沒有以往任務結束的開朗。

「妻に弓を向ける日がくるとは……」
「把弓朝向妻子的日子來了……」
「そこは混ぜるな、お前が射たのはただの馬だ!」
「那裡別搞混了,你射的只是匹馬!」
「王城騎士団員失格です、子供達が見えて魔法がずれるなど情けないことを」
「我王城騎士團失格了,看到小孩子們魔法就偏掉了真是丟臉」
「きっと位置迷わせの幻覚も入ってたんですよ。お気になさらず、さあ、まずはこの酒を――」
「一定是也加入了位置迷惑的幻覺啦。不用在意,好了,先來把這個酒——」

 決めてはいないのだが、落ち込む者と支援に回る者に分かれつつあった。
 雖然沒有決定,但漸漸被分為消沉者與轉為支援者。
 皆が座る防水布の上には、干し肉もドライフルーツもあるのだが、本日は酒の減りの方がはるかに早そうだ。
 在大家坐著的防水布上,雖然也有肉乾與水果乾,但今天酒減少的方面似乎快得多。

「うわぁ……」
「嗚哇……」

 ワインの革袋を配って、自分の場に戻ると、隣のヴォルフが革袋の白ワインをちゅうちゅうと啜(すす)り飲み続けていた。
 配發葡萄酒的皮袋,回到自己的地方後,隔壁的沃魯夫正持續啾啾地啜飲著皮袋的白酒。
 すでに一つ、カラになった革袋が膝の前に転がっている。
 已經空了一個的皮袋正倒在膝蓋面前。
 金色の目がとても虚ろで、声をかけづらい。
 金色的眼神非常空虛且難以攀談。

 前回の紫の二角獣(バイコーン)の討伐では、二角獣(バイコーン)にしか見えなかったと言っていたが――どうやら今回は『大事な人』が見えたらしい。
 雖然在上次討伐紫色二角獸上,說是只看到二角獸——但看來這次似乎看到了『重要的人』。

 向かいのランドルフは、手のひらにドライフルーツをごっそりとのせて口に含み、その後に革袋のワインを飲んで咀嚼していた。
 對面的蘭道魯夫輕輕地將水果乾放在手掌上含在嘴裡,那之後喝著皮袋的葡萄酒咀嚼著。
 呑み込んだ後、隠したため息を耳が拾ったので、遠慮なしに声をかける。
 由於吞進去之後,耳朵聽到了隱約的嘆息,就毫不客氣地搭話了。

「で、ランドルフ、お前、ホントに誰が見えた?」
「那麼,蘭道魯夫,你真的看到誰了?」
「……黙秘する」
「……我會緘默」
「ランドルフ、たまには吐けー、楽になるぞ」
「蘭道魯夫,偶爾也該一吐為快喔」

 仲間の隊員の声に、革袋をつかむ指に力が入ったのがわかった。
 面對的同伴隊員的聲音,能明白在抓著皮袋的手指上用力。

「……楽になどならん」
「……才不會輕鬆」

 低い声に、からかいの主は次の声を止める。
 面對低沉的聲音,揶揄的人停下接著的聲音。

「まあ、口にしたくない相手というのはあるものだ。家族だけではなく、いなくなったり、亡くした者だったりすることもあるからな」
「算了,是有不想說出口的對象吧。因為不只有家人,也有不在了的、死去了的人呢」

 他の隊員が、ランドルフに干し肉を差し出す。彼は礼を言うと、それをひたすらに噛み始めた。
 其他隊員對蘭道魯夫遞出肉乾。他道謝後,開始專心地咬著那個。
 黙る理由にちょうどいいものを与えられたようだ。
 似乎替沉默的理由給了剛剛好的東西。

 ふと気づくと、反対隣の若い騎士が、片手で目を覆っていた。
 忽然注意到後,另一邊的年輕騎士正用單手蓋住眼睛。
 こちらはワインの革袋にまだ手をつけていない。
 這邊還沒動過葡萄酒的皮袋。

「大丈夫か? 具合が悪いなら早めに横になって――」
「不要緊吧? 如果不舒服就快點躺下——」
「婚約者の顔を見ずに初恋の人を見たなど、申し訳なくて、戻っても会いに行けぬ……」
「沒看到未婚妻的臉而是看到初戀情人,非常抱歉,就算回去也無法去見面了……」
「飲め、そして完全に忘れろ!」
「喝吧,然後徹底地忘掉吧!」

 そのさらに隣、遠い目で夕闇を見る隊員に、ドリノは自分と重なるものを感じた。
 德里諾對在那更旁邊、用遙望的眼神看著黃昏的隊員,感到與自己重疊了。

 自分が紫の二角獣(バイコーン)に重なったのは、花街、宵闇(よいやみ)の館(やかた)一番人気の美女、ファビオラ。
 自己重疊在紫色二角獸身上的是花街、宵闇之館最有人氣的美女,法比奧菈。
 夢に見るほどの想いはあるが、届かぬことも承知している。
 雖有著做夢般的想法,但也知道傳達不了。

 いいや、自分は無理そうだが、そこにいる男には、まだ可能性がある。
 不對,雖然自己不可能,但在那邊的男人身上還是有可能性的。

「おい、戻ったらそのメイドさんの名前を調べようぜ」
「喂,回去的話就調查那位女僕小姐的名字吧」
「メイドさん……あんなにかわいいんだから、きっと恋人がいるよ……」
「女僕小姐……是那麼樣地可愛,一定有戀人了啦……」
「お前、さっきと同じこと言ってるぞ。いっそ、明日、花束を買って王城へ行ったらどうだ?」
「你跟剛才說了一樣的話喔。乾脆,明天買個花束往王城去如何?」
「い、いきなりそんなことをして、嫌われたらどうするのさ?!」
「突、突然做了那種事,被討厭的話要怎麼辦?!」

 思いきり慌て出す彼に納得する。思い入れがすでに深いらしい。
 能理解猛然慌張起來的他。用情似乎已經很深了。

「ところで、そのメイドさんって、どんな人だよ?」
「話說回來,那位女僕小姐是怎樣的人呀?」
「背があまり高くなくて、肩までの黒に近い紺の髪をこう、後ろで結っていて……」
「身高不怎麼高,將接近黑色直到肩膀的深藍色頭髮像這樣、綁在後面……」

 なんとなくその『メイドさん』がわかったが、ドリノは挨拶以外、言葉を交わしたことがない。
 總算知道了那位『女僕小姐』,但德里諾除了問候以外沒有交談過。

「一目惚れか?」
「一見鍾情嗎?」
「うん。それと、誰にでも態度が同じで、鍛錬の後の泥だらけのときも、きちんと挨拶をしてくれて、その声がとてもきれいで……討伐で怪我して戻ったときも声をかけてくれて――笑顔がかわいくて……」
「嗯。而且,對誰態度都一樣,鍛鍊之後滿是泥巴的時候也會好好來問候,那個聲音非常美麗……因討伐受傷回來的時候也會來攀談——笑容很可愛……」
「あー、わかった」
「啊—,我知道了」

 一目惚れどころか、完全に惚れきっているではないか。
 不要說一見鍾情了,這不完全就是迷戀上了嗎。
 ドリノは次のワインの革袋を仲間に渡し、ぽんぽんとその肩を叩いた。
 德里諾將下個葡萄酒皮袋交給同伴,砰砰地拍拍他的肩膀。
 なんとか応援したいものだ――そう思ったとき、けふりと隣で音がした。
 多麼讓人想要聲援啊——如此想著的時候,隔壁發出咳嗽的聲音。
 黒髪の男が、二つ目の革袋のワインを啜(すす)りきっていた。
 黑髮的男人正啜飲起第二個皮袋葡萄酒。

「ヴォルフ、もう一つ、いや、二つ、白ワインはいるか?」
「沃魯夫,要再一個、不,兩個白酒嗎?」
「赤がいい……」
「紅的就好……」
「今取ってきてやるから、ちょっとこれ食ってろ」
「我現在就去拿來,稍微吃點這個吧」

 ヴォルフにナッツを渡すと、素直にそれを食べ始めていた。
 將堅果交給沃魯夫後,他坦率地開始吃起那個。
 今日は、どうにも放っておけない者が増えそうだ。
 今天怎樣都無法放著不管的人似乎增加了。
 ドリノはそう思いつつ、新しい酒の革袋を取りに向かった。
 德里諾一面這樣想,一面朝去拿新的酒皮袋去了。



 しばしの歓談の後、白髪交じりの壮年の隊員が、チーズをのせた黒パンを持ってやってきた。
 短暫的歡談之後,交雜白髮的壯年隊員拿著放上起司的黑麵包過來了。

「悪酔いしないように食べておけ」
「為了不要爛醉先吃吧」
「ありがとうございます……」
「非常感謝……」

 メイドについて語っていた若い隊員は、素直にそれを受け取る。
 說著關於女僕的年輕隊員坦率地收下那個。
 確かに、何も食べずに飲むと、今日は悪酔いしそうな気がする。
 的確,什麼都不吃就喝酒的話,感覺今天似乎會爛醉。

「ルシュ、さっきの話だが――」
「盧修,剛才的話——
「先輩のところまで聞こえてましたか?」
「連前輩那邊都聽到了嗎?」
「私の耳はいいのでな。そのメイドは、背が低めで、光によって青さの出る黒髪、鼻の左右にそばかすが少しあり、口元の右に黒子のある女性か?」
「我的耳朵很好呢。那位女僕是身高很低、且會經由光線顯現藍色的黑髮、在鼻子左右有一點雀斑、在嘴角右邊有著黑痣的女性嗎?」

 ずいと近寄り耳元でささやかれた言葉に、ルシュは目を丸くする。
 盧修對迅速靠近在耳邊低語的話語睜圓大眼。

「先輩、なんでそんなにくわしいんですか……?」
「前輩,為什麼你知道得那麼詳細……?」

 先輩は既婚、自分とは年代も違う。
 前輩已婚,與自己的年代也不同。
 まさか同じように想う人ということはないだろうが、つい不安が募り――
 思慕的人不至於會一樣吧,但無意間越發不安——

「心配するな、姪だ。あと、王城勤務の保証人が私だ」
「別擔心,是姪女。還有,王城勤務的保證人是我」

 先輩に見透かしきった笑顔を向けられ、思わず固まった。
 前輩將看透了的笑容轉了過來,不由得僵住了。

「すみません! その、けして、浮ついた思いでは……!」
「對不起! 那個,我絕對沒有輕拂的想法……!」
「ああ、聞いている限りで理解した。姪は実家暮らしの独身で、恋人もおらん。紹介してもいいが、その前に――お前、トカゲは平気か?」
「啊啊,就我所聽到的是能理解。姪女是獨身在老家生活,且沒有戀人。要介紹也可以,但在那之前——你不介意蜥蜴吧?」
「トカゲ、ですか? 特になんとも思いませんが……」
「蜥蜴嗎? 沒什麼特別的想法……」

 なぜメイドさんの話からトカゲの話になるのかわからず、首を傾げてしまう。
 不知道為何從女僕小姐的話題變成蜥蜴的話題而歪頭不解。

「そうか、ならよかった。その――メイドゥーラ、ああ、姪の名だ。メイドゥーラがとてもかわいがっているペットが、少々大きいトカゲでな……嫁ぎ先につれていくのが条件なのだ。それで、どうも男性側がひくらしい。ルシュも一度、トカゲを見てから判断を――」
「是嗎,那就好。那位——梅朵菈,啊啊,是姪女的名字。梅朵菈有隻非常疼愛的寵物,是有點大的蜥蜴呢……能帶去婆家是條件。而且,男性側似乎都很退卻。盧修也看過一次蜥蜴之後再判斷——」

 こんな機会は二度とない。トカゲが馬を超える大きさでもかまわない。
 這種機會不再有。即便蜥蜴大得超過馬也沒關係。
 ルシュは拳を硬く握って願った。
 盧修緊緊握起拳頭拜託。

「ぜひ、メイドゥーラ嬢のご紹介をお願いします、『おじ様』!」
「請務必拜託將梅朵菈小姐介紹給我,『叔叔大人』!」


 ・・・・・・・



 数日後、ルシュこと、ルシュロイスは、先輩隊員と共に、とある男爵家を訪れた。
 幾天後,盧修、盧修羅伊斯與前輩隊員一起,拜訪了某男爵家。
 メイドゥーラは目と同じスミレ色のドレスを着て、笑顔で出迎えてくれた。
 梅朵菈穿著與眼睛一樣紫花地丁色的禮服,以笑臉來迎接。
 あまりのかわいさに、これだけでも勇気を振り絞った甲斐があったと思った。
 太過可愛了,即便如此也認為很有使盡勇氣的價值。

 顔合わせの茶会中、ご家族の他、ペットの紹介も受けた。
 在會面的茶會中,也接受其他家人與寵物的介紹。
 彼女の飼う青い舌で濃灰のトカゲ『タカラ』は、なかなかに大きく、ルシュの身長の三分の二程あった。
 她所飼養的藍色舌頭兼深灰色的蜥蜴『塔卡拉』相當地大隻,有盧修身高的三分之二左右。
 真横にきてせっせと威嚇されたり、その青い舌を伸ばされたりしたが、実害がないので笑顔で受け流した。
 又是被來到旁邊拚命威嚇,又是被伸出那藍色舌頭,但由於沒有實際傷害而用笑臉敷衍。

 爬虫類は苦手ではないし、魔物討伐部隊員として戦ってきた魔物と比べれば、じつにかわいいものである。
 爬蟲類並不棘手,與作為魔物討伐部隊員戰鬥過的魔物相比的話,其實是很可愛的東西。
 何より、憧れのメイドゥーラの番犬ならぬ番トカゲである。尊重したい。
 更何況是憧憬的梅朵菈那當不成看門狗的看門蜥蜴。想要尊重。
 そう思っていたところ、タカラは足元にごろりと寝そべり――茶会の間中、そこにいた。
 這麼想著的時候,塔卡拉在腳邊隨便躺下了——茶會期間就在那裡。

 その後、ルシュはメイドゥーラとの交際を許された。
 那之後,盧修被允許與梅朵菈交往。
 『タカラ』は、『宝物』から名前をとったというだけあって、メイドゥーラが大変にかわいがっていた。
 『塔卡拉』只是從『寶物』取來的名字,梅朵菈相當地疼愛著。
 夜は同じ部屋で眠っているという話に、少し妬けたのは内緒である。
 對晚上也在同個房間睡覺這件事有點嫉妒是秘密。

 会う度に彼女と共に餌をやり、庭を散歩するうちに、タカラは自分にもよくなつくようになった。
 每次見面都會跟她一起餵食,在庭院散步期間,塔卡拉也變得對自己溫馴。

 一度、タカラに後ろからじゃれられて噛まれたが、メイドゥーラが――そのときにはもう『メイドさん』と呼んでいたが――珍しく烈火の如く怒り、濃灰のトカゲは一回り小さくなるほど縮こまって反省していた。
 雖然有一次被塔卡拉從後面咬著玩,但梅朵菈——在那個時候已經叫著『女僕小姐』了——很稀奇的宛如烈火般憤怒,深灰色的蜥蜴蜷縮到變小一圈般反省著。
 ちょっとかわいそうだった。
 似乎有點可憐。


 なお、タカラと同種のトカゲ、その求愛行動が噛むことだとルシュが知るのは、しばらく先。
 另外,盧修知道與塔卡拉同種的蜥蜴,其求愛行動是嚙咬是在不久之後。
 その話を『メイドさん』にし、赤い顔で肩を噛む真似をされ――婚約腕輪を買いに全力疾走するのは、もう少し先の話である。
 把那些話說給『女僕小姐』聽,讓她用紅紅的臉模仿咬肩膀——為買婚約手環而全力狂奔是再過不久的故事了。
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留言共 3 篇留言

職業量地官
紫色雙角獸=真愛認証獸(艸)

07-05 01:06

SPT草包
噗哈哈哈哈哈哈~07-05 06:28
淡味紅茶
這個故事好可愛啊,同時被寵物和飼主本人都喜歡上的魔物討伐隊員,女僕大人可以同時擁有寵物和愛人,蜥蜴大人也是幸福x2倍。

07-05 14:00

KL
這是一個求愛者 女僕與寵物都沒有受傷的故事

07-05 17:37

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