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TERRA BATTLE劇情歸檔——主線故事(38-7~38-9)

一騎 | 2017-05-06 12:37:10 | 巴幣 0 | 人氣 143

這篇貼文是 主線故事38-7~38-9 的日文劇情歸檔。
 
38-7 今、彼らはそこにいた

「ここは、神の座への通路だと伝えられている」
「ほう、ピラミットか…」
「宇宙船の発着場なんて
眉唾な話を耳にしたことはあるが、
今となっては、それが正しいとすら思えるな…」
「誘いの塔と、同じ…なのでしょうか?」
 
内部に入り、奥へと辿りつくと
やはり見覚えのある「乗り物」があった。
 
「これで地下へと赴けば、
神…いや、ライファーとやらに会えるのだな?」
 
ジャグは、すでに、覚悟を決めた目をしていた。
 

 
「やはり、この惑星にもライファーはある」
「俺たちのライファーは、
それをわかって連れてきたってことだよね?」
「いつもと違うとすれば…流した涙のワケ、かな?」
「助けてあげてほしい…とか?」
「機械が仲間に情を抱く、か。
まあ…プロトの件もあったしな…」

沈黙がつづけば、苦しくなる。
苦しみは不安をあおり、人を饒舌にする。
 
そして、その場所にたどり着く。
 

 
懐かしい。

冒険者たちが抱いた想いは、
まさにその郷愁だった。
 
生命増殖炉が眠る部屋を閉ざす大扉。
今、彼らはそこにいた。
 
「鍵が、必要だったっけ?」
「たしかあの時はぺぺロペが居て、化物と一緒に…」
「あれ? どうやって開いたんだ、あの時の扉…」
「意志あるものこそ、資格ある者。
その思念こそが、扉を開く鍵なのではないかな?」
 

 
扉は開き、彼らを招き入れた。
認められたのだろうか。

だが、そこは、
見知った光景ではなかった。


 
38-8 これが、神だと…?
 
「ボロボロだ…」
 
鎮座する生命増殖炉、
そしてそれを中心に広がる大空間。
無機と有機が混在するその場所は、
朽ち果て、終局を予感させるに十分だった。
 
「これが、神だと…? うゥッ!!」
「ジャグ!? どうした!?」
 

  
38-9 誰も、食べていないんだ…
 
『先にある生命を弄ぶべきではない』
『我らは進化し、先を往く者。
古き者を糧として、何が悪い』
『ならば新しき者を生み出さねばならない。
先を往くならば、ひとつ所に留まる理由もない』
『古き者たちが望むのだ。
弱者は神を求め、安寧を得る』
『それは詐取の詭弁だ。
導くことこそ、我らの定めであるぞ』
 

 
「あなたは… 仲間と別れ、ひとりで…」
 
ジャグは、
朽ち果てた生命増殖炉を見つめていた。

「私に送り込んだのは、あなたの記憶か、神よ」
 
返答だとばかりに、
生命増殖炉がゆっくりと口を開く。
 
冒険者たちは、見守るしかなかった。
 
星を守り、種を守る。
その為には、こうするしかない。

開ききった生命増殖炉の中は、
とても綺麗で、煤ひとつなく、輝いていた。


 
あまりに美しい生命増殖炉の姿に、
冒険者たちは違和感を覚えた。

「誰も、食べていないんだ…」
 

 
冒険者たちの惑星の中心の眠っていた
生命増殖炉の中には、無数の骸が転がっていた。

だが、ここには、それがない。

それは、すなわち、誰ひとり犠牲にせず、
真の意味で「信仰心」のみを
自身の生命力と糧とし、
惑星を維持し続けたことになる。

それを成したのは、
ジャグたち王族の素晴らしき統治があったことも
理由のひとつであるはずだ。

しかし、それも限界が来てしまった――――

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