4.好感度全滿劇情
メギ:
顔周り……は、 いつもと変わりはありませんね。
上半身も……異常なし。
そうなると下半身……?
日本小檗:
臉周圍……和往常一樣啊。
上半身也……沒有異常。
那麼下半身呢……?
メギの手が腰のあたりヘと下がってゆく。
制止するも、 メギは一暼しただけだ。
日本小檗的手往腰部伸去。
就算制止,日本小檗也只是看一眼而已。
メギ:
必要な作業です。
団長さんが気付いて下さるような方ならば、
私がしなくてもいいのですが
日本小檗:
這是必要的工作。
如果團長先生能察覺到的話,
我根本就不需要這麼做
そもそも何をされているのかも分からないのに、
何に気付けというのか……。
反論してみると、 メギが脇腹を手でくすぐってきた。
本來就不知道你到底在做什麼,
而我又該注意什麼……。
反駁了一下,日本小檗用手搔了一下腹部側面。
メギ:
ここも、 団長さんが気づきにくい場所のーつでしたね。
……面白みがないほど一般的な反応、
特に異常はなさそうですね……
日本小檗:
這裡也是團長先生難以察覺到的地方。
反應也很一般,
似乎沒有什麼異常……
メギが執拗にくすぐるあまり、 笑い声が出てしまう。
するとメギがジロリと鋭い目で睨んだ。
被固執的日本小檗搔癢過度,突然發出了笑聲。
日本小檗馬上就用銳利的目光瞪了我一眼。
メギ:
笑いごとではありません。
団長さん、 本当に身体に異変はないんですね?
私、 真剣に聞いているんです
日本小檗:
不是什麼好笑的事.。
團長先生,你的身體真的沒有異常嗎?
我可是認真的在聽喔
全くもって平常運転だ。
力こぶまで見せてみるが、
メギは考え事で頭がいっぱいのようだった。
完全就很正常啊。
你也看到我全身都有力氣,
日本小檗你會不會擔心太多了呢。
メギ:
団長さんの身体に、 何かされたわけではなさそうですね。
少し安心しましたが……。
真実は必ず、 白日の下に晒してやらないと気がすみません
日本小檗:
看來並沒有影響到團長先生的身體呢。
雖然稍微放心了一點……。
但是對不起,真相一定要揭露出來才行
まるで探偵ストレプトカーパスのようだ。
助手であるメギが、 主人の真似事とは……。
何かよからぬ事が起きているに違いない。
手伝おうと申し出ると、 メギは顏を曇らせた。
簡直像偵探海角櫻草一樣。
作為助手的日本小檗,竟然開始模仿上司起來……。
一定發生了什麼壞事吧。
當向她提出幫忙的時候,日本小檗的臉陰沉了下來。
メギ:
私の問題に卷き込む訳にはいきません……
と言いたいところですが、
きっと団長さんは卷き込まれてしまうでしょうね
日本小檗:
不能捲入我的問題……
雖然很想這麼說,
但是團長先生一定會被捲進去的吧
メギ:
実は今日、
私のところにこんなものが届いたんです
日本小檗:
其實就在今天,
我收到了這個東西
メギが、 一枚のカードを取り出した。
『お前の大事なモノは、 漆黒の液体となるであろう』
そう書かれている。
日本小檗拿出了一張卡片。
「你最珍惜的東西,將變成漆黑的液體」
上面如此寫道。
メギ:
漆黒という安直な言葉遣いから、
犯人が誰かは分かっています。
問題は、 大切なモノ、 という部分です
日本小檗:
從「漆黑」這個簡潔的措辭來看,
犯人是誰我大概知道了。
問題就在「珍惜的東西」這個部分
ワルナスビはもう少し、 いたずら対象を考えればいいのに……。
そんな事を思ってしまう。
悪茄子只要再考慮一下惡作劇對象就好了……。
這種事實在是想不到。
メギ:
私にとって、 大切なものは二つ。
その内の一つであるカーパスさんとは
先ほどまで一緒にいたので、
怪盗ごっこの企みには卷き込まれてはいません
日本小檗:
對我來說,最重要的東西有兩個。
其中之一的櫻草小姐。
因為剛才還在一起,
所以沒有被怪盜遊戲的原因所捲入
メギ:
ただ残念なことに、 推理ショーを始めてしまい、
もう一つの大切なものに関する追及が激しいので、
つい逃げてきてしまいました
日本小檗:
然而遺憾的是,才剛開始進行推理表演,
卻因為對另一個重要的東西的追究很激烈,
所以不知不覺就逃走了
メギが頬を赤らめる。
日本小檗的臉紅了起來。
メギ:
もう一つは……お察しの通り、 団長さんです。
もしも察していなかったとすれば、
その鈍さは日常に支障をきたすので
気を付けるべきだと思います
日本小檗:
而另一個就是……正如您所料,是團長先生你。
如果你都沒有察覺到,
因為這種遲鈍會給日常生活帶來困擾
所以應該要小心一點
メギ:
そういうわけですから、
今日一日の行動を教えてください。
漆黒の液体になってからでは遅いですからね。
今日はお休みでしたよね? 何をしていましたか?
日本小檗:
正因如此,
請告訴我你今天一整天的行動。
這樣等到變成漆黑的液體前才來得及。
今天是休假對吧? 你都會做些什麼?
探偵モードのメギが、 テキパキと質問をしてくる。
進入偵探模式的日本小檗,啪嗒地不斷提出問題。
メギ:
買い物で市街地に?
ワルナスビさんたちは見かけましたか?
どのお店に行ったかも教えてください。
何か仕掛けられているのかも……
日本小檗:
要去市區購物?
看到悪茄子小姐了嗎?
請告訴我要去哪間店。
然後可能還有什麼安排……
店の名前は覚えていない……。
ワルナスビは、 見たような見てないような……。
メギの質問とは対照的に、 こちらの答えはしどろもどろだ。
そのことに、 メギの目が光った。
我不記得店的名字了……。
悪茄子好像有看到又好像沒看到……。
與日本小檗的提問相反,我回答得含糊不清。
就在這時,日本小檗的眼睛發亮了。
メギ:
隱し事をしていますね。
まさか、 その程度の演技力で
私を騙せると思っていたのですか?
とても心外です
日本小檗:
你這是有什麼事情在瞞著我嗎。
難道說,你以為這種程度的演技
就能能騙得過我嗎?
真是令人驚訝
メギの迫力に、 つい視線を逸らしてしまう。
それが決定打となった。
被日本小檗的魄力所震懾,不由得移開了視線。
那似乎成了決定性的發言了。
メギ:
ま、 まさか……盗んだものとは、 団長さんの心……!?
漆黒の液体という言葉の真意はまだ掴みかねますが……。
ワルナスビさんも、
初めて怪盗らしい挑戦をしたものですね……
日本小檗:
難,難道說……被偷走的東西,是團長先生的心……!?
雖然漆黑的液體這個詞的真意還不清楚……。
悪茄子小姐,
看來是第一次真正做出怪盜式的挑戰呢……
よく怒っているよぅに見えるメギだが、
今は確実に怒っている……。
日本小檗看起來很生氣,
而現在確實很生氣……。
メギ:
でも、 盗られたのなら、 盗り返すまで……
日本小檗:
但是,如果被偷了,就要把被偷得東西拿回來……
メギ:
団長さん、 正直に答えてください。
どちらの子に色仕掛けをされたんですか?
胸の大きな『ワ』か、 胸の小さい『ラ』か……
日本小檗:
團長先生,請老老實實地回答我。
你是被哪個人給色誘了?
是胸部大的「惡」,還是胸部小的「千」呢……
『ワ』はワルナスビ、 『ラ』はラークスパーか……。
「惡」是惡茄子,而「千」則是千鳥草嗎……。
メギ:
『ワ』の方なら、 私にも少し光が……。
『ラ』の方なら少々……いえかなり絕望的……。
はっ、 そ、 そういうことではなくてですね
日本小檗:
如果是「惡」的話,我認為還有一點希望……。
但如果是「千」的話就有點……給人一種絕望……。
啊,不,不是那個意思啊
メギ:
……どちらでもいいことですね。
二人とも目障りですから、 処理します。
怪盗ごっこなど、 二度と出来ないようにしてあげましょう
日本小檗:
……怎樣都好。
那兩個人都礙眼,也該處理一下了。
怪盜遊戲什麼的,就讓你們再也玩不了
盗まれてなどいない、 そう主張するも、
何かを隠していると断定されてしまった以上、
説得力がないようだった。
什麼都沒被偷走,即使如此主張,
肯定會被斷定是隱瞞了什麼事情,
似乎沒有說服力。
メギ:
そうやって、 素知らぬふりをして庇うつもりですか?
まさか……キスでもされたんですか?
あの二人と……な、 なるほど、 それは考えられますね……
日本小檗:
難道你打算就裝作不知道的樣子來包庇她們嗎?
難道說……已經被吻了嗎?
和那兩個人……原,原來如此,那就可想而知了……
頭が湯だつほど激昂しているメギに、 説明は不可能だ。
ここは奥の手を使う事にする。
秘技、 くすぐりだ。
面對想法激昂到令人頭疼的日本小檗,是無法解釋的。
於是我決定使出了絕招。
秘技,搔癢。
メギ:
きゃっ!
そっ、 それは卑怯ですっ !
もぉっ、 ふふっ、 ふふふっ、 脇は……ダメですから !
日本小檗:
啊!
這,這太卑鄙了!
真是的,呵呵,呵呵呵,腋下……不行呀!
べッドに逃げ込んだメギを追いかけ、 彼女に馬乗りとなる。
図らずも、 ちょっといい体勢になってしまう。
キスでも……と、 顏を近づけた時だった。
為了追上逃到床上的日本小檗,我趁機騎在她身上。
不料,可能是因為姿勢的緣故。
就在貼近臉的時候,順勢……親了下去。
メギ:
団長さん、 二股ですか ?
……まさか三股! ?
日本小檗:
團長先生你,腳踏兩條船?
……難道是腳踏三條船!?
まだワルナスビとラークスパーの事を疑っているのか。
自分が二股するように見えるか?
真摯に聞いてみると、 メギの口調の卜ーンは下がった。
你還在懷疑惡茄子和千鳥草的事情嗎?
我看起來像是腳踏兩條船嗎?
認真地問了一下,日本小檗的口氣低落了。
メギ:
……見えないし、 考えたくもありません。
でも本当に、 盗まれてしまったのが心なら、
今、 目の前の団長さんの中に、 私はいないはずです……
日本小檗:
……既看不出來,也不想去思考。
但是如果,被偷的真的是心的話,
那麼,現在在我眼前的團長先生,我想應該是沒有吧……
これ以上、 メギに隠し事をするべきではない。
ポケッ卜から今日店で買った物を取り出し、
メギの指につける。
状況を理解していないメギは、 目を見張っていた。
看來,不該再繼續對日本小檗隱瞞了。
我從口袋中拿出今天才在店裡買的東西,
並套在日本小檗的手指上。
不了解情況的日本小檗,睜大著雙眼看著。
店の名前を答えられなかったのは、 サプラィズで渡したかったから。
ジュエリー店の名前を言えば、 気付かれると思ったから。
順を追って理由を説明してゆく。
その間メギは、 はめられた指輪を呆然とした面持ちで眺めていた。
之所以沒有回答你店的名字,是因為我想要給你一個驚喜。
如果跟你說珠寶店的名字的話,我認為會被你發現。
我循序漸進的說明著理由。
在這期間,日本小檗目不轉睛的看著手指上的戒指。
メギ:
団長さん……。
最初から隠し事などしなければ、
こんな事にはならなかったはずです。
事を面倒にしたのは、 団長さんの責任です
日本小檗:
團長先生……。
如果一開始就不隱瞞的話,
應該不會發生這種事的。
把事情弄得這麼麻煩,全是團長先生的責任喔
ごもっともである。
謝ると、 メギの腕が首に卷きついた。
理所當然。
向她道歉後,日本小檗把手搭在我的脖子後面。
メギ:
でも……
隠してくれていたからこそ、 今、 喜びが倍増しています。
今回は許してあげましょう
日本小檗:
但是……
正因為你隱瞞了,所以,現在我真的非常高興。
這次就原諒你吧
メギの唇が触れた。
嘴唇與日本小檗的相碰在一起了。
メギ:
そうですね。
あの二人が、 奪えるわけもありませんね。
だって団長さんは、 こんなにも私のことが大好きなんですから
日本小檗:
是啊!
那兩個人,是不可能奪得走的。
因為團長先生是這麼的喜歡我呢
やっとメギの笑顏を見る事ができた。
思わぬハプニングだったが、 悪くはないと思える結果となった。
好不容易才看見了日本小檗的笑臉了。
雖然是意想不到的意外,但就結果而言並不壞。
だが、 漆黑の液体とはなんだったのか。
後日、 その謎をストレプトカーパスが
コーヒーを飲みながら、 華麗に解決することとなる。
但是,漆黑的液體到底是什麼呢?
日後,這個謎團被海角櫻草
一邊喝著咖啡,一邊華麗地解決了。
ワルナスビらが盗んだものは、 メギの好物のコーヒー豆。
結果ワルナスビたちは、 謎かけが単純すぎると、
メギから罵られる事となるのだった。
悪茄子他們偷的其實是,日本小檗很喜歡的咖啡豆。
結果悪茄子他們,因為謎題太過單純的緣故,
就被日本小檗嚴厲地罵了一頓。
《完》
メギ (日本小檗)
小檗科 小檗屬
英文名:Barberry
學名:Berberis thunbergii
別名:コトリトマラズ (小鳥止まらず)
活動「ガラス館の怪事件」登場的突屬性活動五星
除了作為海角櫻草的助理外
同時也是摯友
由於常常要把海角櫻草的話講得簡單一點
所以養成了很直接的語氣
不過也有個性溫柔的一面 (例;替團長跑到鄰國去買筆)