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【翻譯】千年戰爭AIGIS角色好感事件——悪魔召喚士ヴェルティ

一騎 | 2019-05-24 16:57:00 | 巴幣 22 | 人氣 494

當初本來想趁復刻時翻出,結果沒趕上OTZ。




悪魔召喚士ヴェルティ
惡魔召喚士 薇兒蒂
好感度
台詞
0%

好きに研究をさせてくれるなら、可能な範囲での協力はするわ。
你願意讓我隨興做研究的話,我會在可能的範圍內協助你。
15%

人付き合いは苦手なのよ。あまり関わらないでくれる?
和人來往總讓我頗為難的。你能不能少理我一些?
30%

わ、悪い? 私が猫好きだと。研究にも息抜きは必要なのよ。
不、不行嗎?我喜歡貓又怎樣。做研究也是要偷個閒啊。
50%
  

幼少の頃に色々あってね……。それで研究にのめり込んだの。
小時候我出過不少事情……所以才埋頭做研究。
60%
  

自分を縛り付けてる、か……。言われてみればそうかもね。
作繭自縛嗎……你這麼說,或許也對吧。
80%

王子……貴方はどうして私の心をこんなにもかき乱すの?
王子……為什麼你,會如此攪亂我的心神?
100%

たとえ一生を費やしても、貴方を理解したい……それだけよ。
即便耗費一生,我也想理解你……只是這樣啦。
副官

貴方の今日の頼み事は何かしら? 
適当な悪魔を召喚してあげるわよ。
你今天要拜託我做什麼呀?給你召喚隻合適的惡魔吧。




事件一



「……你可別誤會囉?」

「……勘違いしないでくれる?」



落在書本上的視線也不轉向這邊,
薇兒蒂斬釘截鐵地說道,態度冷然。

書物に落とした視線をこちらへ向けもせずに、
ヴェルディは冷然と言い放った。



「之前也講過了吧?我跟你們,
只不過是利害一致而已。」

「前に言ったでしょう? 私と貴方達は、
一応の利害が一致しただけの関係に過ぎないって」



「幫我收集魔法書的書頁,
還有為我提供惡魔研究的環境,
這些我都很感激。」

「グリモワールの書片を集めてくれたことと、
こうして悪魔研究のための環境を
与えてくれたことには感謝してるわ」



「但是,作為其代價,
我要向你們提供研究惡魔所得來的知識。」

「でも、その対価として私は、
悪魔研究で得た知識を貴方達に提供している」



「……契約裡應該是沒有超過於此的條件啊?
我不記得自己什麼時候變成你們的同伴了。」

「……契約にはそれ以上の条件はなかったはずよ?
貴方達の仲間になった覚えなんてないわ」



而且我也沒有違反契約嘛;
她一邊翻著書頁,一邊淡然說道。

契約違反をした覚えもないしね、
と書物の頁を繰りながら淡々と言う。



看薇兒蒂難得成為同伴,
卻一直龜在我們配給她的研究室,
我才希望她多跟其他人有所交流,但結果卻是如此。

宛がわれた研究室にこもりきりとなっていたヴェルディに、
せっかく仲間になったのだから、と
より多くの交流を求めた結果がこの始末だった。



她只是一個勁地對著書桌解讀文書,
幾乎動都不動一下;看著她的背,
我有種奇妙的理解,想說,這就是惡魔研究的最高權威啊。

机に向かったままほとんど身じろぎせずに
書物を紐解き続ける彼女の背中を見ながら、
これが悪魔研究の第一人者の姿か、と俺は妙に納得する。



「……你會害我分心啦,快點出去好不好?」

「……気が散るから早く出ていってくれない?」



混著嘆息說完,
薇兒蒂一個反手,指向出口的房門。

溜息混じりにそう言うと、
ヴェルディは後ろ手に出口の扉を指差した。



無言壓力瞬間籠罩。

無言の圧力に一瞬たじろぐ。



但是,我覺得在這時候,照她所講地回去就輸了,
便下定決心走向她。

だが、ここで言われたとおりに引き返しては負けだと思い、
俺は意を決して彼女に歩み寄る。



「等……我不是叫你出去嘛!」

「ちょ……出ていってって言ったでしょう!」



注意到我接近而回頭,
薇兒蒂的聲音夾雜了點焦躁。

と、俺の接近に気づいて振り向いたヴェルディの声音に
焦ったような響きが混じった。



我有所猜測地,
更加朝她走進,偷看她在讀的書。

もしや、と俺は思い、
更に歩み寄って彼女が読んでいた本を覗き込む。



眼前有幾幅可愛小貓的插畫,筆觸精巧而溫暖。

そこには、可愛らしい子猫の挿絵が
精巧かつ温かみのある筆致で描かれていた。



「欸,幹嘛!看什麼看啦!」

「ちょ、ちょっと! 何見てるのよ!」



薇兒蒂吊起齊整的眉毛譴責我;
我問她是不是喜歡貓。

整った眉を吊り上げて俺を糾弾するヴェルディに、
猫が好きなのかと訊ねる。



「……對啦。我喜歡貓是礙到你喔?」

「……そうよ。悪い? 私が猫好きだと」



我反而是放心了,我微笑道。

むしろ安心した、と俺は微笑む。



能夠知道總是蹲在房間做惡魔研究的薇兒蒂,
還有這樣可愛的一面,讓我還滿開心的。

自室に閉じこもって悪魔の研究ばかり
していると聞いていたヴェルディにも、
可愛らしい一面があるのだと知れたことが嬉しかった。



「做……做研究也是要偷個閒啊!」

「け……研究にも息抜きは必要なのよ!」



薇兒蒂忿然起身闔上書本;
一看到封面上標著《世界貓圖鑑》,
我終於一個俊忍不住。

ムッとして立ち上がったヴェルディが閉じた本の表紙に、
『世界の猫図鑑』と表記されているのを見るに至り、
とうとう俺は噴き出してしまった。



「~~~~~~~!
你快出去啦!打擾我做研究!」

「~~~~~~~ッ!
もう出ていって! 研究の邪魔よ!」



「妳不是正在休息嗎?」連我的抗議都不聽,
薇兒蒂把我推著轟出房間。

息抜きの途中ではなかったのかという俺の抗議も聞かず、
ヴェルディは俺を押して部屋から締め出した。



房門關上,背後聽見上鎖聲。

扉が閉まり、鍵のかかる音が背後で聞く。



雖然感覺那聲音有一抹寂寥,
但是想到剛才見到薇兒蒂惱羞的臉龐,
我背靠著房門,不知不覺露出了笑容。

その音に一抹の寂しさを覚えたものの、
直前に見たヴェルディの恥じらいに染まった顔を思い出した俺は、
扉に背をもたせたまま知れず笑みを浮かべていたのだった。




事件二



「……幹嘛啊,還來喔?」

「……何よ、また来たの?」



一臉想講「真煩」的表情,
薇兒蒂招呼到訪的我進去她的研究室。

困ったものね、とでも言いたげな表情で、
ヴェルディは訪ねてきた俺を自身の研究室へ迎え入れた。



「沒辦法囉……休息一下好了。」

「仕方ないわね……休憩にしようかしら」



「剛好我也感覺有點累了,
而且你人在房間我就不能集中。」

「ちょうど少し疲れてきたところだったし、
貴方が部屋にいると研究に集中できないから」



交雜著嘆息說完,
她闔上拿著的書本放到書桌,
把椅子轉面向我,坐了下來。

溜息混じりにそう言うと、
持っていた書物を閉じて机に置き、
こちらを向くように椅子を動かして腰掛ける。



以前薇兒蒂還不太喜歡我來訪,說會「打擾研究」,
但是現在她會為了我空出時間,讓我還滿開心的。
我順著她的邀請坐到沙發上,臉上一邊露出微笑。

以前は「研究の邪魔」と俺の訪問を疎んじていた彼女が、
今ではこうして俺のために時間を割いてくれることが嬉しくて、
俺は勧められるままにソファーに腰を下ろしながら笑みをこぼす。



「……笑什麼啦,怪噁心的。
是有什麼好事嗎?」

「……何よ、ニヤケちゃって。
何かいいことでもあったの?」



變得像這樣對我提問,就證明了她比起以前,開始對我有興趣了。

そんな風に質問を投げてくるようになったこと自体が、
以前よりも俺に興味を持ちはじめたことの証左だった。



「真是的……還真搞不懂你在想什麼欸。
所以我才不喜歡跟人相處……」

「全く……貴方って、本当に何考えてるのかわからないわ。
これだから人付き合いは苦手なのよ……」



「召喚惡魔來使役還輕鬆得多了」
表情不知是開玩笑還是認真,薇兒蒂抱怨。

悪魔を召喚して使役する方がよっぽと楽だわ、と
冗談とも本気ともつかない表情でぼやく。



我也是搞不懂妳在想什麼啊,我苦笑道。

何を考えているのかわからないのはお互い様だろう、
と俺は苦笑した。



「我……我又沒有想讓你搞懂。」

「別に……私は分かられたいとは思わないわ」



說著,薇兒蒂把視線落到腳邊。

言いながらヴェルディは視線を足下へ落とす。



我老實告訴她,想要多認識她一點,
趁著這時間提了一個以前就很在意的疑問。

そんな彼女に、
俺はお前のことをもっと知りたい、と正直に告げ、
ここぞとばかりに以前から気になっていた疑問をぶつけてみた。



「……那件事,我以前也講過啦?」

「……そのことなら、前にも話したでしょう?」



「我會繼續研究,就因為那是我唯一的興趣呀。」

「私が研究を続けるのは、それが唯一の趣味だからよ」



講得斷然而簡單的薇兒蒂,
看到我一臉還不信服的樣子,
便像是稍微重新想了想地,仰望天花板。

そっけなく言い放ったヴェルディは、
納得のいかない表情を示す俺を見て、
しばし考え直すように天井を仰いだ。



「……對呀。」

「……そうね」



「仔細想想,講興趣可能不太對。」

「よく考えてみたら、
趣味というのは正確ではないかもしれないわ」



「正確來說……
應該算是,除了研究以外,我也沒別的事想做吧?」

「正確には……、
研究のほかにやりたいことがない、と言うべきかしら?」



「……不對,
除此之外也沒我能做的,這樣講搞不好才妥當……」

「……ううん、
それしかできない、と言った方が適当かも……」



薇兒蒂把手抵在細緻的下顎沉思;
我換了個問法,問她
最開始要研究惡魔的動機為何。

細い顎に手を当てて考え込むヴェルディに、
そもそも悪魔研究を始めたきっかけは
なんだったのか、と質問の仕方を変える。



於是乎,她便猶豫般地等了一段時間,
才看似下定決心,開口說道:

すると彼女は、
ためらうような間を置いたあとに、
意を決したように口を開いた。



「……我的左右兩隻眼睛,顏色不一樣對嘛?」

「……私って、左右の目の色が違うでしょう?」



「就因為這個緣故,我出生城鎮上的人
都在流傳說,小時候的我是不是混了惡魔的血。」

「そのせいで、幼い頃の私は
悪魔とのハーフなんじゃないかって
生まれた街の人々に噂されていたの」



「我那時年紀還小,對那謠言真的是在意得不得了。」

「幼かった私は、その噂に気になって仕方なかった」



「……因為,從我懂事時,父親就已經不在了……」

「……だって、私には
物心ついた時にはもう父親がいなかったから……」



關於父親的出身為人,還有消息,
母親幾乎什麼都沒講,薇兒蒂回憶到。

父の素性と消息について、
母はほとんど何も語らなかったとヴェルディは述懐した。



「……所以我,
就順著自己父親可能是惡魔的這條謠言,
一點一點地栽進惡魔研究。」

「……だから私は、
自分の父親が悪魔なんじゃないかっていう噂にすがって、
少しずつ悪魔の研究にのめり込んでいったの」



「我想說這樣一來,我就能稍微知道,
自己的父親是個怎麼樣的人……」

「そうすれば、自分の父親がどんな人なのか
少しでもわかると思って……」



說完後,薇兒蒂便閉口不再多談。
我問她真相大白了沒。

そう言ったきり口を閉ざしたヴェルディに、
真相は判明したのかと訊ねる。



她一聽到問題,便抬起一張很無聊的臉看我。

すると彼女は、つまらなそうな顔を上げて俺を見た。



「……研究愈是進行,我知道的,
就只有我不是惡魔和人類的混血兒而已。」

「……研究を進めていく中でわかったのは、
私が悪魔と人間のハーフじゃないっていうことだけね」



「……可是,發現到父親不是惡魔之後,
我也還是停不下研究惡魔。」

「……でも、父が悪魔じゃないと判明した後も、
私は悪魔の研究を止められなかった」



「都怪我把至今為止的人生都砸在了研究惡魔上面,
不知不覺間做研究就變得和過人生同一個意思了。」

「それまでの人生のほぼ全てを悪魔の研究に費やしてきたせいで、
いつの間にか研究することと生きることが同義になってたのね」



「所以……對呀。」

「だから……そうね」



「我喜歡研究是事實,不過會持續的理由,
說不定是因為我也就只能那樣過人生吧。」

「研究が好きなことは事実だけど、それを続けてる理由は、
そういう生き方しかできないからかもしれないわ」



一種該說是,很平穩的了悟表情,
浮現在薇兒蒂秀麗的相貌。

穏やかな諦観、とでも言うべき表情が
ヴェルディの秀麗な相貌に浮かぶ。



我告訴她,最近的薇兒蒂比起以前,
研究做得看起來更有生氣。

そんな彼女に俺は、
最近のヴェルディは以前よりも生き生きと
研究しているようにみえるがな、と告げた。



「是這樣嗎?」

「そうかしら?」



薇兒蒂若有所思地歪首思考。
稍微過了一陣子,她有些猶豫地開口道:

思案げに首を傾げたヴェルディは、
ややあってからためらいがちに口を開く。



「……說不定,
是我結交到了你常講的那個『同伴』喔。」

「……ひょっとすると、
貴方がよく言う仲間ってやつができたからかもしれないわね」



哦哦。我抬起眉毛。

ほう、と俺は眉を上げる。



薇兒蒂會自己承認是我們的同伴,這可是第一次。

ヴェルディが自らを
俺たちの仲間だと認めたのは初めてのことだった。



「……我之前的確是那麼想的。
覺得沒用處的交好只會奪走寶貴的研究時間而已。」

「……確かに前はそう思ってたわ。
無用な馴れ合いは貴重な研究時間を奪うだけだってね」



「可是……都怪你一直來煩我,
害得我跟你相處的時間變成了日常的一部分。」

「でも……貴方がしつこく
私のところに来るようになったせいで、
貴方といる時間が日常の一部になった」



「……過了一陣子之後,
我注意到那其實也沒有想像的難受。」

「……そして、そうなってみたら、
それが思ったほど耐え難くはないことに気づいたの」



語氣淡然,薇兒蒂一邊說,
一邊把作為服裝一部份的鎖鏈放在手中把玩。

淡々と語りながら、
ヴェルディは服装の一部である鎖を手の中で弄ぶ。



「本來我覺得和你閒聊只能算是浪費時間,
但聊著聊著,有好幾次我都發現了
只有一個人做研究時想不到的主意……」

「時間の無駄だとしか思えなかった貴方との雑談の中で、
一人で研究していただけでは思いつかなかったような
着想の種を見つけたことも何度かあったし……」



「更重要的是,想到我的研究成果會幫上你跟你的同伴,
就比起以前只為自己做研究時還要更有幹勁。」

「なにより、私の研究の成果が
貴方やその仲間の役に立つと思ったら、
自分のためだけに研究してきた頃よりもやりがいが出てきたの」



「現在我也還是不習慣和人相處,
而且也依然覺得那很麻煩……」

「今でも人付き合いは苦手だし、
面倒だって思う気持ちは変わらないけど……」



「不過要是最後研究可以有所進展,
搞不好也不是完全沒用處。」

「結果的に研究に前向きになれるのなら、
あながち無駄でもないのかもしれないわね」



於是我向薇兒蒂提案,
既然這樣,就不要只跟我,也和其他人多多交流怎樣?

ならば、と俺は、
俺だけではなくもっと多くの者たちと交流してはどうか、
とヴェルディに提案する。



於是乎,她伏下雙眼靜靜地搖了搖頭。

すると彼女は、目を伏せて静かに首を横に振った。



「……我不要。」

「……嫌よ」



「因為我一定會被大家討厭。」

「私はきっと皆に嫌われてるから」



沒那回事的。我說。
但是薇兒蒂立刻反駁。

そんなことはない、と俺は言ったが、
ヴェルディはすぐに反駁した。



「會啦。
我可是個,把可能終結世界的魔神,
憑興趣就叫出來的危險人物欸?」

「あるわよ。
私は世界に終わりをもたらすかもしれない魔神を
趣味で呼び出したりするような危険人物なのよ?」



過去她的確是召喚過魔神。

過去に彼女が魔神を召喚したことがあるのは事実だった。



但是現在妳不會那麼做了對吧。我說道。

だが今はそんなことはしないだろう、と俺が言うと、



「……對啊,因為我被監視著嘛。」

「……ええ、監視されてるからね」



「可是,要是契約結束離開了你們這邊,
惡魔呀魔神呀,我可是都還打算隨我喜歡來召喚哦。」

「でも、契約が切れて貴方たちの許から離れたら、
悪魔でも魔神でも好きなように召喚してやるつもりよ」



那為了不要那樣,
之後也就只能一直讓你和我們一起囉。我笑道。

ではそうならないように、
これから先もずっと共にいてもらうしかないな、と俺は笑う。



「……你搞什麼啊。」

「……なによ、貴方」



「把我束縛起來……那是有什麼好玩的啊!?」

「私のことを縛り付けて……それの何が楽しいわけ!?」



薇兒蒂突然發起脾氣來,
憤怒的聲音回響在狹窄的研究室牆壁。

不意に声を荒げたヴェルディの怒声が、
手狭な研究室の壁に反響する。



我嘆了一口氣,從沙發站起走近她身旁。

俺はひとつ溜息をつくと、
ソファーから腰を上げて彼女の傍に歩み寄った。



我碰觸薇兒蒂那,像是要戒訓自己而繞在手臂上的鎖鏈,
問她:束縛妳的不就是妳自己嗎。

そして、自らを戒めるかのように彼女の腕に巻き付いた鎖に触れ、
お前を縛り付けているのはお前自身ではないのかと
ヴェルディに問うた。



「怎、怎麼會……」

「そ、そんなこと……っ」



對著含糊其詞的薇兒蒂,
我告訴她:我知道妳很多優點。

言い淀むヴェルディに、
俺はお前の良いところを沢山知っている、と伝える。



而且,召喚惡魔的事情,只要花時間說明,
理應該都能讓大家瞭解的。

そして、それは時間をかけて説明すれば
誰にでも理解してもらえるはずのことなのだ。



「可是……我,長得這個樣子,
要是出現在大家面前,他們一定覺得我很恐怖……」

「でも……私、こんな見た目だし、
皆の前に出たら、きっと怖がられるわ……」



有自覺的話,改就好了嘛。
正當我想要講的那個當下。

自覚があるのなら変えればいいではないか、
と言おうとした、その時。



「喵——」一陣劃開氣氛的叫聲
從門對面傳了過來。

にゃあ、と気の抜けた鳴き声が
扉の向こうから聞こえてきた。



「——!?」

「——ッ!?」



肩膀打了個顫,
薇兒蒂看向發出聲音的房門那邊。

ぴくり、と肩を揺らし、
ヴェルディは声のした扉の方向を見やる。



這時我想起,薇兒蒂她很喜歡貓咪。

そういえば、と俺は
彼女が猫好きだったことを思い出した。



我提案說,總之先到外面去看看吧。

とりあえず外へ出てみないか、と提案する。



「可是……」

「でも……」



像是在邀請猶豫的薇兒蒂,叫聲再次傳來。

ためらうヴェルディを誘うかのように、
再び鳴き声が聞こえてくる。



裸肩簌簌顫抖,表達出她的真意。

むき出しの肩がふるふると震え、
彼女の真意を物語っていた。



我緩緩地牽起她放在膝蓋上的手。

俺は膝の上に置かれた彼女の手をおもむろに取る。



「呀!?
幹、幹嘛你隨便握別人的手……」

「きゃ!?
な、なに勝手に人の手を握って……」



薇兒蒂說著,像是要拒絕般擺出一臉倔樣。

ヴェルディはそう言って、拒むように表情を強張らせる。



但是,過了一陣子,她的表情漸漸和緩,
取而代之地,露出了像是放棄了一樣的微笑。

だが、しばらくするとその顔から強張りが薄れ、
代わりに観念したような微笑みが浮かび上がってきた。



「真是的……所以我才討厭你啦。」

「全く……これだから貴方は嫌なのよ」



「誰叫王子你……
你都把我的心,攪得好亂好亂。」

「だって王子……、
貴方はこんなにも、私の心をかき乱すんだもの」



悄聲說完,薇兒蒂靜靜地從椅子站起,
用自己的雙腳朝房門邁出步伐。

囁くと、ヴェルディは静かに椅子から立ち上がり、
自らの足で扉へ向かって歩き出す。



我問她突然間怎麼了,
她便站在房門前,一臉不敢置信地回頭說道:

急にどうしたんだと俺が訊ねると、
彼女は扉の手前で立ち止まり、
呆れたような顔で振り向いて言った。



「……什麼怎麼了,你現在還講什麼啊?
是你讓我這樣的吧?」

「……どうしたって、何よいまさら?
貴方が私をこうしたんでしょう?」



「……聽好囉,王子?
我會照你說的,之後會努力和其他人講話的。」

「……いい、王子?
私は貴方の言うように、
今後は他の人達とも話すように努力するわ」



「相對地,
王子你要陪我作一項新的研究。」

「そのかわり、
王子は私の新しい研究に付き合ってちょうだい」



「問我什麼研究……那還要多講啊?」

「どんな研究かって……そんなの決まってるでしょう?」



說完,薇兒蒂手貼在嘴邊露出微笑,像是在笑我。

そう言うとヴェルディは、
口元に手を添えて可笑しそうに笑みをこぼした。



「王子,是關於你的研究呀。」

「王子、貴方についての研究よ」



這句意外的話,讓我不禁啞然。

予想外の言葉に、俺は思わず啞然とする。



也不管我吃驚,薇兒蒂打開房門說道:

そんな俺になど構いもせずに、
ヴェルディは扉を開けて言った。



「喏、走吧,王子。可愛的貓咪在等著我們喲。」

「さぁ、行きましょう、王子。
可愛い猫ちゃんが私たちを待ってるわ」




事件三



「……喵——喔。」

「……にゃーお」



……是什麼儀式嗎。

……何かの儀式なのだろうか。



夾著畫在地板上的魔法陣,
黑色小貓和美麗女惡魔召喚士面面相對。

床に描かれた魔法陣を挟んで、
黒い子猫と麗しき女悪魔召喚士が向かい合っている。



奇妙的是她——薇兒蒂,
像是在模仿面對的黑貓,蹲踞著兩手著地。

奇妙なのは彼女——ヴェルディが、
相手の黒猫を真似るかのように
しゃがんで床に両手をついていることだ。



「……(梳理)」

「……(くしくし)」



黑貓做出像是洗臉的舉動,
而薇兒蒂也用輕握的拳頭撫弄自己的臉。

黒猫が顔を洗うような仕草をすれば、
ヴェルディも軽く握った拳で自分の顔を撫でる。



「……喵?」

「……ぅにゃ?」



終於,注意到我來訪的小貓,
一臉訝異地歪著頭,開始眺望沒見過的來訪者。

やがて、訪れた俺の姿に気づいた子猫が
怪訝そうに首を傾げて見慣れぬ来訪者を眺めはじめた。



相對地,背對著我的薇兒蒂,
對於眼前小動物所發生的變化感到相當驚訝。

対して、こちらに背を向けているヴェルディは
眼前の小動物に生じた変化にいたく驚いた様子で、



「咪……咪仔!?」

「み……ミミちゃん!?」



「難不成,你看到人類看不見的東西了喵!?」

「ひょっとして、人間に見えないものが視えてるにゃ!?」



……我實在快忍不住了。

……さすがに限界だった。



憋著的笑聲超過忍耐界限,
「哼」,一聲怪笑從鼻子漏出。

せき止めていた笑いが限界を超え、
ムフッ、と妙な笑声が鼻から漏れる。



「——嗯喵!?」

「——ふにゃッ!?」



發出一陣有如魚刺梗喉的慘叫,
薇兒蒂緩緩回頭看向我這邊。

小骨が喉に刺さったような悲鳴を上げ、
ヴェルディはゆっくりとこちらを振り向く。



「王……王子!?」

「お……王子っ!?」



她肩膀哆嗦了一下,雙目大瞠;
很快地,她的臉逐漸失去血色。

ビクっと肩を揺らして大きく目を見開くと、
見る間にその顔から血の気が失せていった。



而不一會後——

が、その直後——。



薇兒蒂以令人懷疑自己目光的大跳躍,
返回自己研究桌前的椅子,
立刻像是什麼事都沒發生般打開書說:

ヴェルディは目を疑うほどの大跳躍で
自身の研究机の前の椅子に着座すると、
何事もなかったかのように書物を開きながら言った。



「…………怎麼?有什麼事情?」

「…………で? なにか用かしら?」



剛才妳——

さっきは何を——



「——惡魔的研究。」

「——悪魔の研究よ」



呃不對,那與其說是惡魔,更像是貓——

いや、あれは悪魔というよりは猫では——



「——惡魔的研究啦!」

「——悪魔の研究よッ!」



……就當作是那樣吧。

……そういうことにしておこう。



「……真是的,你是從哪裡聽到的啊?」

「……まったく、どこで聞きつけたのかしら?」



薇兒蒂嘆著氣打開抽屜,
從中取出某樣東西朝我走來。

溜息をついて抽斗を開けたヴェルディは、
中から取り出した何かを持って俺に歩み寄った。



「喏,拿去。
你本來是想跟我家咪仔玩對吧?」

「ほら、あげるわ。
うちのミミちゃんと遊びたかったのでしょう?」



……咪仔?

……ミミちゃん?



我困惑著看了下她給我的東西,
好像是某種小魚乾。

困惑しながら手渡されたものを見ると、
それは小魚を干して乾燥させたものらしい。



「喵」,一邊發出可愛的叫聲,
剛才的黑貓靠到我的腳邊來。

にゃぁ、と愛らしい声で鳴きながら
先程の黒猫が足元にすり寄ってくる。



「有人讓給我的。
他說小貓生太多養不下。」

「とある人に譲ってもらったの。
子猫が生まれすぎて飼えなくなったからって」



「原來如此」,我一邊餵黑貓魚乾一邊回話。

なるほど、と俺は黒猫に干魚をやりながら返す。



可是,說不善與人相處的薇兒蒂
居然會和他人親近到那種地步,著實吃驚。

しかし、人付き合いが苦手と言っていたヴェルディが
そこまで他者と親しくなるとは驚きだ。



「……不過,我也不是直接跟人說
請他讓給我就是了。」

「……まぁ、私が譲ってくれって
直接申し出たわけじゃないんだけどね」



……怎麼回事啊?

……どういうことだ?



「……先前讓你給講過以後,
我不是就開始和部隊裡的人講話了嘛?」

「……前に貴方に言われてから
軍の人たちと話すようになったじゃない?」



「然後啊,我就跟能夠召喚像貓生物的召喚士,
還有長貓耳的獸人族交上朋友……」

「そうしたら、猫みたいな子を召喚できる召喚士とか、
猫みたいな耳をした獣人の子とかと仲良くなって……」



「所以,我就鼓起勇氣,
跟大家表白自己很喜歡貓。」

「それで、思い切って
猫が好きだってことをみんなに告白したの」



聽她說她喜歡貓的資訊就是從那裡散開,
也傳到了在找小貓飼主的人耳裡。

そこから猫好きだという情報が広まり、
子猫の飼い主を探していた者にも伝わったらしい。



「……人生,還真有夠摸不透的呢。」

「……わからないものよね、人生って」



一邊蹲下撫摸黑貓的頭,薇兒蒂說道。

屈んで黒猫の頭を撫でながらヴェルディは言葉を紡ぐ。



「在遇見你們之前,
我本來是打算把所有人生都花在研究惡魔上。」

「貴方たちと出会う前までは、
私は人生のすべてを悪魔の研究に費やすつもりだった」



「和人相處什麼的,
我都只覺得會妨礙研究而已。」

「人づき合いなんて、
研究の邪魔にしかならないと思っていたの」



「……但是,拜我開始和人說話所賜,
我反而能像這樣,拿到我本來就想要的東西。」

「……けれど、人と話すようになったおかげで
私はこうして欲しかったものを手に入れられたわ」



養貓的話應該會非常打擾研究吧。
我一說完,薇兒蒂便苦笑著點頭,

猫なんて飼っていたら研究を邪魔されて仕方ないだろう、
と俺が言うと、ヴェルディは苦笑しながら頷いて、



「沒錯,就是說呀。
這孩子會把書桌上的東西弄掉,
還會拿貴重的研究書封面來磨爪子……真夠辛苦的。」

「ええ、まったくだわ。
この子ったら机の上の物を落とすわ、
貴重な研究書の表紙で爪を研ぐわで……もう大変よ」



「……但就算這樣,能和這孩子一起生活,
我還是很快樂。」

「……でも、それでも私は
この子と一緒に暮らせて幸せよ」



薇兒蒂一邊說一邊抱起黑貓磨蹭臉頰。

言いながら抱き上げた黒猫に頬ずりをするヴェルディ。



看到像是驚訝得雙眼圓瞠的貓,
我不禁鬆手弄掉了手上剩下的魚乾。

驚いたように両目を丸くした猫を見て、
思わず俺は持っていた干魚の残りを取り落とした。



「……呵呵。注意到了嗎?
這孩子呀,和我一樣,兩眼的顏色不一樣。」

「……ふふっ。気づいたかしら?
この子、私と同じで両目の色が違うの」



「第一次見到這孩子的時候,
我就感嘆說『牠怎麼這麼可愛』。」

「初めてこの子を見た時は
『なんて可愛い子なのかしら』って溜息が出ちゃった」



這隻貓的確有著一對美麗的雙眼。
就像是嵌進了兩顆不同顏色的寶石一樣。

確かに美しい目をしている。
色違いの宝石がはめ込まれているかのようだ。



「……只要看著這孩子,我就會覺得,
就算我眼睛長得這樣,或許也還是有人願意愛我。」

「……この子を見てると、こんな目の私でも
誰かに愛してもらえるんじゃないかって思えてくるの」



「那當然的不是嘛。」薇兒蒂剛好在這時站起,
恰好得把我要說出口的話給蓋過。

そんなの当然じゃないか、と言いかけた俺の言葉を
遮るようなタイミングでヴェルディは立ち上がり、



「好啦,差不多也要真的回去做研究了。
接下來就在『愛貓者的昏曉』再聊吧?」

「さぁて、そろそろ本当に研究に戻らなくちゃ。
続きは『猫好きの夕べ』で語り合いましょう?」



……「愛貓者的昏曉」?

……『猫好きの夕べ』?



「欸,我沒說過嗎?」

「あら、話してなかったかしら?」



「我要和鄰近的愛貓家開茶會啦。
你部隊裡的人應該也會來幾個喔?」

「近隣の愛猫家たちとお茶会を開くことになったの。
貴方の軍の人たちも何人か来ると思うわよ?」



真沒想到已經發展成這樣了。

そんなことになっていたとは驚きだ。



原本不好外出又不習慣與人來往的薇兒蒂
居然會成長到能夠和鄰居來往。

出不精で人付き合いが苦手だったヴェルディを
ご近所付き合いができるまでに成長させるとは。



人都說人養貓,
但實際上,搞不好被養大的是人才對。

猫を飼う、と人は言うが、
その実、育てられているのは人間の方なのかもしれない。



「你當然也會來對嘛?」

「もちろん貴方も来るわよね?」



「畢竟你都是想和貓玩想到來別人房間的程度了。
已經十分有參加『愛貓者的昏曉』的資格囉。」

「猫と遊びたくて人の部屋に来るほどの猫好きなんだもの。
『猫好きの夕べ』への参加資格は十分にあるわ」



「……幹嘛啦,不用客氣啊?
我這個主辦者都認可你了。」

「……なによ、遠慮しなくていいのよ?
主催者の私が認めてあげてるんだから」



原來是主辦者啊……

主催者だったのか……。



「那、那種小事不用在意好嘛?
所以你是要來,還是不來?說清楚啦。」

「べ、別にそんなことはどうでもいいでしょう?
それより来るの、来ないの? はっきりしなさいよ」



我稍作思考後,回答
「薇兒蒂要去,那我就去。」

俺は少し考えた後に、
ヴェルディが行くなら行こう、と答えた。



「啊……哈?
為什麼要提到我——」

「は……はぁっ?
どうしてそこで私の名前が——」



「……噯?你不是來看貓的?」

「……え? 猫に会いに来たわけじゃない?」



「那你來我房間是要……?」

「じゃあ、何をしに私の部屋に……?」



「…………來找我?為什麼?」

「…………私を会いに? なんで?」



我嘆了口氣,問她
「妳是為什麼要養貓呢?」

俺は溜息をつき、
お前はなぜ猫を飼っているんだ、と訊ねる。



「那還用說,因為喜歡才——」

「そんなの、好きだからに決まって——」



「————!?」

「————ッ!?」



從顏面飛紅的純情女孩臂上,
黑貓像是液態化一樣「咕溜」地脫落。

顔を赤らめた乙女の腕から、
黒猫が液状化したかのようにするりと抜け落ちた。



「呃……」

「お……」



「……要不要我去泡杯茶呀?」

「……お茶でも淹れようかしら?」



好嗎。我問道。

いいのか、と俺は訊ねる。



剛才我記得妳好像說,差不多要回去做研究了。

そろそろ研究に戻らなければ、と先刻は言っていた気がするが。



「嗚……」

「うっ……」



薇兒蒂一臉像是要說「糟了」的樣子。

しまった、というような顔をするヴェルディ。



但是之後,她突然像是注意到什麼一樣,仰望天花板,
然後露出昂然自得的笑容再次看我。

だがその後、ふと何かに気がづいたように天井を見上げ、
それから勝ち誇ったような笑みを浮かべて再び俺を見た。



「……呵呵。對呀,我是打算做研究喔。
這可是我發誓投入畢生的,另一個專題呢。」

「……ふふっ。ええ、研究をするつもりよ。
私の生涯を掛けると誓った、もうひとつのテーマをね」



……另一個專題?

……もうひとつのテーマ?



在表示疑問的我面前,
薇兒蒂像是受不了我一樣,聳了聳肩說:

首をかしげる俺の前で、
やれやれ、という風にヴェルディは肩をすくめて言った。



「真是的……之前就說過啦?」

「まったく……前に言ったでしょう?」



「我呢,要做王子,你的研究啊。」

「王子、貴方の研究をするってね」




猫好き 本來想翻成 貓奴,不過最後還是選擇保守的翻法。

翻完之後,我有想到說如果讓她和波久神(ハクノカミ)當室友,可能會很有趣WWW

創作回應

D球球Q
[e5]可惜這隻沒有興趣 一直放倉庫
2019-05-24 17:10:31
白蓮教徒
室友+1,很有趣的發想


話說雖然和"其他"惡召相比,功能性可能是最不優的,不過對於無課來說,是惡召就80分了啦


至少對沒有其他惡召的我來說,算是很常帶出場的主力成員之一
2019-05-25 06:58:19
一騎
這個職業的平衡真的算做得不錯。
我是有抽到另一隻白惡召,但薇兒蒂我還是最常讓她上場。
拉碧斯的性能要另外算,抽抽白的話和薇兒蒂的使用感覺又不一樣。
2019-05-25 11:40:56
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