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TERRA BATTLE劇情歸檔——主線故事(38-1)

一騎 | 2017-04-12 15:53:02 | 巴幣 0 | 人氣 259

這篇貼文單純是 主線故事38-1 的日文劇情歸檔

38章 ライファーの涙

38-1 さらに、ライファーの瞳にも———

————ウクセア戦歴0299

王家と革命軍による戦争は、
激化こそすれ、幕を下ろす気配は微塵も無い。
星は、完全に分断されていた。

ウクセア王は、切り札として「生命増殖炉」なる
超兵器の開発を成功させた。

それは生命から放たれる思念、
とくに何かを尊ばんとする信仰心に強く反応し、
エネルギーを生み出す変換炉であった。

つまるところ、
この超兵器が生み出すエネルギーは、
生命が存在し、その意志がある限り

————無限。

これを以って、
王家は究極の力を手に入れたとされる。



————ウクセア戦歴0310

事件が起きた。
ウクセアの惑星全土は人工知能、
すなわちAIによって管理運用されていた。

しかしある時、
生命増殖炉はAIの処理の中に生じた
僅かな歪みを「意志」と捉えた。

意志あるものは、
生命増殖炉にとって、いわばだ。
生命増殖炉は、AIの従属を試みた。

生命増殖炉の支配下におかれたAIは、
生命増殖炉を惑星の支配者とすべく
巨大な金属の鎧をまとった
機械生命体へと改造する。

機械生命体ライファー、誕生の瞬間である。



————ウクセア戦歴0315

惑星は、ライファーによって蹂躙された。

生命増殖炉は、
あらゆる生命体と繫がり、思念を得、
そしてDNAを理解、改変、
再構築することにより未知の生物をも
自らの手で生み出していった。

王家と革命軍の戦争は意味を失い、
惑星における生命体の生存競争へと、
様変わりした。

ウクセア対ライファーの闘争が始まり、
圧倒的な力と速さで、
ライファーは惑星の支配者となった。



————ウクセア戦歴0350

ウクセア政府は、ある作戦を採択した。
【新生作戦】。

ウクセアの民は
故郷に残りライファーに抗う者、
新天地を求め外宇宙へと旅立つ者に分かれ、
別離の道を歩むと決めた。

だが、それは、まやかしだった。

すでに惑星が崩壊間近であることを
ウクセア政府はひた隠しにしていた。

表向き、
自主的な選択による別離であったが、
その実、政府は民のDNA情報を精査し、
優良と認定された者たちのみを
外宇宙へと連れ出すことになっていた。



事実上の、棄民であった。



————同年

外宇宙へと旅立たんと
出立した宇宙船「新生」の中で、
クーデターが起こる。

政府の欺瞞と嘘を
暴かんとする者たちの仕業であった。

開示されたウクセア王の娘、
36AISのDNA解析情報には
確かに「挺身適性あり」の文字が並んでいた。



挺身適性。

それは、母星にて
ライファーと共に最後を迎える適性。
裏を返せば「劣等」の認定であり、
彼らの宇宙船に乗る資格を持たないことを
意味していた。

時を同じくして、
彼らの宇宙船のはるか後方で
まばゆい爆光が生じた。

彼らの母星、ウクセアが、
ライファーたちの暴走とともに、
消失したのである。



————ウクセア戦歴0352

ウクセア王は
自らの娘を始め、不正を働いた高官たちをみな、
とある惑星へと流した。

奇しくもそこは、
ライファーゼロ号機の実験場であり、
不完全な形で破棄された惑星であった。



それから、ウクセア王は、
あらゆる災厄の原点であるライファーへの
復讐心を煽り続けた。

目的の為ならば
娘すらも切り捨てた決断が
その勢いに拍車をかけ、
急速に求心力を得ていく。
 
事実、彼らは一致団結し、
復讐心をその身に宿し、
気の遠くなるような長い時間をかけて、
暗い宇宙をさまよい、
散り散りになったライファーを一基、
また一基と破壊せしめた。



————そして、現在…
 
冒険者たちを乗せたライファーは、
パルパ、ペペロペと手を携え、寄り添い、
宇宙を駆けていた。
 
ヒト、ケモノ、トカゲ、岩人。
野獣、メカ、神獣。
 
あらゆる生命体が一緒くたになり、
宇宙を往く。
 
彼らは彼らの起源惑星を巡りながら、
不確かな自分たちの存在に思い募り、
新世界への渇望と予感が見え隠れし始めていた。

そんな日々の、とある時。
突然の出来事だった。

彼らの胸に去来した「別離の悲しみ」。
瞳から、涙が溢れでる。



それは、パルパと、ペペロペ…
さらに、ライファーのにも————



「なんで…俺たちは泣いているんだ…?」
「わけがわからないよ、でも、すごく哀しい…
胸が引き裂かれそうで…」
「わしは、知っておる。
これは別れだ、それも、今生の————」

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