Pray To Special Dear 愛しい人に祝福を
「起きて!」
不透明のカーテンを開けられ、暗い部屋に光が満ちた。
ポニーテールを繋いだお嬢さんは窓の傍にいって、涼しい風を感じている。
「今日は七月五日、水曜日。」
彼女はそう語った。
「今日の天気は晴れのうち曇り、最高気温は三十二度、最低気温は二十三度です。」
窓のフレームを握って、後足が地面を叩きつつ、青い晴れる空を見ている。
「今日の双子座の運勢は五十六点、全星座中の六位です。ラッキーカラーはブラック、ラッキーアイテムは海です。」
そしてただいまのスマホニュースに見た内容を話した。
彼女はそこに立ったまま、外の町を見ている。
これで五分ぐらい掛かっただろう。
「ねえ、起きてよ!もう五分あげたんでしょ?早く、起・き・て!」
彼女は窓から回り、ベッドの方向を見ている。
ただ見ているだけで、窓を寄ったまま。
「しょうがないね…」
窓から離れ、ベッドの方向へ歩き来る。
「あのね、昨夜、日本は人造衛星を発射したんだ。」
これは、数時間前に発表したニュース。
これも、スマホニュースで知ったこと。
「火星まで届くらしいよ。研究のため。」
歩きながら語った。
「大地も、大気も、気候も…」
ベッドの傍にある椅子に座って、テーブルの上にあるじゃがいもを持って、果物ナイフで皮を削り始める。
「順調に行けば、火星にじゃがいもを植えようと考えたの。これよ、これ!じゃ・が・い・も!」
彼女はじゃがいもの皮を削りつつ笑ってた。
「また、もしじゃがいもが出来るなら、糧食の問題は解決した。次は緑の植物で、大気を改良する。大気の問題も解決したら、殖民が出来る。これは五百年間の計画らしいよ!」
皮を削った後、薄いスライスに切る。
「はい、あーして。」
蒸したばかりにすぐ冷蔵したこのじゃがいもは、彼女の手で少し温め、良い温度になった。
一口ぐらいだけと。
「おいしい?よかった。」
喜ぶ笑った。
そして自分も同じじゃがいもを食べる。
「んーーおいしい、さすがあたし!」
幸福感に浸している。
これは満たされたよう、癒されたような表情です。
そして、ナイフをテーブルに戻って、椅子から立った。
「あとあと、MLBに投手をやている鷹野孝樹さんは、昨日生涯初めの完全試合を取ったわ。」
天文の後はスポーツ。
「あのね、あたしは野球をよく分からないけど、完全試合というものは偉いよね?きっと偉いよね!」
素人にもいえないものの、その偉さもよく分かれる。
この時、彼女はテーブルにあるペットボトルを掴めている。
「緊張したわよ!本当。九局の最後のストライクは振り逃げられたなんてずるいわ!幸い捕手の反応が早くて打者を触球したて済んだ。」
キャップを開けた。
「三振のはずなのに振り逃げるの?本当に難しいな、野球は。」
現場で観戦したような話だか、実は中継も見なかった。これもスマホニュースの内容だった。
もちろん自分の気持ちも混み込んだ。
彼女は紙カップを持って、飲用水を注いで。
「のどが渇くない?」
彼女はそう言ったが、自分で水を飲んでいた。気づいたとき、もはやカップ内の水を全部飲んじゃった。
「あ、ごめんごめん、あたしばかりしゃべるんだから…」
もう一度、飲用水を注ぐ。
「はい。」
口に水を含めて、ベッドに近づいて。
そして、ほんの少しで、布団を濡れた。
「もういいの?残念。」
カップを置いて、椅子に戻った。
そしてティッシュを取って、ぬれた位置を拭う。
「ねえ、知ってる?祐里さんは結婚するの。」
今度は会社のこと。
所詮スマホニュースは、覚えるのは幾つしかない。
「思ったら辛いわ。」
彼女は頭を軽く振れる。
「あのさ、仲間たちにあいつごときに結婚するもんかと言ったんだけど、今は結婚するなんてやっばり納得できないわ。」
ペットボトルで、水をカップに注ぐ。
「結婚式の招待状が届かないとありがたいがね。」
ムカついて話して、水を飲んで。
未婚の自分に乾杯!
「え?知らないの?あいつはね、無能で負けず嫌い、失敗したら他人に無駄な負担を増やして、どう言っても最悪な社員だよ。こんなヤツには無駄な正義感があり過ぎるんだ。」
あの祐里と呼ばれる人のことを語った。
「あんたも、こんな傾向もあるんわよ。気を付ける方がいいよ。」
その後、少しの静寂が訪れた。
「あ、そうだ!」
何が思い出るように、自分のかばんに何かを探している。
「じゃんじゃんじゃん!ほら見て、新しい携帯ケースを。」
そしてかばんから、白いスマホを持ち出した。
いいえ、ケースだけは白い。しかし包み込んだスマホの色は無意味ではないか。
「ほら、ペンギンよ!」
自信満々でケースを見せられ、そこに二羽のペンギンが描いてた。
「あんたのと同じだよ!」
得意な顔で、手に勝利のV。
「知ってる?これ、よく探したんだよ!」
少し甘えた。
「でも、不意に地下街にこれを見つけたの。これ、きっと縁だね。」
そして微笑を掛けた。
「同じ携帯だけじゃなくて、携帯ケースまでも同じという縁ね。」
こんな小さな幸せをまだ感じていた。
「あの、あと2日…」
急に、照れる声が出ました。
「七夕ですよ。」
頭が低くなり、声もより照れるになった。
「金曜日、例の場所に祭りがあるの、花火もあるらしいよ。」
花火を言った瞬間、声も元気になってきた。
「一緒に行こう!」
椅子から立ちながら、こう言った。
けれど、何も起こらない。
そして座った。
「やっばり、こんなこと…」
笑顔でため息を隠したいけど隠れない。
「え?」
が、何かあったと気がした。
「本当なの?ウソじゃないよね?やった!」
もう一度立った、いいえ、飛び出した。この激しさは、椅子も転ばれてしまった。
傍にあるテーブルも外れない。
倒れたものは片付けしなければならないようになってしまった。
じゃがいもの屑と、零れた飲用水。
親が居たら、叱られるかも。
でも、楽しそうな顔が掛かった。
修学旅行を期待している子供のように。
紙皿は砕けれないでよかった。これで食物の屑をちゃんと集めれば問題ない、あとはティッシュさえあれば。
「大丈夫、自業自得だけです、自分で片付けるの。」
砕いたじゃがいもを紙皿に集めて、ティッシュで水を拭う。少しの間に、汚れを全部片付けた。
「やっと出来た!」
おでこの汗を拭いで。
「何よ、笑わせないでよ!だって、嬉しいじゃん!」
ティッシュで手を拭いで、片付けだゴミを集める。
ココッ!
この時、ドアが叩く音が届く。
ガチャ!
返事を出せないまま、ドアを開けられた。
「沙耶!」
一人の男が部屋に入って来て、外にはもう二人の夫婦が居た。
その男が激動的に、夫婦の方も不安な表情が表れた。
「あ、悠人君、どうしたの?父さん、母さんも。」
沙耶と呼ばれた彼女はそう言った。
「沙耶……」
悠人と呼ばれる男が話している。
「もう良いんだろう!沙耶、現実を認めろ!」
こう話した。
「ほら、兄貴がお見舞いに来たよ。」
けど沙耶はまだベッドに対して語ったまま。
「沙耶、沙耶よ!」
外にいる中年男子、沙耶のお父さんと思われた男が話したが、途中に途切れた。
鋭い言葉で沙耶を刺激されたくないからかもしれない。
「やだ、みな、どうして玄関に立ててたの。ほら、早く入ってきて。」
さやはその椅子から立って、壁にある折り畳みチェアを展開し、お客様の席を作る。
「どうぞ。悠人も…あちゃ…じゃがいもが食べれなくなっちゃった。」
これは、先に落ちたじゃがいもを指すこと。
「目を覚ませ!悠樹が…」
父さんが何が言いたいが、やっばりその言葉がはっきり出せない。
「悠樹がもういないんだ!」
沙耶の父さんの言葉を引き続き、悠人がこう怒鳴る。
「いない?」
しかし沙耶はよく分からないような顔を掛けた。
「悠樹は、ここにいるじゃないか。」
彼女は、ベッドに指します。
……誰もいないベッドだった。
【後書き】
こいつの日本語訳。
内容はほぼそのまま日本語訳だが、
細かいところに再設定することがある。
例えばキャラクターの名前など。
あくまで日本語の練習で、
投稿や印刷などのつもりがない。
タイトルのPray To Special Dearは、
正式な英語ではなかった。
愛しい人に祝福をと言う意味といえるが、
実はネタのための造語でしかない。
また何のネタが分からないなら、
頭文字を注目しよう。
PTSDは心的外傷後ストレス障害の略です。
「起きて!」
不透明のカーテンを開けられ、暗い部屋に光が満ちた。
ポニーテールを繋いだお嬢さんは窓の傍にいって、涼しい風を感じている。
「今日は七月五日、水曜日。」
彼女はそう語った。
「今日の天気は晴れのうち曇り、最高気温は三十二度、最低気温は二十三度です。」
窓のフレームを握って、後足が地面を叩きつつ、青い晴れる空を見ている。
「今日の双子座の運勢は五十六点、全星座中の六位です。ラッキーカラーはブラック、ラッキーアイテムは海です。」
そしてただいまのスマホニュースに見た内容を話した。
彼女はそこに立ったまま、外の町を見ている。
これで五分ぐらい掛かっただろう。
「ねえ、起きてよ!もう五分あげたんでしょ?早く、起・き・て!」
彼女は窓から回り、ベッドの方向を見ている。
ただ見ているだけで、窓を寄ったまま。
「しょうがないね…」
窓から離れ、ベッドの方向へ歩き来る。
「あのね、昨夜、日本は人造衛星を発射したんだ。」
これは、数時間前に発表したニュース。
これも、スマホニュースで知ったこと。
「火星まで届くらしいよ。研究のため。」
歩きながら語った。
「大地も、大気も、気候も…」
ベッドの傍にある椅子に座って、テーブルの上にあるじゃがいもを持って、果物ナイフで皮を削り始める。
「順調に行けば、火星にじゃがいもを植えようと考えたの。これよ、これ!じゃ・が・い・も!」
彼女はじゃがいもの皮を削りつつ笑ってた。
「また、もしじゃがいもが出来るなら、糧食の問題は解決した。次は緑の植物で、大気を改良する。大気の問題も解決したら、殖民が出来る。これは五百年間の計画らしいよ!」
皮を削った後、薄いスライスに切る。
「はい、あーして。」
蒸したばかりにすぐ冷蔵したこのじゃがいもは、彼女の手で少し温め、良い温度になった。
一口ぐらいだけと。
「おいしい?よかった。」
喜ぶ笑った。
そして自分も同じじゃがいもを食べる。
「んーーおいしい、さすがあたし!」
幸福感に浸している。
これは満たされたよう、癒されたような表情です。
そして、ナイフをテーブルに戻って、椅子から立った。
「あとあと、MLBに投手をやている鷹野孝樹さんは、昨日生涯初めの完全試合を取ったわ。」
天文の後はスポーツ。
「あのね、あたしは野球をよく分からないけど、完全試合というものは偉いよね?きっと偉いよね!」
素人にもいえないものの、その偉さもよく分かれる。
この時、彼女はテーブルにあるペットボトルを掴めている。
「緊張したわよ!本当。九局の最後のストライクは振り逃げられたなんてずるいわ!幸い捕手の反応が早くて打者を触球したて済んだ。」
キャップを開けた。
「三振のはずなのに振り逃げるの?本当に難しいな、野球は。」
現場で観戦したような話だか、実は中継も見なかった。これもスマホニュースの内容だった。
もちろん自分の気持ちも混み込んだ。
彼女は紙カップを持って、飲用水を注いで。
「のどが渇くない?」
彼女はそう言ったが、自分で水を飲んでいた。気づいたとき、もはやカップ内の水を全部飲んじゃった。
「あ、ごめんごめん、あたしばかりしゃべるんだから…」
もう一度、飲用水を注ぐ。
「はい。」
口に水を含めて、ベッドに近づいて。
そして、ほんの少しで、布団を濡れた。
「もういいの?残念。」
カップを置いて、椅子に戻った。
そしてティッシュを取って、ぬれた位置を拭う。
「ねえ、知ってる?祐里さんは結婚するの。」
今度は会社のこと。
所詮スマホニュースは、覚えるのは幾つしかない。
「思ったら辛いわ。」
彼女は頭を軽く振れる。
「あのさ、仲間たちにあいつごときに結婚するもんかと言ったんだけど、今は結婚するなんてやっばり納得できないわ。」
ペットボトルで、水をカップに注ぐ。
「結婚式の招待状が届かないとありがたいがね。」
ムカついて話して、水を飲んで。
未婚の自分に乾杯!
「え?知らないの?あいつはね、無能で負けず嫌い、失敗したら他人に無駄な負担を増やして、どう言っても最悪な社員だよ。こんなヤツには無駄な正義感があり過ぎるんだ。」
あの祐里と呼ばれる人のことを語った。
「あんたも、こんな傾向もあるんわよ。気を付ける方がいいよ。」
その後、少しの静寂が訪れた。
「あ、そうだ!」
何が思い出るように、自分のかばんに何かを探している。
「じゃんじゃんじゃん!ほら見て、新しい携帯ケースを。」
そしてかばんから、白いスマホを持ち出した。
いいえ、ケースだけは白い。しかし包み込んだスマホの色は無意味ではないか。
「ほら、ペンギンよ!」
自信満々でケースを見せられ、そこに二羽のペンギンが描いてた。
「あんたのと同じだよ!」
得意な顔で、手に勝利のV。
「知ってる?これ、よく探したんだよ!」
少し甘えた。
「でも、不意に地下街にこれを見つけたの。これ、きっと縁だね。」
そして微笑を掛けた。
「同じ携帯だけじゃなくて、携帯ケースまでも同じという縁ね。」
こんな小さな幸せをまだ感じていた。
「あの、あと2日…」
急に、照れる声が出ました。
「七夕ですよ。」
頭が低くなり、声もより照れるになった。
「金曜日、例の場所に祭りがあるの、花火もあるらしいよ。」
花火を言った瞬間、声も元気になってきた。
「一緒に行こう!」
椅子から立ちながら、こう言った。
けれど、何も起こらない。
そして座った。
「やっばり、こんなこと…」
笑顔でため息を隠したいけど隠れない。
「え?」
が、何かあったと気がした。
「本当なの?ウソじゃないよね?やった!」
もう一度立った、いいえ、飛び出した。この激しさは、椅子も転ばれてしまった。
傍にあるテーブルも外れない。
倒れたものは片付けしなければならないようになってしまった。
じゃがいもの屑と、零れた飲用水。
親が居たら、叱られるかも。
でも、楽しそうな顔が掛かった。
修学旅行を期待している子供のように。
紙皿は砕けれないでよかった。これで食物の屑をちゃんと集めれば問題ない、あとはティッシュさえあれば。
「大丈夫、自業自得だけです、自分で片付けるの。」
砕いたじゃがいもを紙皿に集めて、ティッシュで水を拭う。少しの間に、汚れを全部片付けた。
「やっと出来た!」
おでこの汗を拭いで。
「何よ、笑わせないでよ!だって、嬉しいじゃん!」
ティッシュで手を拭いで、片付けだゴミを集める。
ココッ!
この時、ドアが叩く音が届く。
ガチャ!
返事を出せないまま、ドアを開けられた。
「沙耶!」
一人の男が部屋に入って来て、外にはもう二人の夫婦が居た。
その男が激動的に、夫婦の方も不安な表情が表れた。
「あ、悠人君、どうしたの?父さん、母さんも。」
沙耶と呼ばれた彼女はそう言った。
「沙耶……」
悠人と呼ばれる男が話している。
「もう良いんだろう!沙耶、現実を認めろ!」
こう話した。
「ほら、兄貴がお見舞いに来たよ。」
けど沙耶はまだベッドに対して語ったまま。
「沙耶、沙耶よ!」
外にいる中年男子、沙耶のお父さんと思われた男が話したが、途中に途切れた。
鋭い言葉で沙耶を刺激されたくないからかもしれない。
「やだ、みな、どうして玄関に立ててたの。ほら、早く入ってきて。」
さやはその椅子から立って、壁にある折り畳みチェアを展開し、お客様の席を作る。
「どうぞ。悠人も…あちゃ…じゃがいもが食べれなくなっちゃった。」
これは、先に落ちたじゃがいもを指すこと。
「目を覚ませ!悠樹が…」
父さんが何が言いたいが、やっばりその言葉がはっきり出せない。
「悠樹がもういないんだ!」
沙耶の父さんの言葉を引き続き、悠人がこう怒鳴る。
「いない?」
しかし沙耶はよく分からないような顔を掛けた。
「悠樹は、ここにいるじゃないか。」
彼女は、ベッドに指します。
……誰もいないベッドだった。
【後書き】
こいつの日本語訳。
内容はほぼそのまま日本語訳だが、
細かいところに再設定することがある。
例えばキャラクターの名前など。
あくまで日本語の練習で、
投稿や印刷などのつもりがない。
タイトルのPray To Special Dearは、
正式な英語ではなかった。
愛しい人に祝福をと言う意味といえるが、
実はネタのための造語でしかない。
また何のネタが分からないなら、
頭文字を注目しよう。
PTSDは心的外傷後ストレス障害の略です。