切換
舊版
前往
大廳
主題

黃昏の賢者

小偉 | 2013-07-12 21:45:04 | 巴幣 0 | 人氣 111

彼の名(Nom)は『賢者』(Savant)
正確にはその呼び名も通稱…本名は全く以って不詳…

私が初めて彼と出逢ったのは…ある春の日の黃昏…寂れた郊外の公園だった……


「今晚和(Bon soir)——

 Mademoiselle そんな浮かぬ顏をして 何ことがおまえは惱みかな?

 先こと君はその噴水を迴り迴ったの回數は11

 步數にしておよそ704步 距離にして實に337メートル

 愚かな提案があるだが どうだろう?

 私は良ければ 君の話し相手なりたい」


まずは誰もいない → 其れが零(Zero)だ…

其處に私(Moi)が現れた → 其れが壹(Un)だ…

そして君(Toi)が現れた → 其れが貳(Deux)だ…

單純な數式にこそ ← 真理が宿る…


そんな容易なことに[0301=]え自らを閉ざして 氣づけない時もあるのだ……


「やぁ、御機嫌よう(Salut)——

 Mademoiselle 先日の惱みことを解する解答でなるかな?

 君と出會ってから今日ちょうど一週間

 時間にして168時間 分にして10080分 秒にして604800

 と言ってる間にも 23秒が積しまた

 今も 君の話し相手なりたい」


朝と夜との地平線(Horizon) → 其れが貳(Deux)だ…

時の王(Roi)が眠る墓所 → 其れが參(Trois)だ…

煌めく永遠(とわ)の星屑 → 其れが伍(Cinq)だ…

單純な素數に[0301=]え ← 真理が宿る…


どんな容易なことに[0301=]え自らを閉ざして 氣づけない事もあるのだ……


君の悲しみを因數分解(バラ)してみようか?

幸福の最大公約數(かず)を求めてみようか?

淚を拭って…[0301=]ぁ…お立ちな[0301=]い…君の途はまだ續くのだから……


なるほど(en Effect)——

產むべきか ←→ 產まざるべきか…

それが最大の…謂れば問題だ…


歡びの朝も…哀しみの夜も…全ては君の物…

未見ね者へ…繫がる歌物語…詩を燈す物語(Roman)


『風車』が迴り續ける度に 『美しき』幻想が靜かに紡がれ

Le moulin rouge...
     
La belle chose ...
『焰』の搖らめきの外に 『腕』を伸ばす愚かな者達

La flamme...
       
Le bras invisible...
『寶石』をより多く摑もうと 『朝と夜』の狹間を彷徨い續ける

Le bijou rubis...
      
Le conte du matin et la nuit...
『星屑』の砂の煌めきにも 『葡萄酒』の仄甘い陶醉を魅せ

Le fragment d'etoiles...
  
Le vin rouge joie et pathetique...
『賢者』が忌避する檻の中から 『伝言』の真意を彼等に問うだろう

Le savant Crepuscule...
    
La message d'onze lettres...
『天使』が別れを告げし時 『地平線』は第五の物語を識る

La statue de l'ange...
   
Le cinq... Roman...

Roman


「繰り返えされる『歷史』は 『死』と『喪失』

 『樂園』と『奈落』を迴り 『少年』が去った後

 そこにどんな『ロマン』を描けのだろうか?」


氣づける事は怖いかね 失う事は怖いかね

真實の事は怖いかね だからこそ 私はそんな君の話し相手なりたい


君が來た朝を後悔するなら…更なる痛みを產むべきではない…

君が行く夜を肯定するなら…その子もまた《人生》(せい)を愛すだろう…


お孃[0301=](Chloe)——君の哀しみを因數分解(バラ)してみようか?

幸福の最大公約數(かず)を求めてみようか?

埃を払って…[0301=]ぁ…お發ちな[0301=]い…君の旅はまだ續くのだから……

[0301=
]ようなら(Au revoir)——


Mademoiselle もう心は決まったようだ ならば

 さぁ 胸を張れで行きなさい

 君は 君の地平線を目指し……」


Merci, M.Savant


「想像したぞ Christophe


「其處にロマンは在るのかしら?」

創作回應

更多創作