【帰る場所】
烏が鳴く さあ帰ろうか
夕焼けに伸びる影
此岸を歩き 笑顔を覚えた
貴方の目に映る私を 彼岸の君は知らない
私の頬伝う痛みに まだ慣れないけれど
この胸に宿る温もり 君とお揃いの鼓動
彼岸に渡る 君見送って
一人ぼっち 時は流れて
もう置いていかないで
嗚呼 貴方が教えてくれた 心持つ喜び
泣いて笑い愛し愛され 朽ち果てても守り抜く
君と過ごし生きた時代を 忘れないよ いつの世も
貴方と今生きる時代も 忘れないよ いつの世も
帰る場所がある
黄昏背にして
烏が鳴く さあ帰ろうか
今日も貴方が待ってる
--------------------------------------