むなし・い [3] [0] 【空しい・虚しい】
( 形 ) [文] シク むな・し
①
形だけで中身がない。形式だけで実質が伴わない。うつろである。 「人が去って-・くなった家」 「 - ・い生活」
②
何の役にも立たない。結果が何も残らない。 「時間が-・く過ぎる」 「 - ・い努力」 「善戦-・く敗れる」
③
確実でない。頼りにならない。はかない。 「 - ・い夢」 「世の中は-・しきものと知る時し/万葉集 793」
④
根拠がない。無実である。 「 - ・しきことにて,人の御名や穢れむ/源氏 乙女」
⑤
魂や心が抜け去って体だけになっている。命がない。 「有王-・しき姿に取つき/平家 3」