赫焉の夢歌詞

雨は降り止まず踊り続けて
歌は彷徨える人を導く
救いなど もうないと憂う声は届くはずもなく

願う 終わりゆく世界の行方
どうか最後まで欺けるよに
強く信じる者に 神は慈悲を与えて下さると
誰も疑わない歌に縋り付いて

止まらない終末論 天使は嘘吐きだと
誰しもが指差すなら どんなにこの心は楽になれるの

黒い雪の降る街で出逢った
人の温もりが忘れられずに
無意識に両の手を空に伸ばす曇天の空に

至る理は赫焉の夢
解を見つけ出すその時までは
朽ち果てた骸へと この身だけは変わらぬ絡繰を

鳴り響く鐘の音が 最期を告げていても
有限と無限という「/」の世界だけをただ求めて
生み出した特異点に願いを託したなら
未だ見ぬ分岐点に 幾多の歴史を知る夢に溺れて

世界終わるまでは
救い続ける たとえ歪んでても これが運命だから

終わらない夢を見せて 偽りの箱庭で
人々が何時まででも 幸福であるように祈り続けて
止まらない終末論 天使は嘘吐きだと
誰しもが指差すなら どんなにこの心は楽になるだろう