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刀語 第零話 虛刀・鑢 第一章 其二 (簡易漢化)

作者:溫暖的冬天│2014-02-02 22:32:07│巴幣:4│人氣:868
刀語 第零話 虛刀・鑢 其二 (簡易漢化)


  前言,這是個人前些年刀語出時,個人就早已翻譯過的內容,所以若是有在其他地方看到應該也不稀奇才是,雖然個人沒翻譯的很好,也沒有翻譯完就是。

  現在重新發上來,只是個人一時心血來潮而已,那麼就這樣。

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朗読活劇
刀語 第零話 虛刀・鑢/第一章

腳本:西尾維新
朗読:田村ゆかり(咎め役)

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「刀ちゅうんは、鞘に納まっ取る状態がいっちゃん強いと思うんよね。まあ、あくまで僕に言わせたら言うことやけど」

そこは、数え切れないほど大量の刀剣が、余すところ無く保管された、尾張城地下の武器庫である。

家鳴将軍家が、日本全国津々浦々、古今東西から、手当たり次第に選りすぐった様々な武具が、味気ないほど四角四面に整理整頓され、美術館のように陳列されている。

旧将軍の行った刀狩の名残り、とでもいうのだろうか。

無論そのなかには、伝説の刀鍛冶、四季崎記紀の作りし、千本近い変体刀も並べられていて、空間全体に見る者を圧倒する、ただならぬ雰囲気が漂っている。

そんな雰囲気の中、その男はまるでどこ吹く風で、かつんかつんと、わざとそうしているかのように、耳障りな足音を立てながら歩いている。

痩せ細った棒のような男だった。
遠目には、ななふしという昆虫に似ている。
手足が長く、全長も縦に相当長いにもかかわらず、まったく巨体という印象が無い。
強い風が吹けば、折れてしまいそうな、いっそ、虚弱ささえ感じられる体型である。

が、そんな弱々しい形をしていながら、彼は周囲に陳列される数々の武器に、まるで気後れする風もないのだった。

それはまるで、ここに保存されているどんな武器よりも、自分の方がよっぽど鋭いと言わんばかりである。

もっとも、そうでなければならないのかも知れない。
その奇異な棒人間は、この武器庫の管理人なのだから。

「精神論の話しとんとちゃうで、もっと低次元のいろはみたいな話や。鞘に入れてその刀身を晒す前やったら、刀ゆうんは無限の可能性を秘めとるわけやん。箱ん中にはいっとる猫が、生きとるんか死んどるんか解らんのと一緒やな。現実なんか、ゆうたら手品みたいなもんや。鞘から刀を抜くちゅうんは、つまり、これ見よがしに種明かしをするんと同じなんよ。虚刀流は、闇に紛れた最強の剣術やゆうけどや、それは闇に紛れとるからこそ、最強名乗れるちゅうことや思うんよ。闇から光の当たる場所に出たら、ただのやっと、ちゃんちゃんばらばらや。最強ゆうんは戦こうたらあかんのよ」

棒人間はそうまとめる。
独り言である。

武器庫の管理人というのは、名誉職であるのと同時に閑職であり、時間を持て余すことこのうえないのだから、それは独り言も出ようというものだったけれど、しかし、独り言でありながら、独り言であるはずなのに、

「なあ、俺はそう思わへん」
と、棒人間は、そんなふうに背後へと呼びかけた。
すると、背後からは、

「思わないなあ、僕」
と、返答があった。

「刀というのは、切ってこそ刀だろ。切れ味を世に示してこその刀だ。むしろ鞘なんていらない。鞘なんてあるだけ邪魔だよ。刀は抜き身であるべきなのさ」
そこにいるのは、球体のような男だった。

腹部を円周にまん丸で、もはや肥満という感じでさえない。
前から見ても、後ろから見ても、上から見ても、変わらず球体というような輪郭である。
歩いているのか、転がっているのかわからないような動きで、彼は棒人間の後ろを、同じ速度で移動していた。

球体人間は、棒人間に対して言う。
「振るわれることの無い刀なんて、錆びて朽ち果てるだけだよ、僕。文字通り例の錆び一族のようにね。俺は流派にも家名にも興味はないけれど、だけど、あんな風になるのだけは御免だよ」

「僕はそれもありやゆうとんねんよ、俺。御免どころか歓迎や。刀身が錆びてようが朽ちてようが折れてようが、そんなもんは鞘に納めたら見えへんわけやん」

「見えなきゃいいのかい」

「見えなきゃええんよ。あるかどうかわからんもんは、あってもなくてもおんなじもんやし、たとえなくとも、あるように振舞えばそれはあるんと同じやろ。剣術なんか騙しでええんよ。虚刀流が刀を持たんでも剣士を名乗れるんと同じことや」

「やれやれ。相変わらず、僕はひねてるね。そんなことだから、どこか切れ味に欠けるんだよ。もっとも、だからこそ斬られれば甚大に痛いわけだが。それでもある程度は俺みたいに、普段から人を斬って鍛えてないと、日本刀ってのは、斬った数ほど鍛えられるもんなんだぜ。そういうとこ私はどう思う?」

と、球体人間は、視線をやや上に向けた。

ずらりと並べ立てられた刀剣の、その大量の刃先の上に、ごろりと寝転がっていた男に対して、彼は声を掛けたのだ。

しかし、体に突き刺さる刃物にも目を覚まさないその男が、そんな呼び掛けで目を覚ますわけもない。

否、正確には、それら刃物の切っ先も、彼の体に突き刺さっていないし貫いてもいない。
男の鋼のような筋肉が、そんな狼藉を許さないのだ。
極限まで鍛え抜かれた、鎧のごとき分厚い筋肉。

だからこそ、刀剣を寝台に眠るなんて無謀を、彼は成し遂げているのである。
武器庫管理人としては、如何なものかとは思われるが。

球体人間は、しかし返答がなかったことに少なからず不満を覚えたようで、彼が寝台にする刀剣群の根元を蹴り、もろともに崩してしまう。
これには堪らず、筋肉の固まりも目を覚ました。

「なにすんだ、俺」

「仕事中に寝てたら駄目だよ、私」

球体人間は、偉そうに大義名分を述べるが、しかし、管理すべき武器を足蹴にしたという点においては、彼に何かを言う資格はなさそうだ。

「これのどこが仕事だ。刀の仕事は、斬ることだけであろうに」
筋肉の塊は、酷くつまらなそうに言う。

まるで、世の中には価値の見出せる物など何一つなく、くだらないの一言で片付けられない現象など、決して起こらないと、そう確信しているかのように。

「僕や俺のように、ごちゃごちゃと理屈を考えたり、己が行為に意味を裏付けたりすることも無駄だ。刀が意思など持つべきではないし、そもそも意思など持ってはいないのだから」

そんなよしなしごとなど、考えるだけ虚しいだけだ、筋肉の塊のそんな言葉を受けて、球体人間は丸い肩を丸く竦め、

「相変わらず私は固いな」
と呟く。

自分の言うことを否定されても、まるで気分を害した風はない、むしろ楽しげでさえある。

「もっとも、そんな固さだからこそ、刀の刺さらない刀として成立してるんだろうけどね。いつも言うことだけれど、その技術は、ほとんど忍者の領域だぜ。真庭忍軍とかさ。わかってる?」

「わかってないし、わかる必要などない」
からかうような球体人間の言葉に、筋肉の塊は首を振る、地べたに寝そべって。

「私は納得したい訳ではないのでな」

「納得したい訳ではない、ねえ」
と、彼の発言に前置きも無く、挨拶も無く不躾に被さってくる台詞があった。

三人が声のした方向に顔を向ければ、そこにいたのは、背の高い女と、背の低い男の二人組みである。

台詞を発したのは女のほうで、
「しかし、したいしたくないにかかわらず、納得なんて途方もないことを出来る人間が、この世に一人でもいるのかしらねえ、ん?」
と、そんな台詞を続ける。

女は美人には違いなかったが、しかし、露出の多いその衣装からはみ出した肌には、全く血の気というものがなく透き通るように白い、いや、もう青いと言ってしまってもいいほどの色具合である。

全身の血管に、血の代わりに青の絵の具でも流れているではないかというような有様だ。
なのに、にもかかわらず、不健康な印象をちっとも振り撒かない、奇異な雰囲気を彼女は纏っていた。

「例えば、この地下武器庫の遥か上におわします、尾張幕府の大御所様にしたって、そう。今、八代目なんだっけ? どうだっけ? 忘れちゃったけど。あの御方にしたって、ちゃんと納得してその御偉い立場に就いてらっしゃるのかしらねえ。いやいや、そんなことは全くないと思うのよ。ただ、誰もがそうであるように、目の前に降り掛かって来る難解な課題を、一つずつ順番に片付けていったら、いつの間にか現在に到達してしまったというだけ。自分がどういう理由でそこにいるのかなんて、まるでわかっちゃいないに違いない。あたしがそうであるようにさ」

寺子屋の試験と一緒なのよ、と斜め向きに構えたようなことを皮肉たっぷりに言い、青白い女は、

「ねえ、こういうのって拙者も同じ意見よね?」
と、隣の子供に同意を求めた。

求められた子供は、本当に子供にしか見えない外見のくせに妙に老成したような口調で、
「確かに、拙者も基本的にはあたしと同じ意見ですよ。」
と答える。

声も不思議と皺枯れているようで、変に大人ぶっている風ではない。

なんというか、本当に千年生きた子供といったような感じで、佇まいにすら変な威圧感があった。

倍以上は人生を生きていそうな、青白い女に対しても、完全に上からの視点で、

「ですが、あたしは喋り過ぎです。そんなわかりきったことをこれ見よがしに言って見せても、それこそ納得できるはずもないのですから。ひねている僕のほうが、己を見ている分だけまだましというもの。現実を混ぜっ返す作業に躍起になっても、先に待っているのは絶望だけですよ」
などと、窘めるようなことを言う。

それに対して青白い女も反論することはなく、
「はあい」
と、お座なりにではあったが、素直に頷くのであった。

「納得ねえ。僕はあんまそうゆうんについて深く考えたことはあらへんかったけどなあ。けどお、もしも今の自分の立場に不満が無いちゅうんが納得ゆうことやったら、結構納得しとるつもりやで。武器庫の管理人ちゅうんも悪うないやろ。出向扱いやよって、余計な人付き合いもせんでええしな。隠遁するにはもってこいや」

「鞘に納まっている状態だね。まあそんな状態で納得できるのは、僕くらいのもんだろう。もってこいというなら、もっていって欲しいものだよ。俺ほどじゃなくっても、みんな鍛えた刀身を振るってみたいと思う気持ちは、どこかにあるはずだよ。私だって、あたしだって、拙者だって、間違いなくそうだろう?」

「私には、気持ちなど無い」

「気持ちがないとは気持ち悪い話よね。まあ、あたしって、そもそも人間じゃないんだから、気持ちとか納得とか満足とか意味とか心とか、確かに端っからありゃしないんだけど」

「その通り。言うこと言う分には、喋り過ぎも悪くはありませんよ。でも、しかし、確かに腕試しならぬ、刀慣らしをしたいという欲求くらいは、最低限あった方が良いんでしょうけれどね。こんな天下泰平の世の中じゃ、その機会はありませんか」

「否」
と、棒人間と球体人間、筋肉の塊と、青白い女と、千歳の子供の、とりとめのない、たいした内容もない、暇潰しのような会話に、暇潰しのような独り言に、あまりにもすんなりと、その声は割り込んできた。

独り言の時間は終りだとばかりに。

「皆、大いに喜べ。どうやら試し斬りの機会は訪れたようじゃぞ」

見れば、陳列棚の影に潜むようにしてそこにいたのは、果たして一匹の斑模様の犬だった。
いや、犬というにはあまりに巨体で、あまりに巨大だ。

人間の頭部位なら、一噛みで砕いてしまいそうな鋭い牙が、裂けた口から覗いている。
牙の一本一本が、さながら闘犬のようだった。

「はあい? どういうことよ、儂。突然現れてからに。いつからそこにおってえん、びっくりするやん。確か、儂は、今日はお休みの当番やなかたんけえ」

「休みはお終いじゃ。儂も、僕も、俺も、私も、あたしも、拙者もなあ。だから喜べと言うておる。長きに亘った独り言の時間は終結じゃ。戦国時代に生まれた虚刀流が、再び日の目を見る時が訪れたのじゃ」

みぎりからの指令じゃよ、と斑の犬は当たり前のように人語を解して、人語を喋り。
また、五人もそんな獣の言葉に、口を挟むことなく真摯に聞く。
その言葉を待っていたとばかりに、真摯に聞く。

「東北の巨魁と言うべき名物大名、飛騨鷹比等が、幕府に反旗を翻した。少し前のことじゃがな。今この国は、百数十年ぶりに荒れておる。日本全国を巻き込む、戦乱の勃発じゃ。戦国時代の再来といっても良いくらいになあ」

「へえー、そりゃあ拙者達は、とんだ浦島太郎というわけですね。それを今まで伏せていたみぎりさんもたいそう人が悪いです。で、彼女からの指令とは?」

斑の犬の言葉を聴き終えて、千歳の子供が、皮肉の混じった薄笑いとともに質問をすると、犬も犬ながらににやりと笑って答える。

「徹尾家に備えられた、伝説の宝刀として、秘められた虚刀流の奥義を大いに振るい。首謀者、飛騨鷹比等の首級を取り、こたびの反乱を見事納めてみせよ、じゃとよ。まったく、お姫様育ちはいつも言うことが厳しい」

「ふうーん」
「ふーん」
「ふん」
「ふうん」
「ふうん」
と、五人はそれぞれに、それぞれの反応を取りながら。

しかし、一様に姿勢を正し、ざんっと隊列を組んで歩み出した。
全員、既に武器庫管理人としての立場を捨てていた。

その立場に満足していたはずの棒人間でさえ、何の文句もなくそうしていて、斑の犬もまた、その隊列にすいっと加わる。

歩幅も動きもまちまちなのに、不思議とその足並みは一糸乱れず揃っていた。

「飛騨鷹比等ねえ、国を相手に喧嘩とはえろうなったもんやなあ、あいつ。いや、いつか何かをする奴やとは思うとったけどな」

「尾張幕府の最後の良心にして、最後の砦と呼ばれる徹尾家が動くってことは、既に将軍家は、相当追い詰められてると考えられるよねえ」

「考える必要などない。敵がいるなら何の感情もなくそれを斬るのみ。相手がかつての友でも同じことだ」

「いやいや、ちょっとは考えたほうが良いんじゃなくて。鷹比等ちゃんは結構な策士なのよ。あたしとか私とかがまともに斬りかかっても、返り討ちに遭うのがおちでしょ」

「そうですね。彼の下には精強覇大な四天王的な四人組がいると聞きますし」

「それに隠密間者の参謀じゃ。詳しいことは調査待ちだが、鷹比等がたったとなれば、あれが同時に動いておらんはずもなかろう」

陳列された武具の間を縫うようにしながら、彼らは会話という名の独り言を呟く。
彼ら、僕と俺と私とあたしと拙者と儂、五人と一匹。
否、六人。

見た目も個性も、てんでばらばらでありながら、しかし、その根っこの部分は同一だった。
一人にして六人、六人にして一人。
上下の区別なく、貴賎の区分なく同一。
指揮官もいなければ、部下もいない。
集団ならぬ一個。

それが彼らの、彼の奇妙なありようなのだ。
戦国時代に生まれし、闇に包まれた剣法、虚刀流。
剣士でありながら刀を使わず、己が肉体を刀身にみたてて戦う最強の剣術。

その虚刀流の幹から伸びた六つの枝。
「んじゃ、いっちょう、国でも救おうか」
誰かが言った。

しかし、それは全員が言ったのと同じである。
そして六人は、鍵も閉めずに武器庫を出、表の世界に名乗りを上げる。

「虚刀流六代目当主、鑢六枝。参る」
「虚刀流六代目当主、鑢六枝。参る」
「虚刀流六代目当主、鑢六枝。参る」
「虚刀流六代目当主、鑢六枝。参る」
「虚刀流六代目当主、鑢六枝。参る」
「虚刀流六代目当主、鑢六枝。参る」

虚刀流六代目当主、鑢六枝、後に大乱の英雄と呼ばれることになる。
一子相伝の流派、虚刀流の歴史ににおける、唯一の六刀流の剣士である。

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「刀呢,收在刀鞘握著狀態最強呢
嘛,至少讓僕(自稱的名字)來說刀的話」

那裡有數不完的大量刀劍,全都被保管在尾張城地下的武器庫
家鳴將軍家在全日本,從古今中外之中,順手精選出來的各種武器
乏味的被謹慎整理排放著,就像美術館那樣陳列著
總而言之,就是舊將軍(戰國時代)所頒發的刀狩令所殘留的

當然那裡面,也有傳說中的刀匠四季崎記紀所做的刀,快接近千把的變體刀也排放在內
看這空間全體的人會被其飄盪著不尋常的氣氛的氣勢壓倒,
而在那樣的氣氛當中,那位男子有如不知從哪吹來的風一樣
嘎嘎作響著,不知是否是故意那般,邊發出刺耳的腳步聲,邊走著

那是瘦如細棒般的男子,從遠方看起來就像是竹結蟲的昆蟲一樣
很長的手腳,全長從上看下來也相當的長,但也沒糾纏到,
完全沒有給人巨大身軀這種感覺
被強風一吹,就會折斷似的,倒不如說是給人相當虛弱感覺得體型

但是那麼虛弱的樣子,他在這周圍陳列著數不清的武器裡面,卻沒有任何畏縮
那好像就是,比起這裡所保存的不管哪種武器,自己更加尖銳的感覺
正確來說,或許在這裡不是那樣的人不行,
因為那位奇異的棒子般的人是這個武器庫的管理員

「就精神上來說,用更簡單的初級語言來說
收在刀鞘著的刀身在曝露出來前,刀就隱藏著無限的可能
就像放在箱子中的貓一樣,到底是死了還是活著,完全無法得知一樣
就現實層面來說,就像是騙術一樣
從刀鞘中拔出來的刀,就像是賣弄的說出騙術的秘密一樣
雖說虛刀流混淆在黑暗中是最強的劍術,但正是因為渾淆在那其中才可以稱做是最強
從黑暗中出去到有光的地方的話,只是劍術而已
刀劍碰撞後就七零八落了。雖說最強,一直戰鬥的話,也會不行呢」

棒子般的人就這麼自言自語的完結話語
所謂的武器庫管理員,名譽上的職位,同時也是閑差
有著相當寬裕的時間,苦於無聊,所以才說著自言自語的話嗎?

但是,明明是自言自語,明明只是一個人的自言自語,卻.....
「喂,俺(另個人),你不那麼想嗎」,棒子般的人那樣的向身後搭話了

接著,從背後傳來了回答「不這麼想呢!僕(指棒子般的人)」

「所謂的刀,就是要斬才是刀不是嗎?向世間展現其鋒利才是刀
可以說是不需要刀鞘,刀鞘這種東西只是累贅!刀身就是要展現在外面」

在那裡的是有如球體般的男子,腹部圓周般的圓形,已經不是可以用肥胖來形容了
從前面看,後面看,上面看,完全沒有變化,都是球體般的輪廓

是走著嗎?還是說滾動著嗎?
完全無法理解的移動著,他走在棒子般的人後面,用著一樣的速度移動著

球體般的人對著棒子般的人說著
「無法發揮作用的刀,只是生鏽腐爛掉而已喔!僕(棒子般的人)
如文字所說的那個錆び一族的事
俺(球體般的人)對於流派還有門第不感興趣,
但是,只有像變成錆び一族那樣的事,我才不要」

「僕(棒子般的人)覺得那樣也不錯啊,俺(球體般的人)。
哪裡是不行,是衷心歡迎呢
刀身是生鏽了,腐朽了,斷掉了,那些只要收在刀鞘裡根本看不出來」

「看不見就好了嗎?」

「看不見就好了!有沒有是不知道,但有也好沒有也好,
都是一樣的(指上面說的刀身生鏽等等)
就算是沒了,只要裝做是有那樣行動的話,那就和有是一樣的,所謂劍術就是騙人就好了
就像是虛刀流即使不拿刀,也是被稱作劍士一樣」

「哎呀呀,還是老樣子,僕(棒子般的人)還真是老成呢,
就是因為那樣,才不知哪裡缺乏鋒利啊
正確來說,也就是說雖然被斬的話,有很大的痛苦
即使如此,在某種程度上和我一樣,
從平日不砍人鍛鍊就變如此,日本刀就是越斬越能鍛鍊的東西喔
關於那部份,私(第三個人)怎麼想呢?」,球體般的人視線稍微往上了一下

排列成一列的刀劍,在那大量的刀尖上方,對著那隨隨便便躺著的男子搭了話
但是,即使身體被刀劍刺著也沒有醒來的那個男子,用那樣的呼喚聲也不可能喚醒他

不對,正確來說,那些刀劍的刀鋒,無法刺入他的身體,也沒有穿透他的身體
那男子鋼鐵般的肌肉,不容許那樣的狼狽
鍛鍊到極限,如同鎧甲般厚實的肌肉
正是因為如此,把刀劍當作床鋪般睡著的莽撞動作,他也能完成
只是作為武器管理人,對於這樣的行為會被覺得是如何呢?

至少對於完全沒回應的他,球體般的人感到有些不滿
踢了他當作床鋪睡的刀劍的柄,讓他連同刀劍一起崩落了下來
忍受不住,極端肌肉男只好醒了過來「搞什鬼啊、俺(球體般的人)」

「工作中睡覺可不行呢、私(肌肉男)」
球體般的人,很了不起的敘述了為人本分,
但是應該管理的武器用腳踢這點,他就已經沒有說這種話的資格了

「這哪裡是工作!刀的作用明明就只有砍殺而已」,極端肌肉男冷酷無聊般的說著
就好像這世界中看的出有價值的東西一個也沒有,用毫無價值的一句話無法收拾的現象
決對不會不會發生,那樣的確信著

「像僕(棒子般的人)和俺(球體般的人)那樣,
想著亂七八糟的道理,自己的行為舉動驗證其意義也是沒用的
刀不應該帶著想法,再說也沒意思」

那樣怎麼都好的事,想著也是枉然而已,聽到極端肌肉男說的話,球體般的人
圓圓的聳了聳圓圓的肩
「還是和平常一樣,私(極端肌肉男)還是那麼固執」,發牢騷的說著

即使自己所說的被否定了,也沒什麼關係那樣,反而很高興
「正是因為如此,才那麼的堅固,才存在無法被刀刺穿的刀吧
平時也說過了,那份技術幾乎是忍者的領域了!知道嗎,那個真庭忍軍」

「不知道,也不需要去知道」對於球體般的人像是戲弄般的話,
極端肌肉男搖著腦袋,在地上隨便躺著
「私(極端肌肉男)才不想認同呢」

「不想認同,嗎」,對於他的發言內容,沒有任何開場白,
也沒有招呼的,突然有一句緊跟在私(極端肌肉男)之後的說詞

三人轉向發聲的方向,那裡有的是身材高的女子和身材矮的男子二人組
說出這句話的是女子
「但是,不侷限在於想不想,做的出認同別人這種出奇事的人
在這個世界上,可有那樣的一人嗎,嗯?」,她繼續這樣的說著

這女子確實是個美女,但是從那曝露的服裝露出的肌膚
完全沒有所謂的血色,透出來的是慘白,不,已經可以說是發青比較好的顏色情形了
全身的血管裡,代替血色,流動著是不是青色圖畫的顏料般的情況
明明是這樣,即使這樣也沒關聯一樣,完全沒有給人不健康這種印象,
古怪的氣氛纏繞在那女子身上

「例如說,離這個地下武器庫遙遠的上方,就連尾張幕府大將軍也,那個,現在是第八代吧?到底是不是,忘記了呢
那位大人也能好好的理解關於自己自身了不起的處境嗎?
不不,完全不是那回事,只是將降臨到眼前難懂的題目
一個一個按照順序解決後,不知不覺就到達了現在的這個位置
至於自己什麼理由存在於這裡,絕對是完全不曉得沒錯!あたし(女子)我就是這樣」

像是和私塾一起考試那樣,傾斜的姿勢那樣充滿諷刺的說著
青白色的女子向著旁邊的小孩徵求同意那樣
「吶,這樣的事,拙者(小孩)也和我同樣意見吧?」

被徵求意見的小孩,明明真的是只能看的出是小孩,卻奇怪的用著老成的口吻說著
「確實,拙者(小孩)我基本和あたし(女子)抱持著同樣意見」這麼回答了
聲音也不思議的為人老練那樣,不感覺奇怪的裝著大人的樣子
不知道怎麼說,好像真的像是活了千年已久的小孩一樣,光是站著就給人不尋常的威壓感

活著的人生是倍數以上那樣,對著青白色女子也是完全用著長者的視點
「但是,あたし(女子)話太多了,即使裝著賣弄說那種明顯的事,那才是無法認同的事
陳腐的僕(棒子般的人)還比較只專注於自己,那還比較好
開著現實的玩笑急躁,等待著的前方也只有絕望而已」用著告誡的口氣說著

對此青白女子也沒有反駁,只是敷衍的說了聲「是~」,但是也老實的點了頭

「想不通呢,僕(棒子般的人)並沒有想的那麼深入呢
但是,如果是認同對於現在自己的立場沒有不滿意的話,還真的蠻認同的唷
作為武器庫管理人也不錯吧,也不用出差辦事和許多人來往,過著隱居的生活」

「因為收在刀鞘的狀態的關係吧,
嘛,不過對於現況可以認同的也只有僕(棒子般的人)而已吧
雖然那樣的心境也很不錯
不過即使不是俺(球體般的人)那樣,
大家想去揮動鍛鍊刀身這樣的心情,應該也存在於某個地方喔
即使是私(極端肌肉男)、あたし(女子)、拙者(小孩)也都是一樣吧?」

「私(極端肌肉男)才沒有所謂的情緒」

「沒有情緒就是心情不好囉!嘛,あたし(女子)說起來我本來就不是人類
情緒、認同、滿足、意義、心,確實從一開始就沒有」

「就是那樣,說的事、說的程度,說的太過頭也不錯喔
但是,但是,確實無法試試身手,想習慣當刀的慾望,最少有比較好呢
但在這個太平盛世中,沒有那樣的機會吧?」

「不」

棒子般的人,球體般的人,極端肌肉男,青白女子,千歲的小孩,
隨意說著無關要緊的內容,打發著時間的談話
打發時間的自言自語,
因此那個聲音很輕易的插了進來,而那時正好是自言自語的時間才剛結束的時候

「大夥,盡情的高興吧!看來實驗刀利不利的機會到來了喔」
看過去的話,潛伏在陳列刀的架子裡的影子,一頭斑點模樣的狗在那
不,說是狗的話身驅也太龐大,也未免太巨大
而且可以從張開的大嘴中看見,有著能將人的頭部,一口就可以咬碎的銳利獠牙,
獠牙一顆一顆,有如獵犬那般

「哈~?怎麼回事啊,儂(獵犬)!突然從哪裡出現的啊,
什麼時候在那裡的,嚇死我了(棒子般的人)
我記得沒錯的話,儂(獵犬)今天不是輪到休息嗎?」

「休息時間已經結束了!儂(獵犬)、僕(棒子般的人)、俺(球體般的人)、私(極端肌肉男)、あたし(女子)、拙者(小孩)大家都一樣
所以我才說盡情高興吧,長久以來的自言自語的時間已經結束了
在戰國時代所產生出來的虛刀流,再次重見天日的時候到來了」
從みぎり得到的命令喔,斑點花紋的獵犬理所當然的理解人的語言,說著人話

然後,其餘五人也沒有插嘴,認真的聽著獵犬說的話,就等著那句話,認真的聽著

不久之前被人稱為東北的頭領,有名的諸侯,飛騨鷹比等舉旗造反幕府
現在這個國家,迎來了久違戰亂,將所有日本全國捲進來,爆發的戰亂
可以說是戰國時代的到來呢」

「喔~,那麼我們是沒有預料到的浦島太郎那樣呢
將那些事隱瞞到現在的みぎり還真是人品不好呢!那麼,從她那得到的指令是?」
聽完斑點花紋的獵犬的話,千歲的小孩混雜著諷刺的冷笑的提出的疑問,
獵犬也有如獵犬般的一笑回答了

「放置在徹尾家,作為傳說中的寶刀隱藏起來的虛刀流的奧意盡全力去發揮
將罪魁禍首飛騨鷹比等的首級取下,將這次的叛亂漂亮的完結,就這樣!
真是的,公主教養長大的她總是說些困難的事呢」

「哼--」  「哼嗯-」  「哼」  「哼嗯」  「哼嗯-」
儘管五人分別各自不同的反應
但是,卻用著一樣的端正姿勢,一下子就排好隊伍開始走了出去
全部的人,已經將作為武器庫管理人的工作丟棄

滿足於那工作的棒子般的人也沒有抱怨著什麼,斑紋的獵犬也理所當然的加入那隊伍裡
步伐動作明明都不一樣,卻不可思議的那步調卻有條不紊的統一走著

「飛騨鷹比等呢,真是不懂為什麼那傢伙要把國家當對手,
不,是個不知道什麼時候該做什麼事的傢伙呢」

「動用尾張幕府最後的忠誠,被稱為最後的堡壘的徹尾家的話,
那就表示將軍家早已被逼迫的走頭無路了」

「根本不需要去思考,有敵人存在的話,
毫無感情的斬殺就好。就算對手是以前的朋友也一樣」

「不不,稍微考慮一下比較好喔,鷹比等醬可是有著相當程度的策士呢
即使是あたし(女子)、私(極端肌肉男)被正面襲擊,也可能反遭到擊敗呢」

「說的也是呢,聽說他的手下有著精銳之稱的四天王四人組呢」

「而且有隱密的間諜參與策劃,詳細的事情還在調查中,
但只有相鄰在鷹比等旁的話,也不能將那些人同時派遣出去吧」

邊穿過排列的武器之間,他們邊說著談話般的自言自語
他們,僕(棒子般的人)、俺(球體般的人)、私(極端肌肉男)、あたし(女子)、拙者(小孩)、儂(獵犬),五個人與一隻。不,是六人

雖然外表、個性完全是散亂不堪,但是,那根源的部份還是統一的
一人同時是六人,六人同時是一人
沒有上下區別,沒有貧窮貴賤之分的同等存在。
沒有指揮官的話,就沒有部下。
無法成為群體的一個
那是他們的,他的奇妙之處

戰國時代所產生出來,包圍在謎底之中的劍法,虛刀流!
身為劍士卻不用刀,把自身當做刀身去戰鬥的最強劍術
那虛刀流的樹幹延伸出來的六枝樹枝。

「那麼,來去拯救一下國家吧」,某人這麼說了
但那相當於全部的人說是一樣
然後六人連武器庫的鎖也沒關上就走出來了,向著外面的世界報上大名

「虛刀流第六代當主,鑢六枝。參上」
「虛刀流第六代當主,鑢六枝。參上」
「虛刀流第六代當主,鑢六枝。參上」
「虛刀流第六代當主,鑢六枝。參上」
「虛刀流第六代當主,鑢六枝。參上」
「虛刀流第六代當主,鑢六枝。參上」

虛刀流第六代當主,鑢六枝,被後世稱為大亂中的英雄
只單傳的劍術流派,在虛刀流歷史中,唯一的六刀流劍士
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coopdar1345我的GP超人
「我的夢想在於璀璨的太空,穿越宇宙萬物星河,人類的探索之心,從無止息。」山‧布礠——《遙遠的星球》看更多我要大聲說昨天22:55


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