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天翼之鍊廣播劇:符文之子--追憶的雙劍 第三話

作者:雪恨天│2013-08-15 16:30:13│巴幣:6│人氣:873
此篇文章是昨天新釋出的「廣播劇第三話」的內容與小弟隨便翻的渣渣翻譯,

一、二話在這:

天翼之鍊廣播劇:符文之子--追憶的雙劍 第一話


第三話有興趣一樣可以搭配原文聽 ↓ ,


(點擊スペシャル即可收聽)

ボリス・ジンネマン(波里斯.貞奈曼)役:前野智昭さん。

イソレット(伊索蕾)役:諏訪彩花さん。

ヘクトル(賀托勒)役:國分和人さん。


第三話──白鳥。

 イシルダーと共に、月の島にやってきた僕は、巡礼者見習いとなるための儀式でダフネンという名を与えられた。
 和伊斯德一同來到月之島的我,在成為巡禮者見習生的儀式中被附予了「達夫南」這個名字。

 そして、真の巡礼者と認められるために、神聖チャントを学ぶよう命じられた僕は、その先生であるイソレットが待つ草原へ毎日通いようになった。
 而為了成為真正的巡禮者,被命令去學習聖歌的我,每天都會去教聖歌的老師──伊索蕾她所等待的草原上課。

「……」
……」

「どうしたんですか?」
「請問怎麼了嗎?」

「……わたしはいい先生ではないわ。これまで一度も誰かに教えたことなどないから。それに……あまり優しくない」
……我不是一個好的老師,畢竟從出生到現在連一次都沒教過人,而且……不怎麼溫柔。」

「……」
……」

「それでも、この修行を続けていく自信があるの?」
「即使如此,你還有繼續這個修行下去的自信嗎?」

「……はい。ずっと、続けていけると思います」
……是的,我想,我可以一直堅持下去。」

「……どうして?」
……為什麼?」

「これまで、何をするにしてもいい環境だったことなんて、ありませんから」
「因為至今為止,我要學什麼時都沒有一個好的環境讓我學習。」

「……そう。それじゃ、昨日教えた歌を歌ってみて」
……是嗎。那麼,來唱一下昨天教你的歌。」

「はい」
「好的。」


 神聖チャントの授業なのに、イソレットから教えてもらうのは童謡か民謡か、そんな歌ばっかりだった。
 明明是教聖歌的課,伊索蕾卻都只教我童謠啦民謠之類的歌。

 昨日覚えた歌を歌い、新たな歌を覚えて帰る。毎日が、その繰り返しだった……
 來這邊唱昨天教的歌,記住新的歌然後回家,每天每天,都只有這兩件事在反覆進行著……



 とある日のこと。
 這是在某一天的事情。

 神聖チャントの教室である草原に、異変が起こった。
 在聖歌教室的草原上,發生了一項異變。


「……ん? 何だ? あの白い光」
……嗯?那道白光是什麼?」

「……何だ、白い鳥の群れが光っているように見えたのか。……いや、違う。ただの鳥じゃない。後光が差してるみたいに光ってる。しかも、鳥の群れがいるのはいつもイソレットが座っている岩の上だ。でも、イソレットが……いない? ……っ!」
……什麼嘛,只是白鳥們聚在一起看起來像反光一樣而已嗎。……不,不對,這不是普通的鳥,牠們像是湖面的光芒一樣閃耀著,而且白鳥群聚的地方還是伊索蕾總是坐著的岩石上。可是伊索蕾她……不在?……!」

「イソレットっ! いないんですかっ!」
「伊索蕾!妳在不在!」

「何時だって同じ時間、僕より早くここにいるのに……」
「每次都是同樣時間,比我還早待在這裡的說……」

「クーーーー!」
「咕─────!」

「ーーうわっ!? ……お、うん? そのくちばしに咥えているのは……手紙?」
「──唔哇!?……哦、嗯?你嘴裡叼著的東西是……信嗎?」

「クー!」
「咕─!」

『今日の授業は崖の上で行うわ』
『今天的課在崖上上。』

「……これ、イソレットが?」
……這是,伊索蕾寫的嗎?」

「クー」
「咕─。」

「もしかして今……返事したのか? ……いや、そんなわけないか。相手は鳥だし。それより、崖の上って……」
「你現在該不會……是在回應我吧?……不,不可能,對方可是隻鳥啊。不管這個了,伊索蕾她說在崖上……」


 確かに、そこに崖があった。
 確實,有道山崖在那邊。

 イソレットがいつも座っている岩の後方には、切り立った崖がある。
 就在伊索蕾一直坐著的岩石後方,有道陡峭的山崖在。

 まさに断崖絶壁だ。
 完全就是道斷崖絕壁。


「こんな崖、どうやって登るんだ?」
「這山崖,該怎麼爬上去?」

「クーー! クーーー!」
「咕──!咕───!」

「もしかして、登る方法を知ってるのか?」
「你該不會,知道爬上去的方法吧?」

「クー」
「咕─。」

「やっぱり、この鳥は人間の言葉がわかるんだっ! 頼む! どうやって崖の上に行くのか教えてくれ!」
「這隻鳥,果然聽得懂人類的語言!拜託你,教我怎麼去到山崖上吧!」

「クー!」
「咕─!」



「クーー!」
「咕──!」

「ん?」
「嗯?」

「クーーー!」
「咕───!」

「どうして、あんな何もないところをぐるぐる飛んでるんだ? ーーまさか……っ!」
「為什麼,要在那什麼都沒有的地方咕嚕咕嚕地打轉呢?──該不會……!」

「何もないはずなのに、岩みたいな感触が……っ! この崖には、上へ登るための透明な岩の階段があるんだっ!!」
「明明什麼東西都沒有,卻有股岩石的觸感……!這道山崖中,有可以往上走的透明岩石階梯在!!」

「クーー! クーーー!」
「咕──!咕───!」

「あぁ、お前についていくよ!」
「啊啊,我會跟在你後面的!」


 不思議な白い鳥に助けてもらい、僕は崖の上ゆっくりと一歩ずつ進んでいった。
 被不可思議的白鳥所救,我一步一步緩緩地往山崖的頂端前去。

 だけど、徐々に到達しようとした、そのときだった。
 但是,就在快要抵達崖頂的那個時候。


「ーーうあっ!? うわあああぁぁぁっ!!」
「──唔啊!?唔哇啊啊啊啊啊啊!!」

「……うおっ!? か、体が……浮いてるっ!?」
……唔哦!?身、身體浮起來了!?」


 気付けば、僕は空を飛んでいた。
 回過神時,我竟然在空中飛翔著。

 不思議な風が導くままに、崖の上を降り立つと、そこで待っていたのはイソレットだった。
 被不可思議的風所引導,降落在山崖的頂端後,在那裡等待著我的人是伊索蕾。

 彼女の神聖チャントが、僕を助けてくれたのだ。
 是她的聖歌,將我救上來的。


「ヨズレルがあなたをここまでつれてきてくれたのでしょう」
「是尤茲蕾帶你來到這兒的對吧。」

「……ヨズレル? あの鳥はヨズレルというのですか?」
……尤茲蕾?那隻鳥叫作尤茲蕾嗎?」

「そう。彼女は、鳥のお姫様なのよ」
「嗯,她可是鳥兒們的公主哦。」

「お姫様……?」
「公主……?」

「昔、この島に辿り着いた、ただ数羽の鳥の中に王様の鳥がいたの。ヨズレルはその子孫なのよ。ヨズレル!」
「從前抵達這座島上,僅僅數隻的鳥兒們中有隻國王鳥,尤茲蕾就是那隻國王的子孫唷。尤茲蕾!」

「クーー!」
「咕──!」

「ほら、ヨズレルの首下を見て」
「來,你看看尤茲蕾的頸子。」

「……これは、ルビーの首飾り?」
……這是,紅寶石的首飾?」

「これは、正当な王位継承者に与えられる首飾り。王位を受け継ごうという、ヨズレルの意志の象徴よ」
「這是只有正統的王位繼承者才能夠被附予的首飾,這可是尤茲蕾繼承王位的意志的象徵唷。」

「そうなのですか……。あの透明な階段のことを知っているのはヨズレルたちだけなんですか?」
「原來是這樣嗎……。那,知道那個透明階梯的就只有尤茲蕾她們而已嗎?」

「今は……そうね、私と鳥たちだけ。けど、最初にあの階段を見つけたのはわたしの父なのよ」
「如今的話……是呢,只有我和鳥兒們知道。但是,起初發現階梯的是我的父親唷。」

「先代の剣の司祭、イリオス様ですね」
「上一代的劍之祭司,伊利歐斯大人對吧。」

「……ナウプリオンから聞いたの?」
……你從奈武普利溫那邊聽來的嗎?」

「……」
……」

「昔、島の北西の村に恐ろしい怪物が現れたの」
「從前,月之島西北邊的村莊出現了一個可怕的怪物。」

「……怪物?」
……怪物?」

「疫病で亡くなった村人たちも骸の山から現れたのよ。怪物に傷を恐れた人間は狂って死ぬといわれているのだけれど、その心配はなかったわ。だって……北西の村人は、一人残らず殺されてしまったのだから」
「因為疫病而身亡的村民們,也各個從骸骨堆中爬了出來。聽說,只要害怕怪物所給予的傷的人都會發狂而死。但是沒有必要擔心,因為……西北邊的村民們沒有一個存活下來,全都被殺掉了。」

「……!?」
……!?」

「父は、討伐隊を結成して北西の村へ向かったわ。その中に、ナウプリオンがいたの」
「父親他,組織了討伐隊後前往西北邊的村莊,而且奈武普利溫也在討伐隊之中。」

「ナウプリオンが……?」
「奈武普利溫他……?」

「怪物を倒すことは出来たけど、みんな戦いの中で死んでしまったわ。……けど、ナウプリオンはただ一人だけ助かったのよ! 彼は、父が彼一人を逃がしたのだといっているわ。わたしたちの村への伝言役としてね。……でも、真実は違う」
「雖然怪物是打倒了,但是大家都在那場戰役中身亡了。……可是,只有奈武普利溫一個人得救了!他說是父親讓他一個人先逃出來,為了向我們這個村裡傳達怪物這件事,但……事實並非如此。」

「真実は違う……、どうしてそんなことがいえるのですか?」
「事實並非如此……,您為什麼能說出這種話呢?」

「父は怪物を倒す為に、ある技を使ったはずなのよ」
「因為,父親為了打倒怪物,應該有用某一招招示才對。」

「ある技?」
「某招招示?」

「ええ、わたしには分かるなの。父の技について、一番よく知ってるのはわたしだから。もし、その技を使ったのだとしたら、誰も生き残ることはできないはずなのよ」
「嗯,我是知道的,因為最了解父親招示的人就是我。如果用了那招招示的話,是沒有半個人能活著的。」

「……けど、それはあなたの想像でしかないはずです」
……但是,這應該只是您的想像而已吧。」

「……それだけじゃないわ。父は、ナウプリオンを本当に嫌っていたの」
……不只是這樣,父親他,其實很討厭奈武普利溫。」

「イリオス様が……ナウプリオンを? どうしてなんですか?」
「伊利歐斯大人他……討厭奈武普利溫?為什麼?」

「……あなたが知る必要のないことだわ」
……這不是你該知道的事。」

「……」
……」

「……とにかく、もし一人だけ生かすことができたのなら、父は一番弟子のアンテモエサを選んだはずなのよ。彼女とわたしは、実の姉妹のように親しかったから。父なら、一人残されるわたしのために、そうしたはずなの」
……總而言之,如果能夠讓一個人活下來的話,父親他應該會選擇他的第一弟子安塔莫艾莎才對,因為她跟我就像真正的姊妹一般親近,如果是父親的話,為了被獨自留下的我一定會這麼做的。」

「……誰が生き残るべきで、誰が死ぬべきだったか、あなたの都合によって決まるのですか? イリオス様がナウプリオンを嫌っていたからといって、その言い方があんまりですっ」
……誰應該活下來而誰又應該死,這件事是可以由您的關係來決定的嗎?就算伊利歐斯大人討厭奈武普利溫,您剛才的說法也太不通情理了!」

「わたしは、父の決定として伝えられたことについて、疑問を呈しただけよ。ナウプリオンが死ぬべきだったなんていってない。ナウプリオンを……嫌ってもいない。少なくとも、あの時までは……」
「我只是,對作為父親的決定所傳達的事情提出疑惑罷了,我可沒說過奈武普利溫必須死這樣的話,而且我……也沒有真的討厭奈武普利溫,至少在那個時候為止……」

「イソレット……」
「伊索蕾……」

「結局のところ、北西の村で何かあったのがわからないわ。でも、ナウプリオンは何かを隠している、それだけは確かよ」
「結果,西北邊的村莊發生了什麼事我們根本不曉得,但是唯一知道的一件事就是,奈武普利溫他隱瞞著什麼事。」

「……」
……」



「はぁっ! てやっ! たっ!」
「哈!嘿啊!嗒!」

「……俺はこの島の子供の中で一番強い。だから、ナウプリオンの弟子入りして次の剣の司祭になるのはこの俺、ヘクトルだったはずなんだっ! なのに……あの大陸からきたダフネンとかいう野郎のせいで……ーーせやっ!」
……我可是這座島上的孩子們當中最強的,所以擔任奈武普利溫的弟子來繼承下一任的劍之祭司的人應該是我,賀托勒才對!但是……卻因為那個從大陸來的叫達夫南的傢伙給……──赫啊!」

「ちっ、棒術なんか生ぬるくてやってらんねえぜ。やつは帯刀を許されてるっていうのに。しかもあの野郎、最近はイソレットと仲良くやってると聞く。先代の剣の司祭の娘、そして当代の剣の司祭の後ろ盾があるとなれば、いくら大陸出身の者でも剣の司祭の候補者からはずわけにはいかなくなる。適当に理由をつけて消すことができればいいんだが……、あのナウプリオンの弟子だ。この俺とて簡単に倒せる相手ではない。」
「呿,棒樹什麼的真不帶勁兒,懶得練下去。那傢伙可是被允許帶著刀,而且聽說最近還跟伊索蕾感情很好。既有著上一代劍之祭司女兒,又有現代劍之祭司作為後盾,就算是出身於大陸的人也不太可能從劍之祭司的候選人剔除掉,如果能隨便找個理由將他的資格給抹滅掉就好了……。他可是那個奈武普利溫的弟子,即使是我也不是一個能簡單打倒的對手。」

「……ふ、なら俺以外の誰かにやらせればいいだけの話……か。ふ、ふふふ、あはははははははっ!」
……哼,那麼就只有讓除了我之外的人去幹這勾當了……嗎?呼、呼呼呼,啊哈哈哈哈哈哈哈!」


這次又是滿滿的伊索蕾和波里斯的回合(剔除一隻鳥和一個人),

卷數大概是新版第三卷後面跟第四卷中間的伊索蕾父親一事,

剩下的兩次沒意外的話一次是賀托勒的計謀,

剩一次應該是伊索蕾和波里斯的離別

P.S.:這次創作頭像用的也是ゆーげん畫的桌布。





P.S.2:官方的四格一樣新增翻譯。

引用網址:https://home.gamer.com.tw/TrackBack.php?sn=2129429
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留言共 4 篇留言

鯊魚
https://truth.bahamut.com.tw/s01/201308/61d85d8bd874cd1a7070955d163cc9e1.JPG?w=300

08-15 16:35

雪恨天
http://i.imgur.com/R8XuA8l.jpg08-15 17:26
BluisHMoon
くー!うわあああぁぁぁっ!

08-18 06:37

雪恨天
https://truth.bahamut.com.tw/s01/201308/61d85d8bd874cd1a7070955d163cc9e1.JPG?w=30008-18 09:53
ILRIS
推啊!!!!!!!!

08-26 21:30

ILRIS
不過賀托勒整個被配得好反派XDDDDD
雖然他中間被波里斯救了之後有洗白XDDDD
不過前面真的是個小白目w

08-26 21:34

雪恨天
是啊XDD 誰叫一個小毛頭來跟他搶劍之祭司徒弟位置呢XDDD08-26 21:51
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ilove487奇幻小說連載中
《克蘇魯的黎明》0686.身為傭兵的驕傲看更多我要大聲說昨天19:53


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